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カテゴリ:シリーズ 師匠の思い出

お彼岸で思うこと

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はさ、思うんだけど・・・
株やってて、負けが混んでくると、なんだかこの世界に「必勝法」みたいなもんがあるんじゃないかって思ったりしないか?
師匠と出会う前の俺なんか、とにかくこれでもか!ってくらい負けたんだよな。たまには獲れてたかもしれないけど、印象としては毎日負けてたような、そんな記憶しかないし・・・。
で、そんな最中に、この世界にも「必勝法」ってのがあるはずだ。でないと、商売として成り立たん、とか屁理屈つけて、とにかくいろいろ探してたよ。
まるで、中世の錬金術師を追い求める没落貴族だよなぁ(苦笑)
けれども、何としても見つからんし・・・。
それでも、諦めなかったけどな。
で、ますますズルズルと嵌り込んでしまったわけなんだ。
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なので、N村OBの師匠と知り合って、親しくなると毎日のように聞いてた。
それで毎日、はぐらかすような返事ばかり。
全部、曖昧さがあるんだよな。それじゃ、「必勝法」にはならんわけよ。
で、言い争いみたいになって、俺も興奮してたんだが、師匠もかなり怒ってたな。
「おい!いまの俺を見りゃわかるだろっ!」
って言われて、ハッとしたよ。そういうことかぁとも思った。
お世辞にも豪邸とは言えない普通の一戸建て。あちこち修繕が必要なくらい年月も経ってる家。車はトヨタで確かカムリかなんか・・・。決して余裕のある生活ぶりではなかったし。
「そういうことかぁ・・・」
と、俺は失望もした。

そんなことを、仏壇で手を合わせて思いだしたんだ。仏壇には何枚か写真が飾ってあって、その中の一枚は、俺と師匠のものだったんだよ。この家の応接には俺の持ち込んだパソコンがそのまま、置いてあって真っ白な布がかぶせてある。ちょこっと布を捲ってみると、当時の大きな灰皿があって・・・。
「師匠、運よく勝ててます」
って報告してきたんだ。
きっとお彼岸なんで、向こう岸から、俺を観てるかなって思ったよ。

「株に必勝法なんかない。なぜなら未来が織り込めないから」
それが師匠の本音だったんだな。そして、その意味が、この2年間でようやく少し理解出来た気がするんだよな。ぶっちゃけを言えば、予想なんか当たらない。だから、そういうことに自信もないし、確信も持てないから、玉が長期で持てなくなっちまったんだ。

株式投資ってのは二通りしかない気がするんだよ。一つは長いレンジで経済がどうなるか予想して今よりも良くなると思えば買いとなる。だから、買いのチャンスなんて滅多にない。将来が織り込めないのにどうしてそういう投資ができる?と言われそうだが、そして全くその通りなんだが、過去と比較して今が悪ければ、将来は良くなるという漠然とした感覚、としか言いようがない。経済は成長するから、というのも理由になるかも。それらは結局のところ経験則なんだよな。
そしてもう一つは値動きを売買する。いわゆる短期トレードで理由はどうあれ値動きで利ザヤを抜ければ儲かるってことだよな。

師匠には、どっちか選べと言われたよ。もちろん値幅を取りたいって言ったわけ。だったら、どんな時に株価は上昇して、どうなったら株価が下落するのか、って聞かれたんで、買われたら上昇して売られたら下落する、って答えた。
「わかってるじゃないか!」
だって。
「じゃどうなれば買われてどうなれば売られる?」
「う~ん・・・それはいろいろ理由が・・・」
「バランスだよ。需給のバランス」
「はぁ・・・・」
バランス言われても、板見てれば分かるけど買われる時は買われて売られる時は売られるから、常に売り買いのバランスは崩れてる。けれど、1日を通して買い51、売り49なら株価はプラスになってる。その理由を考えろってことみたいだった。

いま考えると、それまでそんなことは考えたこともなかったんだよな。それから板の見方も変わったし、株の必勝法と言うよりも、毎日、株価が動く理由を追い求めてたよ。だから、俺がブログなんかやると、余計なこともたくさん書いてしまうんだ。予想もするし、リスクも書く。それらはその時点でのものなんで、どうなるかは分からない。分からないけれど、常に自分の位置を確認する意味で大切なことだと思ってるわけ。週末になれば、前週の記事を読み返して、それからどう変化したかをチェック出来る。まずは自分のいる位置が分からんことには、話にならないからな。

