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日本株を読め!【2019.1.26】戻り天井を形成する週

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前週日経平均予想 ¥20,500 日経平均引値 ¥20,773

米国ダウは個別決算を足掛かりにして、連日「米中交渉の合意期待」とか「FRB金融政策の正常化ペース鈍化思惑」と言った「期待感」で戻りを試した週となったな。期待先行型の相場だったわけだか、やはり根底には「米国経済はピークアウトしているという意識」が投資家にあるのはほぼ間違いないわけで、薄商いのなかの戻り、という現象に表れてる。
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(中国経済はガタガタ)

米国経済のファンダメンタルズは多少の陰りはあるにしても依然として雇用が堅調。なので、なかなか崩れそうでいて崩れない。しかし、徐々にトランプ大統領の政策効果も剥げて来て、この先どうなる?という問いに対する答えは明確でない。そんな中、トランプ大統領と民主党は3週間の暫定予算で合意して、政府機関の閉鎖を暫定解除するというニュースが伝わった。そして相変わらずムニューシン財務長官は「米中交渉は上手く言ってる」といって市場を煽ってる。

恐らく米中交渉は貿易面に関しては一定の合意形成になるだろうし、そうなると株式市場はもう一段の上昇もあり得る。つまり、薄商いのなかでの株価上昇はそうしたイベントを意識した吊り上げであることはほぼ間違いない。そうしたニュースで動意なら、大口は売りぬけるのに絶好の機会を得る。

一方日本市場もまた、米国のそうした作戦に追随して上昇していると考える。今の日本経済の状況や中国懸念、韓国懸念を考えればとても「買い」の出来る地合いでないことは明白。つまり、すべては米国短期筋、投資銀行筋の思い描いたシナリオで動いているだけだろう。

(米国ダウ日足チャート)
1-25ダウ

期待先行での戻りはすでに$3,150に達していて、上値のレジストラインに近づいた。一応の目安としては、このレジストライン辺り、$25,000辺りであり、その位置ならば米国経済の現状を素直に反映している株価になると思う。通年で考えると、昨年12月24日の大底からV字で回復した株価は、再度下値を試すモードに突入すると考える。昨夜(1月25日)の足は、戻り高値付近で出がちな「上放れ塔婆」とも見ることができ、この週末にネガティブ材料がでるようならば75日線に届かないことも十分の有り得る。オシレータでは買われ過ぎであることは明らかな株価の位置だと思う。

(日経平均日足チャート)
1-25日経
一方日本市場も事情は米国ダウと同様だ。ただし戻りが甘いのは、日本企業の中国との関係性や、今年が消費税増税イヤーであることが、心理的に大きく作用しているから。上値のレジストラインの勾配はダウのそれと比較して遥かに急であって、下落トレンドを否定するには材料不足と言わざるを得ない。したがってここからの戻りは、巷間言われているように¥21,000が目途となる。そして恐らく、来週は個別企業の決算ウイークに突入し業績が確認できれば、反転してしまうだろう。


米国の投資家は、少なくとも中国経済の現状を買いかぶり過ぎている。中国経済の状態は想像(指数があてにならんので想像するしかないが)以上に悪化していると見るのが正しいだろう。最近の中国は、景気指標の改ざんのしようがないほどの景気レベルにある。中国では国営企業や共産党の息のかかった企業以外、融資が受けられない。したがって輸入を多くを担う民間企業はシャドーバンキングに頼っているわけだが、これが政策的にコントロールできないから理財商材の組成が出来ず、民間金融は急激に悪化し、企業倒産は数万件、数十万件に及んでいる。

つまり一度そうなってしまった経済は、なかなか復興できないわけで、そうなると今回の中国経済の危機的状況は、米中貿易で妥協すれば一層弱体化するのは明らか。となると、トランプ政権の対中国対策と相まって、日に日に潜在リスクは拡大していると見るべき。今回の株価の戻りは少々楽観的すぎると思うし、リスクは非常に高いと見る。
したがって来週2月1日(金)の日経平均株価は、戻り天井を形成したのち反落モードに突入するとみて・・・
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日経平均株価:2月1日(金)引け値 ¥20,200
ドル円:¥109.00

を予想する
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日本株を読め!【2019.1.19】戻り高値を試す週

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前週日経平均予想 ¥20,000 日経平均引値 ¥20,666
juudai