だから、記事は読み流してくださいね。マイペースで書いてるだけなので(苦笑)
それでも、毎日見てくれているなら、持ち越しの精度がいかに高いか、分かってもらえると思ってます。そこが、何とかなってる理由だって、自覚してるんだよね。そのうち、勝てなくなるだろうけど(苦笑)

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師匠の思い出 5 カネと思うな!(後編)

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jessy
(世界大恐慌の前夜、膨大なショートで4000億円(現在の価値)以上を儲けた伝説の投資家:ジェシー・リバモア)

週末金曜の後場になって、いよいよ厳しくなってきた。含み損は500万の手前まで達してた。もう、俺は耐えられなくなっちまった。
「Yさん、ヤバイです・・・・」
「だな・・・」
俺は泣きたい気持ちになった。この4カ月、やっとの思いで稼いだのに、一週間で500万もヤラれて・・・。
「どうしたら・・・」
「切れば!?」
「・・・・」
金曜の後場の2時半ころ、大きめの板にぶつけて全株をロスカットした。資金は、せっかく2500万まで積み上げた資金は、一気に2000万を割り込む始末。だが、それがその日の底値。翌週にはほどなくして反転しだしたんだ・・・。
俺は茫然とした。そしてこれまで何度も負けて、損切りばかりしていた頃を思い出したよ。失う辛さ、というのはホント、尋常でないくらい辛い。辛くて、落ち込んで・・・。マインドコントロールを失って、どうにもならなくなるんだよ。

翌週の水曜に師匠のところに顔を出した時、4%ほど値戻りをしてた。
「少し押して、下値を割らないで戻ってくれば、買えばいい」
師匠はそう言ったんだ。
でも、当時の俺は損切りした銘柄なんか見たくなかったし、買う気も起きなかった。そんな俺に師匠は「買い」と言ったんだよ。
「Yさん、気分悪くて買えないよ」
「どうして?ロスカットしたから?」
「そりゃ、あの金額を切れば落ち込むでしょ」
「なんで?株だよ!」
「500万ですよ、500万。高級車1台分だぁ」
「あのね・・・」

師匠は俺に言ったんだ。
株式投資をしている以上、株価の上下はつきものなんだ。当然、理由なんか関係なく売りたい奴なんていくらでもいるんだよ。資金繰りのために嫌々換金するという投資家もいるだろう。良い銘柄と言っても買って直ぐに上昇するなんてことはないよな。むしろ板みてて、売ってる気配を感じたら、ポジションを閉じて買い直せばいい。
で、ここからが肝心なことなんだが、株式投資の資金を「カネ」と思った瞬間にまけるからな!それだけは、覚えておいてよ。


500万あったら何でも出来る。贅沢もたくさん出来る。車だって買えるし、毎日美食に酔うことも、高級な服をたんまり買うことも出来る。それは500万円というカネだからな。ところが、株やってるとそんなものは下手をすれば一瞬で消えるんだよな。そんなとき、「500万が消えた!大損した!」と思うと、何も出来なくなる。だから、「500点負けた」と思いなさいってことなんだ。「カネ」に置き換えない!
「株の資金はカネじゃなくて点数と思え」
そんなことを師匠に言われた気がする。
そして、「信じて7000万も投資した銘柄を、どうして再度買えないの?」と。
「買えば資金を回収できると、どうして思わない?」

いままで、俺はそんなこと考えたこともなかったんだ。ロスカットした銘柄は未練を持つより株価ボードから消したりしてた。だが、「悪材料で下げたんじゃ無ければそんな必要ないし、チャンスはいくらでもあるし。そういう銘柄こそ、大事に株価を監視しないといけない」って言われたんだよ。

そういう投資行動はすべて、資金を「カネ」と思ってるから起こることなんだって気がついた。そしてやられたらリベンジの可能性を必ず探る、という癖も付いた気がする。師匠は俺が損切りした金曜の大引け後・・・
「取り戻せば問題ないよ」
と言ってショートホープをくゆらせていたよ。その日4箱目の最後の一本だと言ってたな。
  