日経平均は25日線に届かないと予想したけどなぁ・・・見事に外してしまった。理由は言うまでもなく米中交渉に対する期待感。ムニューシン財務長官の「完全撤廃提案」を長官周辺がWSJにリークしたことがきっかけで、3日連続で関係改善期待が高まって米国市場が上値追い。それに伴って日経平均もとうとう25日線を突き破ったね。

米中貿易交渉はトランプ大統領の強硬な発言とは裏腹に、2025年までに貿易不均衡を解消するという中国側の提案で妥協しそうな雰囲気。しかしトランプ政権は同時に、ファーウェイ、ZTEに対する締めつけを一層厳しくしているし、対中国の知的財産権侵害、ダイバーセキュリティ問題に関しては妥協できないだろう。なので、貿易問題で妥協するとしてもそれは序章に過ぎないと思う。なので、この問題はそう簡単に片付くものではないという認識に変わりはないね。

(米国ダウ日足チャート)
1-18ダウ
米国ダウは圧巻の11本連続陽線で遂に75日線を捉えた格好になった。さらにこのタイミングでトランプ大統領は、日本時間で20日午前5時に重大な発表を行うと予告し、今日(19日)で29日目を迎えている政府機関閉鎖と国境の壁問題に関係した新たな提案を行うとした。その内容次第では21日の米国市場は続伸の可能性があり、その場合$25,000手前が戻り高値となる可能性があると思われる。
だが、その後は流石に利食いに押される展開になるはずで、決算もいよいよ製造業関連がメインで、弱含むかもしれない。


(日経平均日足チャート)
1-18日経
一方の日本市場は戻りが非常に甘いのは、どうしても中国への依存度が高いこと、そしてドル円が春に向かって円高になるという予想があるから。米中貿易関税がある程度妥協したとしても、影響は決して小さくはないはず・・・。一部では悪材料出尽くしということも言われているけれど、今後の日程からして75日線に届くとは思えない。ただし、¥21,000までは真空地帯と言えるので、このあたりは米国市場の影響を受けやすいだろうね。

この半年間、常に米中貿易戦争に振り回されてきたわけで、その反動が米国市場ではきっちりと現れたと言える。その動きを支えたのが、予想外に出足好調な米国企業の決算だった。だが29日間に及ぶ政府機関閉鎖の悪影響は徐々に見え始めている。民主党が頑なにトランプの予算を拒否しているのは、妥協すれば次期大統領選挙での敗北を受け入れるに等しいと考えているから。この問題はトランプ大統領の象徴的政策で選挙公約でもある。なので、実現するようならば、勝負にならなくなるのは明らかだ。

裏を返せば、この問題が出たから、米国の対中政策にブレーキがかかったともいえる。トランプ政権の対中政策では民主党も賛同しているからだ。なので、明日のトランプ大統領の「重大発表」というのは、民主党と折り合うならば、再度中国制裁に焦点が当たるかもしれないね。
しかし、来週は米国市場、まずは利食いをこなさないといけないわけで、そこで海外勢が日本株を買ってくるかどうかがポイントになりそう。個人的にはさほど買われないと思うので、来週1月25日(金)の日経平均株価は・・・
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日経平均株価:1月25日(金)引け値¥20,600
ドル円:¥109.00

を予想する
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これを出してくると思ったぜ!というか今の不確定要素の塊のような相場でははっきり言ってこれしかない。俺のワンナイト・ギャンブルもこの範疇だからね。 これは大推奨だな。
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日本株を読め!【2019.1.12】個別株相場の週

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前週日経平均予想 ¥20,500 日経平均引値 ¥20,359

FRBパウエル議長発言によって、今年の利上げに関するネガティブな姿勢から一気に戻りを試す展開になった今週の米国市場。政府閉鎖が継続する中にあっても、利上げが停止し、米中対立がやわらげば、年末年始の急落は一時的な調整と言うことになると、強気筋は考えた結果だ。しかし、同時に円高が進んだことで、日経平均の戻りは甘かった。
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(トランプ大統領の圧力に屈したパウエル議長)

さて、年初から難しい地合いが続く中にあって、どうも今一つ今回の戻りに乗れていない投資家も多いはず(もちろん、俺も買う気になれない)。その理由はほかでもなく、今回の株式市場急落をもたらした懸念は何一つ解決しているとは思えないからだ。株式市場の評論家やアナリストの多くは、「底打ち反転相場」と買いを煽り続けた。しかしその根拠は非常に曖昧で、結局「利上げがなければ株価は上昇する」と言うことに終始していたように感じる。しかし、明らかにトランプ政権の圧力によって金融政策の方向を変えたFRBパウエル議長に対する信頼性は剥落したと思うし、今後徐々にそうした見方が増えてくるのではないか?と思う。