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師匠の思い出 5 カネと思うな!(前編)

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師匠と一緒に相場をやった期間は正味半年くらいだったと思う。そして仕事の関係もあって、またいろいろと師匠に叩き込まれて、なんとか一人でも相場に向かい合えると思って、一応卒業ということになった。其の時には、かき集めたなけなしの500万が3500万程になっていた。
4ヶ月目くらいの相場で俺は、「これは」という銘柄をどうしても欲しくなった。その時は師匠が選んだ4銘柄の買い建て、売り建てを繰り返すことで何とか勝ち進んでいたんだが・・・。
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(麻布の渡辺喜太郎氏も大物相場師だった・・・)

「Yさん、この会社どうです?」
「小型株か。止めておいた方がいいよ」
「どうしてですか?でも業績良いし、割安だし・・・それにこの業界も俺はちょっと詳しいんで」
「う~ん・・・じゃ、買ってみれば?」
「いいんですか?」
「いいもなにも、君の資金だからね」
というわけで、俺は4751サイバーエージェントをほぼ全力買いで向かったんだ。師匠の維持率50%まで、というのも無視して35%まで買った。自信があった。ちょうど今頃の季節だった気がする。これから年末に向かって小型株は上昇ムード。しかもこれで勝てれば、失った3000万は全額回収できてお釣りがくる、と獲らぬ狸の皮算用に夢中になった。100%とは言えないまでも90%は勝てると思ってたんだ。

「買い過ぎだよ。調整して」

そんな師匠の言葉にも耳を貸さなかった。というか、あしらったと言った方が適当かも。心の中では、師匠のいうことをちゃんと聞かないとまずい、と思いつつ、どうしてもこの勝負はやってみたかった。業績もPERもチャートの位置も、形も、全て上昇を示唆してたんだよ。

大勝負だよな。2500万あって7000万近く買い建てたんだから・・・。3割は獲れると思った。下手しても10%は堅いと・・・。その日は仕事も手に付かず、夜は興奮して寝付けなかったよ。何度も何度もチャートをみて、四季報みて、YAHOOの掲示板を隅々まで読んだ。若くしてマザーズ上場を果たした藤田社長って凄い奴だなと。経歴も、交友関係も、繋がりも、全部調べたよ。IT社長ってのは、なにもかもが、派手だったな。

翌週になると、株価は揉み合いの展開になって、ジリジリを値を下げた。そして確か5%ほど買い値を下回って、維持率が30%を割り込んだ。含み損は約350万。週半ばを過ぎて師匠の処に顔を出した時は、平然を装ってはいたものの、内心は「青菜に塩」だったよ。
「売られてるな・・・」
師匠のこの一言が、胸に響いた。いや、鋭いナイフで抉られるような感じだったよ。なぜなら、師匠の口から「売られてる」という言葉が出る時には、必ず確信を持ってのことだったから・・・。

「売られてますか?」
「うん、ポジション変更してるよ。売り物の出方で分かる」
「というと?」
「株価を下げさせないように売ってるだろ?ほら、買い板が埋まってくるとバサッとやる。けれど、下の節目までは売らない」
板には確か5000枚くらいの買いが下値に入ってた。板はその10ティック上辺りで推移してた。

「空売り入ってますか?」
「当然入れてるだろうな。だから、このままなら、タイミングで厳しい売り方してくると思うよ」
あの頃、確か空売り規制がいまみたいに厳しくなかったからな。一旦始まると、成り行きで空売りをしてくるのが、外資の常だった。

「でもどうしてこんなに安い銘柄を投げるの?」
「投げる理由なんかいくらでもあるんだよ。株価の安い、高いじゃないんだよ」
「そうなんですか?」
「株価が、安いの、高いので、買ってるのは個人だよ。大口はもっと別の視点だろうから」
「・・・」

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師匠の思い出 4 板の節目

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「株は節目で買い、節目で売る」師匠が俺に良く言ってた言葉なんだ。

上昇相場になると、高値圏では「利食いと買い」「空売りと買い戻し」が交錯するよな。今の日本市場のザラバなんか、大きなロットが板にちょくちょく出現する。俺がよく弄る8306三菱UFJなどは、9月頃までは売り板の節目でもせいぜい20万株程度だった気がするが、このところ上値の節目では50万株100万株という大ロットの売り板が出現するようになった。さらに言えば、引け成りの枚数も非常に多く、前場は大したことは無いにしても大引けでは600万株800万株というとんでもない枚数が出来てしまうよ。それほどに売買が活況になったと言うことでもあるんだが・・・。
2
(師匠違いだけど・・・苦笑)

実際ザラバの板で10万株の売り買いは結構大変だと思うよ。そして0.1刻みになったんで大きなロットは成り行きになった。だが、売り買いともに板が出来る前にドンドンと売買が先行してしまうので、相当に目まぐるしく動いているように見える。けれど、良く見ると株価の節目、節目で大口が取引しているのが分かる。

また小型株なんかだと、板の動きは100株単位と非常に小さいところに、数千株という売り物や買い物が出現する。出来高が一日で1万株、2万株の板に5000株も売り物が出ると、ゲンナリすることが良くあるけどな。たとえば、地合いが買いに傾いてくると、この大きな板を取ってくるし、売りになればあっという間に売られる。なので、大きな板に乗るのは意外に有効な戦略なんだよな。

昔、師匠について取引していた頃の俺は、大きな板が出現するとゲンナリしたんだよ。そして必ず大きな板の前で売買していたんだ。そうしたら師匠は、
「大きな板がでたら、その前であまり売り買いしないほうがいい」
と言うわけ。
「どうしてですか?(大きな板が邪魔で)売買出来ないよ」
と俺が言うと、
「大きな板は、クロスと呼吸なんだよ。大口同士がザラバを使って取引するのをクロスというし、相場が傾いたときに一気に反対玉を出すのを呼吸というわけ。どちらも意外にあっさりと成立するから見てなさい」
と師匠は言った。俺にはその意味が分からなかったんだ。

たとえば大きなロットの玉を売りたいとき、ザラバで売れば値を崩す。そんな時大口は証券に打診するんだって。急いでいるときは買い手を探してもらってザラ場で売買してしまう。だいたい売り手の事情である場合が多いから、クロスが出たら、株価は結構上昇する可能性が高いらしい。逆に、証券経由でなくてたとえば投資顧問みたいな、そんな玉の場合は「解体」の可能性が高いから、クロスが出ると株価は大きく崩れると。要するにそういう、特別な取引がザラバで行われているわけだから、それを見極めるべきだと師匠は言った。

「そんなの、板見てるだけじゃ分からないですよ」
「そりゃそうだが、怖いのは分かる奴がいるってことなんだよ」
「たとえば?」
「その取引を知ってれば、それに乗じてひと儲けを企てるのが人情だろう?」

そういうのって素人にはとても見分けがつかないよな。けれど、小型株なんかで、CB発行してたりする企業が結構あるんで、その場合は「いいようにヤラレルよ」って言ってたし、俺もそれは理解出来るよな。たとえば3686DLEという銘柄で、会社はM&Aによる運転資金不足を補うために、野村証券を引受先として「行使価額修正条項付き新株予約権」を発行したんだ。これねぇ・・・CBの中でも最も手強い部類のCBなんだが、この会社は過去に16回もこれをやらかしてる。如何にも「会社にとって有利な資金調達」みたいに思わせるんだが、実際には貸株契約みたいなものも同時にやるのが常套手段で、それでいいように株価を弄られると。
今回も発表で大きく値を崩したが、何故か株価は戻った。これは理論的におかしいわけで利益が希薄化することは、無視されてるんだよ。長期に渡って資金が必要な時に会社がこれを発行し・・・なんてのは、株主無視のふざけた資金調達だからな。俺はこの企業を見限った。

「じゃ師匠、節目で売買っていうのは?」
「理屈を言うと、板ってのはオークション形式で、つまりは売り買いの合意で価格形成されるわけで、そこには、ほらっ、心理的な要因がたっぷりと入りこんでるんだな」
「そう言うのは理解できるけど・・・」
「たとえばちょっと大きな玉を売買したい投資家がいたら、多少たかくても安くても、大きな板にぶつけようとするだろう?」
「なるほど・・・」
「節目ってのは、目標なんで、売りやすくて買いやすいんだよ」