結局、利上げ出来ない、と言うことはつまり今年の経済に関して自信が持てないと言うことであって、米国政権とFRBが互いに経済運営の責任をなすり合った結果だと思う。仮に、米国経済が減速するようなら、それは、トランプ政権の政策のせいだ、とパウエル議長は言うだろう。

(米国ダウ日足チャート)
1-12ダウ
大きく戻りを試した米国ダウだが、来週はいよいよ$24,000-$25,000の戻り売り圧力が強く上値の重くなる価格帯に差し掛かる。そして米国企業の通期決算発表と今期予測が本格的に始まる週となることで、米中交渉に関する進展が期待できない状況のなかで、実体経済が企業業績に及ぼす影響を投資家は確認しようとするはず。
絶好調だった12月雇用統計は、基本的に遅行指数であって、求人倍率の低下や景気指数の鈍化が業績に表れるかどうかが最大の焦点になってくる。なので、来週からは、個別企業業績に反応する相場展開になるはずだ。恐らく、米中貿易戦争の影響が出てくると思われるから、株価はとりあえず$25,000越えられないと見る。そして、個人的には予想外な見通しを各企業が示すのではないかと思っている。


(日経平均日足チャート)
1-12日経
25日線を越えて上値を伺う姿勢を見せている米国ダウとは裏腹に、円高の影響が色濃く出ている日経平均は、25日線を超えることが最大の目標になっていると思うが、個人的には、¥21,000手前まで伸びて25日線を越えても一時的であると考える。現在の国内経済の状況は、ほぼデフレ状態に回帰しているわけで、状況は悪いと言わざるを得ず、また政権政策に期待感が持てない状況では「消費税増税」という呪縛が内需を圧迫し続けるだろう。一方、輸出企業に関しても、今年の円高傾向は米国金融政策に左右される展開とならざるを得ないために、円高は当面止まりそうにない。また期末に向かっては、円買い需要が増加することもあって、基本的には週前半で戻りを試すも、広範囲は垂れてしまうと読む。その意味では、日経平均の下落トレンドは全く止まってはいない。


米中貿易戦争は、トランプ政権の対中政策の一面に過ぎず、現在でも知財権交渉、資本自由化交渉、およびサイバーセキュリティ交渉は全く目途が立たないばかりか、着々と中国に関する締めつけを強化しつつある。現実には中国の米国投資は完全に(と言えるほどに)出来なくなっていて、アリババが出資企業をIPOさせる、と言った楽観的な記事が伝わることは異常だと思う。日本の大手メディアと同様に米国のメディアも米中対立の本質を報道していないわけだ。しかし、国防権限法の下で中国の米国内でのスパイ拠点は排除されるだろうし、投資規制も強化されるはずで、さらには日本企業への対中輸出自粛が要求されるのは時間の問題だ。
現在の株式の戻りは日米ともに「株式市場の緩み」に過ぎないだろう。そしてその「緩み」は続いても来週までと判断する。したがって来週1月18日(金)の日経平均株価は・・・
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日経平均株価:1月18日(金)引け値 ¥20,000
ドル円:¥107.50

を予想する
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日本株を読め!【2019.1.5】ゾンビ相場復活の週

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前週日経平均予想 ¥19,500 日経平均引値 ¥19,561

大発会の日本市場は、アップルショックにISM製造業景況指数の悪化がかぶさって、ADP雇用統計のサプライズを打ち消す格好で大幅安した米国ダウに鞘寄せ。何かあるかもしれないという期待はあったが、まさかアップルが下方修正とは・・・。結局、マグレ当たりの¥61差で着地できた。しかし、5日の米国雇用統計はADPを上回るほどのサプライズとなり、その上にパウエル発言と言う超特大サプライズが上乗せになって、前日の下落をすべて打ち消す大幅高で切り返した。
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(トランプが要求しても絶対に辞めない!と断言したパウエル議長)

日経の記事によれば・・・

パウエル氏は米ジョージア州アトランタで開いたアメリカ経済学会の年次総会で、歴代議長であるバーナンキ、イエレン両氏と討論会に臨んだ。FRBは保有する米国債などの資産を圧縮する「量的引き締め」も進めているが、パウエル氏は「問題が発生すれば見直すこともためらわない」とも述べた。