確かに言われてみれば、その通りかもと思ったし、以来活況な板の場合節目での売り買いが俺は圧倒的に多くなった気がする。たとえば今年の7974任天堂のポケモンGO相場の時は、俺はほとんど節目での売買だったよ。いまも8306三菱UFJは節目が多いと思う。

「上値の大きな売り玉をブレイクしたら、その上は買わないほうが良い。また下値の大きな板をブレイクしたらその下は買い。」
「なるほど・・・」
「いいかい?板ツキっていうんだが、これを粗末にしなさんな」
「はい・・・」

流石に師匠クラスは奥が深いと思ったよ。実際の現場でやってた人の言葉なんで、アルゴ全盛のいまだって十分に通用すると俺は思うね。
 

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結局、株価が将来どうなる、といういうのはロングの株式投資を、それも年単位での勝負を賭けるときにはある程度意味がある。けれども、個人投資家のような短期で値幅を狙おうという投資の場合には、日経平均がどうなる、みたいな予想は的中率は5割だと。もちろん、トレンドというのがあって、傾向はでるけれど、それとて明日はどうなる?と言われても当たるもんじゃないって師匠は言ってたような気がする。

気がする、というのはとうとう最後まで明確な答えはもらえなかったんだよな。
「相場は上がったり下がったり」
っていうのが師匠の口から頻繁に出てた。確かにその通りだと思ったよ。今回の任天堂の相場だって、「このままずっと¥50,000くらいまで行くんじゃないか?」なんて思いながら買ってた投資家が多いと思うんだよ。けれども、結果としてそんなことはなかった。

「大事なのは、株価が上下に動くときの変わり目を板から感じとること」

師匠はそう言ってた。
「大きな日経平均の上下動もそうだけど、デイトレするときのザラバの板も同じだと。どちらも潮目の変化があって、それが感じとれるようになったら、そんなに負けなくなるよ」
「そんなの、わかるの?」
「なんとなくな。20年も板みてりゃ、わかるようにもなる」
「コツとかあるわけ?」
「潮目が変わるんだ」
「潮目?」
「そう、満ち潮と引き潮の境目」
「そんなもん・・・・」
「だから板みてろっていってるだろう?」
「みてたら分かる?」
「どうかな」

どうかな、言われてもな。けれど、そう言われてしまうと、真剣に見てると何となくわかるような気になってくる。そして後の三ヶ月くらいは、ずっとそんなことに大の大人が二人して、画面にかぶりつきだったんだ。
小さな17インチの師匠の家のパソコン画面。力が入ってくると、師匠の顔にくっつきそうで(苦笑)俺もタバコ吸うし、師匠は俺の3倍吸うし・・・。部屋中がとんでもないことになったね。
そのたびに師匠の奥さんに叱られた。
「窓あけて!」
ごもっともでございます(苦笑)
それである日、師匠の家にパソコンを持参したんだよ。19インチの2画面のやつ。師匠は・・・
「こんなの持ってきちゃって、会社思い出すじゃないか!」
「いけませんか?」
「まぁ、いいよ」
まんざらでもなさそうだった。

二人で、ザラバの潮目の当てっこをするわけ。
師匠は8割以上当たる。俺は最初のうちは3割とか・・・・。
師匠は現場にいて注文の出方を知ってるんだよ。だから変化が分かる。けど、俺なんか何もしらないわけだから・・・。
そのうち、師匠が注文を解説してくれるようになった。
「あっ、いまのは外資」
「いまのは委託」
「どうしてわかるの?」
「外資はタイミング良く成り買いを始めるんだよ。委託は2テンポ遅れてロット買いする」
「そんなのわからんね、俺には」
「分かるようになるよ」

「買いで同値に何度も小さく注文いれるのは、怪しいよ」
「売りは強引な買いが入った後の2分後から」
「それって空売りのこと?」
「そう。売って返せば、短期筋なら逃げるから。その逃げで下がるだろ?」
「なるほど・・・」

もうどれもこれも珠玉の会話だろ?そいうのを、大の大人が延々とやってるわけだから、傍目では異様な光景だったかもな。
それで三ヶ月後には俺も6割くらいは当たるようになったんだ。