パウエル議長が公に発言するのは18年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決めて以来初めてだ。パウエル氏は雇用統計の改善などを挙げて「米経済は底堅く推移している」と強調した。ただ、金融市場については「中国経済など世界景気の下振れを警戒している」と指摘。年2回とする利上げシナリオも「我々は辛抱強くなれる」と述べ、利上げサイクルを一時停止する考えをにじませた。


これでFRBパウエル議長は、従来の方針を180度転換するような政策変更という可能性を示唆したことになるし、現実に「雇用と物価を根拠にするというFRBの政策根拠」を「景気の下振れの可能性」にまで広げたことになる。しかし、裏を返せば、「これまでの景気指標は強かったし今後も底堅いとは思うが、下振れるリスクがあるために年2回の利上げは既定路線としない。状況によっては利上げしないこともある」と言う意味。来週の相場は、このパウエル発言の影響を大きく受けるだろうね。

(米国ダウ日足チャート)
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雇用統計がサプライズとなって、好感して大幅上昇。けれども同時にFRBの利上げ路線を肯定するとして、売り物が出始めた矢先パウエル発言が伝えられて切り返し、そのままイケイケになった格好のダウ。国内景気が絶好調の上に、最大の懸念事項だった「利上げ」をやんわりと否定したのだから、上がらないはずもない。3日の下落を翌日に全否定してなお、直近高値をブレイクした日足は強い。
だが、こうなってくるとトランプの過激発言が復活するね。早速国境の壁建設で揉めてることに関して「政府閉鎖は何年でも!」とぶち上げた。この問題で、民主党がある程度妥協すれば、戻りに拍車がかかることもある半面、習近平が「軍事衝突に対する備えを」とぶち上げたことで、対中政策が激しくなることもある。直近弱気相場入りしたダウの戻りは、現時点では25日線が目途に。そして最終的には75日線を抜けるかどうかにかかっていると思う。
いずれにしても来週は戻りを一層試す展開になると・・・。

(日経平均日足チャート)
19-1-4

前夜の米国市場でのアップルショックを受けて、関連株が売られ、加えて円高の影響で大発会の日経平均は▲¥452。しかし戻りを試す展開になって長い下髭で終えた。加えて、昨夜の米国市場では前日の下落をほぼ全戻しする大幅上昇となった影響で、日経平均CFDは¥20,000復活となった。5日線を上回り反撃体勢へ。ただし、戻りは¥20,500~¥21,000程度が限界の可能性も。来週25日線まで戻すのは難しいと思うね。
雇用統計で買われたドルは、パウエル発言によって押さえられた格好になる・・・。つまり、円安への過度な期待はできないと思うし、¥110には届かないのではないか?来週はある程度戻りを試すだろうし、年始相場らしい動きも期待できると思う。問題はその後だ・・・。

FRBパウエル議長の方針転換は、現実には12月の利上げに対する後悔なのだろう。トランプ大統領からのFRB攻撃の影響はないということだが、心理的には相当にプレッシャーを感じたに違いない。利上げをして、株式市場が暴落した。それは株式市場の「雇用と物価だけで金融政策する時代なのか?」というFRBに対する抵抗のように見えるし、実際に日本でも雇用が好調でもデフレ寸前という状況も有り得るわけで・・・。FRBはそのことに明確に答える手段を持っていない。雇用と物価安定はFRBの政策規定なのだから。ただ、金融政策の運用にはプラスアルファの要素があってしかるべきと株式市場は考えるだろうね。

何はともあれ米国は、中銀の金融政策に変更が見られた以上、株式市場にとっては大きな節目になる可能性が大だと思う。まさか、とは思ったけど、このタイミングでFRBパウエル議長がこうした発言をしてくると言うのは、株式市場の急落に対してかなり危機感を持っていたことの表れともいえる。これで、米中協議が進展すれば、一気に戻りを試すことも有り得る。ただ、日本市場がどこまで米国市場と連動するか・・・そのあたりは非常に難しいわけだが。したがって来週1月11日(金)の日経平均株価は・・・
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日経平均株価:1月11日(金) 引け値 ¥20,500
ドル円¥109.80

を予想する
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日本株を読め!【2019.1.4】大発会引値

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前週日経平均予想 ¥19,000 日経平均引値 ¥20,014

相変わらず一週間後の日経平均の予想差が¥1,000以上という・・・まったく当てにもならん状況だけど、まぁ、めげずに来年も継続しようと思ってます。ちょうど週末の土曜に書くので、なんというか一週間のザラバを振り返って、という感覚が70%くらいあるので、なかなか難しいけど、予想(前提)のない記事は、意味がないと思うし、週明け月曜、火曜と状況がどう変化するのかを感じ取ることができるから、それなりに(自分にとっては)有益なんで。今年も外しまくって一年経ってしまいました。ご迷惑をおかけいたしました。 
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(実質的に中国経済はもう死んでる・・・)

というわけで、米国市場では、年金が6兆円の余剰資金でガンガンに買いあがってダウ$1,000を演出したことで、だいぶムードは良くなったと言われてるけどね。カルパースとか、その手の資金がこんな無茶買いするとは思えんけどなぁ・・・(苦笑)。売られ過ぎてた反動もあったし、市場参加者が限定的だったってこともあるけど、これももしかしたらAI取引が原因なんだろうと思う次第。ちなみにダウの取引の70%~80%はAIによる自動取引だってことなので・・・。AIならば、ネガティブな記事やツイッターにも反応するだろうから、今後は市場参加者が戻れば、そう簡単じゃないと思うけどね。 

というわけで、来年は日本市場でもますますAI売買が増えるだろうし、本当に個人投資家は受難の時代に突入だと思う。その上高速取引されたら、本当に堪らんよな。現に売りも買いも玉を小さくして規制にかからんようにやってるしな。俺なんかももう付いていけないんじゃないかって感じてる。今年は日経平均は年足で陰線になって、売り坊有利の相場展開が多かったお陰でハイパフォーマンスを記録できたみたいだけど、あと1年、売り坊有利が続くかも、なんて密かに期待もしてたりな。


(米国ダウ日足チャート)
12-28ダウ
出来高が急増した21日は確かSQだったと思うけど、それを除くとさほどの出来高を伴った陰線は出てないのよ。つまり底値から急反発したことが果たして良かったのか?という疑問は大いにある。俺自身、売り建て玉の持ち越しを決めたのは、この日足の形が結構大きかったのよ。こうなると、状況がさほど好転しない限り、戻りは売られる。なので年末年始3日間先行する米国市場、ということを考えると、売られる可能性はかなり高いと見る。実際、懸念材料は減るということもなく、むしろ長期化する政府金閉鎖とか、ファーウェイ、ZTE製品の使用禁止とか、ますますネガティブになってきてるのも事実。1月後半から米国企業の決算が始まることも買い辛い要因になるだろうし。なので、28日の陰線は結構象徴的だった気がする。市場の興味は2019年の業績見通しで、FRBが利上げをやめたとしても、さほどの効果はでないだろう。年初は、厳しい相場からスタートせざるを得ないんかないか?

(日経平均日足チャート)
12-28日経

同様に日本市場の場合は、目先円高の懸念が相当に高まってるし、2019年の秋までは消費増税が重石になるだろう。もっとも安倍政権がこのまま消費増税を断行する場合だけど。日本経済の見通しは2019年はますます厳しいものになるだろうし、特に市場を牽引してきた半導体・電子部品がちょっと厳しいわけで、また日米通商交渉も1月下旬から開始されることを考えると、ここからの戻りは限定的と考えて自然だと・・・。そこに円高が直撃するようならば、多分「買い」での勝利はおぼつかないかもしれんね。こんな時は異常に人気化する銘柄が1つ2つ出るかもしれんので、当たれば大きく利食いもできるかもしれない。
いずれにしても、ファンダで買っても勝てない相場が続く可能性が高いと思われる。

個人的に非常に気になってるのは、25日の▲¥1,010の理由なんだよね。何もなくて、25日クリスマスという市場参加者が限定的と思われた局面で、これだけの下げを演じたという事実。これは普通では考えられないだろうから。そのあたりがどうも引っかかるのよ。
何か理由があって徹底的に買い残を整理したと考えるのが自然で、先物を叩いて崩したという説明だけでは納得がいかないね。こういうときは、その「理由」の表面化が近いと頭の片隅に入れておいたほうがよさそうだ。したがって、この場面ではまったく楽観的になれない俺としては・・・新春1月4日(金)大発会の終値は・・・
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日経平均株価:1月4日(大発会)引け値 ¥19,500
ドル円:¥109.90

を予想する
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