今の板を師匠に見せたらなんて言うかな?今の板はビンビンにアルゴだろう?それで指し値の7割くらいは実質的な見せ板だからな。けれどザラバの買い転換、売り転換もある意味では潮目があると思うんだよ。もちろん、今は師匠の教えは通用しない部分も多いと思うけど、不特定多数の参加者が多い任天堂とかマックでは、凄く分かりやすかった。通用する部分もまだまだあるかな?と実感したんだよ。

今月の俺の取引を師匠に見せたかったよ。
 

師匠の思い出 3  予想

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師匠の家に通い始めて一ヶ月くらいして俺は師匠にしつこく質問してたんだよ。
「日経平均上がりますか?」
「この後、半年くらい日本株は上昇?それとも下落?」
「来週の日経平均はどうなの?」
「この銘柄、上?それとも下?」
こんな質問を日に何度も師匠に投げかけるんだが、師匠はいつも曖昧だったんだ。
最初のうちはニヤリと笑って「どうだろう?」とか、
「君はどう思うの?」とかイナされる。
気がつくと、俺がペラペラしゃべってたりな。師匠は聞き手にまわってるんだよ。
「そう思うなら、それでいいよ」って感じだった。
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(師匠はヘビースモーカーだったよ)

だが、俺が毎回のようにそんな質問ばかりするもんだから、あまりいい顔をしなくなってな。
「板を真面目にみてないと」
なんて注意されちゃう。
でも、ロングのポジ持ってて、板を見てたって面白くないだろ?興味は儲かるか、損するかだけだもんな。そして儲かってきたらいつ売り食いするか。逆に含み損になったら、どうするのか、とそういうことしか頭になかったわけだよ。
「あのさ、板見てるだけじゃなくて、もっそ相場の見方、上がるか下がるか、どうやって見るのか、教えてよ」って言った時、ちょっと怖い顔して睨まれちゃってな。ちょっと険悪なムードになった。

「あのね、そんなこと、分かるはずないだろ!」
って強い口調で言われたんだよ。
「分からないっていってもプロじゃないですか」
「相場の行方が分かったら、俺はいま、こんなことしてないよ」
「でも、それが分からなくてよく証券会社が務まりますね」
「バーカ!証券だって仕手屋だって、分かる奴なんかいないんだよ」
「そんなもん?」
「あーーー、そんなもんだよ」

正直、俺は唖然としたよ。それまでは、株式市場ってのはカネの唸った本尊がいて、そいつらが動かしてるもんだと思ってたわけ。よくキナ臭い投資顧問みたいのが、「仕手筋から情報はいりました」とか言ってな宣伝してたりするし。それから外資とかもそう言った類で、相場を動かすんだ、なんて思ってたし。だから、そういう理屈からすれば、少なくとも相場はある程度意図的に動くものってことになる。N村に30年以上も務めた師匠なら、そのくらいの情報入手先があると思ってたわけ。
ところが、「分からない」と言うわけよ。
このおっさん、何出し惜しみしてんだよ!くらいに思ったわけだ。

だがこの後も師匠のところでいろいろ教えてもらって3カ月くらいすると、何となくその意味が、「相場はわからない」と師匠が言ったことが理解出来るようになってきた。なぜなら、会話の中に出てくる師匠の予想は結構外れるんだよ。木曜、金曜と週に2日通ってたんだが、木曜の後場はザラバを見ながら、結構明日は上かな、なんて言ったりするわけだよ。そう言うの、半分くらいしか当たらないんだよな。けれども、実際の運用成績は小さな資金だったけど、1.6倍くらいになったんだよ。

それでさ、俺も「予想・・・ほんとに出来てないんじゃ?」と思うようになってきた。N村30年と言ったって、その程度?みたいな感じ。けど、上手い具合に獲れてるんだよ。なんか、ちょっとおかしいなって気になってきたんだ。
(予想 2に続く)

 

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あなた、有名人ですから(18日更新!
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調子に乗ってくると、何度でも続けて取引したくなる。それが株だよな。
たとえば、狙ってた株が噴いて10万勝てて、資金が110万になった。すると、利食いした後に直ぐ次の投資をしたくなる。
師匠に付いて勝ち始めた時、俺が調子に乗って連続で「買い」を入れようとしたら「待て!」と。

木、金と週に2度師匠の下に通ってた。そして特に金曜は時間に都合付けて昼までに師匠の家に行って、後場に翌週のポジを作ったんだ。その日は前場に持ち銘柄が急騰して望外な利益になった。そして後場寄りでリグって、直後に別の銘柄を買おうとした時だった。

「直ぐに買いに入るのは絶対にダメ」
「どうしてですか?いま、調子にのってるじゃん」
「だからダメなんだよ」
「そんなもの?」

当時は今のように信用でも枠一杯しか取引できなかった。日計に回数制限は無かったけど、取引ごとに証拠金の枠が減っていくんで、何度かやればお仕舞いだったんだよな。

基本的に値幅狙いの取引の場合、値幅がとれるのは相場(地合い)が盛り上がった時。だから利食い出来た時はある意味相場が過熱してる時だから、連続取引すると「加熱した玉」を掴むことになる。
それが上昇するかもしれないけど、落ちる可能性のほうが遥かに高いっていう理屈だよ。
 
「それはわかるけれど、勝ち癖を付けるっていうのもアリなんじゃ?」
「君は、博打してるの?博打ならアリだけどね」
「そのつもりはありませんけど・・・でも、株ってある意味博打でしょう?」
「違うよ。全然違う」

何となくその日の後場は、師匠と気まずくなったよ。
翌週になって、師匠の考えを聞かせてもらったんだ。

「博打なら確率は1/2。そんなことは、俺には分からん!けれど株式投資は博打じゃないから、俺はなんとかここまで仕事としてきたんだ」
「なんとなくわかりますけど・・・」
「株っていうのは、騰がるか下がるか、決まってるんですよ」
「きまってるの?」
「そう、それで問題なのは誰がいつどのくらい売り買いするかがわからないことなんだよね」
「確かに・・・」

小型の新興株なんかだと、また事情は違うらしいが、当時比較的大型株で取引してたので、そういう銘柄は基本的には日経平均通りの値動きをすると。そして売りたくなるようなときは、みんな売りたくなって、買いたくなるようなときはみんな買いたくなるってことを常に意識してないといけないってこと。なので、上手く行って利食いしたら、そのときの地合いや日経平均をじっくりと確認することが負けないために重要と。

リグって勝ったら「もっと勝つ」のではなくて「負けないようにする」。
それが師匠の教えだったよ。

これを読んだ方は、こんなこと当たり前だ、と思うかもしれないけれど、意外に取引してると忘れちゃうんだよね。当たり前のことが出来なくなっちまう・・・。それが株式投資だよな。

 


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今年の4月に俺の師匠との出会いを書いたんだ。宣伝(アフィリ)もしたんでお叱りも受けたけど、俺はアフィリなんかどうでもよかったし、手法が師匠と近かったので参考になれば、と思ってアフィリしただけなんだが。

今月に入ってなんとか生き延びてるし、このブログを始めてからもう1年半になる。それで最近週末になるといろいろ考えるんだよな。そして時々師匠の言葉を思い出すんだよ。個人トレーダーなんて孤独もいいところでな。やってみるとわかるけど、本当に辛いんだよな。けれど、なんとか逆転したい、みたいな気持ちは絶対に捨てられないし、目標を諦めたらそれで終わりだからな。

寂しい時や辛い時は「俺だけじゃない。みんな寂しいんだよ」って思う。師匠と一緒に株取引してる時が本当に楽しかったし、いま、こうして孤独に耐えていろいろ調べたり。負けた時の悔しさとか、勝てたときの喜びとか、そういうのを、何とかして何かにぶつけないと、壊れそうだよ。

なので、これからは時々、ブログに書いて行こうと思った次第。特に師匠とのやり取りは、多分みんなも参考になると思うし、俺も思い出してかみしめたいので、シリーズ(不定期)にすることにした。
良かったら、読んでください。

まず「師匠の思い出 第1回」は、この4月9日に掲載したものをアフィリなしで再掲載します。
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「年初相場が荒れた年は、その後一年間は荒れ場になる。」


格言ではないけれど、俺もそれを実感してますよ。最初にこれを聞いたのが俺の師匠からでN村証券を退職したばかりのY氏だった。何度かブログでも紹介したけれど、当時の俺は相場で3000万以上を呑まれ、自棄になってるときだったから、「何言ってんだ?このオッサン」程度に受け流してましたけど。

下手の横好きで株式相場に向かって気が付くと蟻地獄のように負け続け。最初は「株でひと財産」のつもりが負けると「(負け分を)取り返す」に変わり、種銭をかき集めては証券口座に入金するの繰り返し。気が付くと投資してはいけないカネにまで手を付ける始末で負け分は3000万を超えてたな。
それでも、まだ「勝って全額回収だ!」と思ってましたよ。S高を5回獲れば・・・なんていつも考えてた。
そんなだから、危険な銘柄ばかり狙う。だから余計に勝てない。蟻地獄とはまさにこのことだよな。

あるときかなり焦燥して、Y氏に頭を下げた。
「何とか獲り返さないと商売もヤバイです。助けてください」と平身低頭。
「勝たせることは出来ないかもしれんが、負けなくすることは出来るよ。俺も失業して暫くは暇なんで通ってこいよ」って言ってくれた。
それで半年間、仕事の合間を縫って木・金と週に2度のペースで通ったんだ。
あの頃、ちょうどライブドアショックになって1月の終わりから相場が荒れた。その年は年末から小型新興株がPER100、200当たり前と言うくらいに買われて個人投資家は有頂天になってる頃だったよ。突然降って湧いたライブドアショックで相場がひっくり返った。あの年の相場も半年以上荒れたよな。



その時に、実際の相場を見ながらY氏はいろいろ教えてくれたよ。けれど実践以上に基本的なことをすべて教えてくれたんだ。そして証券業界の裏側とか、外資と国内証券の関係とか・・・。たまたまだが、俺のオヤジの知り合いにあの麻布自動車の渡辺幾多郎氏がいて、師匠のY氏とは旧知だったんだ。オヤジと師匠と渡辺氏で渡辺氏がオーナーの喜連川ゴルフ倶楽部でプレーしたこともあって、Y氏は親身になって俺にアドバイスをしてくれた。
俺にとっては「地獄に仏」だったんだ。
その後約1年間で、あのどうしようもない相場で俺は手元の400万を2500万にした。というかなったんだよ!Y氏の言う通り相場を張った結果だった。

かといってインサイダーな情報があったわけでもないし、特別な銘柄を買ったわけでもない。もちろんS高なんてのは無縁もいいところ。ただし、信用で売り買いを駆使して素直に相場を張っただけだった。銘柄は4つだけ。業界違い業態違いの絶対に倒産しない4銘柄を選んで、それしか値動きを見ていなかった。いつもY氏と作戦会議をやる。4銘柄のチャートとにらめっこ。そして地合いの論議。週末の金曜に翌週のポジションを決めるんだ。で、木曜には決済してY氏に報告する。滅多に金曜までは持ち越さない。場合によっては金曜に新たなポジを作ることもあった。
不思議なことに、その繰り返しだけで資金が増えたんだよ。

「師匠、どうして相場がわかるの?」
「わからないよ。わかったら苦労しない」
「でも、勝ってるよ」
「負けないようにやってるから」

そう言う時の師匠の笑顔が忘れられない。
ヘビースモーカーでいつも師匠の部屋の灰皿は山積みだったな。
知り合って1年半したころ脳卒中で倒れ、そのまま急逝した。あまりに突然だったよ。

その後、俺は商売を畳んだ。ほとんど倒産で借金は清算できないほど残った。丸裸になってすべてを失った。家も家族も友人も・・・。生きる術を失ったんだよ。けれども、最後の最後に、師匠の墓参りに行ってその時、思った。俺にはまだ経験やノウハウや、そう言う無形の財産が残ってる。

この先どう生きようと、とりあえず目先はそれを生かすしかないと思ったんだ。いや、師匠が「ダメ元でやればいいじゃないか」って墓の下で囁いてたよ。
ちょうど1年前の2月のことだったな。
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相場で何かあると、まるで走馬灯のように師匠の顔が浮かぶんだよ。それでいまにも崩れそうな自分の気持ちを立て直すんだ。勝てたときは一人大声で叫ぶ!「師匠、やったぜ!」ってな。
いい歳したオヤジがバカみたいだろ?
株式投資ってのは、相場ってのは、そんなバカみたいなもんだからな^^)


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