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カテゴリ:シリーズ 日本株を読め

日本株を読め!【2017.7.1】益出しの週(本格化?)

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日経平均予想¥19,500 金曜引値¥20,033

需給相場となった米国株式市場は、新値を更新できなかった。FRBストレステストで全行合格ということで、金融株がマーケットを牽引したものの、利益確定の流れを食い止めることができなかった・・・と言った様相。トランプ大統領就任後半年にして、新大統領の政策に対する期待感は剥落し、同時に各国中銀の金融緩和政策の終焉を暗示した週となって米国市場は目先の天井となった(と判断する)。
frb
(株式市場の運命はFRBが握ってる!?)

一方日本市場でも、6月20日に年初来高値を更新して以来、ザラバでこれを上回ることはできなかった。相場は相変わらずの円安頼みの展開で、米国経済の減速感が払しょくできない以上、おそらくここから上は見ないだろうという感じを改めて強めた気がする。

これで、欧米ともに金融政策に対し、方向転換を示唆する雰囲気ができつつあるとともに、早晩日本も政策転換を余儀なくされるだろう。国内景気に対して益々ナーバスになっている米国政府が、円安を歓迎するはずもなくこのまま為替が¥120へ、と考えるのは非常に無理があると思われる。つまり、今後は下値¥110を試したドル円は、再度ブレイクを試す展開にならざるを得ず、株価が下落を開始すると売りに拍車がかかる可能性も否定できないだろう。
(米国ダウ日足チャート)
dau30

米国ダウの4月以降の大陰線からの反発局面を見ると、先高観を見出した投資家が猛然と押し目買いをいれて、大きな陽線を発現させて来たわけだが、今回は株価の位置も高値圏ということで、昨夜のダウは「十字線の孕み足」となった。大引け間際に急落し、陽線を否定した格好になったことで、5日線を回復できず目先株価の行方は「下」であると思う。
そして米国は独立記念日以降はサマーラリーで上値追いをすることなく、高値圏でのもみ合い、または調整入りとなるはずだ。この値位置での大陰線は、「手仕舞い売りのサイン」としか言いようがない。

(米国NASDAQ日足チャート)
nas30
一方先行して利食いが始まったNASDAQは、6月15日、29日と下値をブレイクしてきた。そして昨夜はGU気配からの陰線となり、これで25日線の傾きは一気に下向きになった。「短期下落トレンドでは直前の下髭をなぞる」という言葉通り、75日到達は不可避と考える。
NASDAQもダウ同様に戻り高値を更新できなかったことから、26日の陰線は「行き詰まり線」となったことからも、状況によっては下落スピードが速まることも想定するべきだ。

(日経平均日足チャート)
nike30
 

米国市場の状況を受けて、先高観を喧騒された日経平均も、結果的には新値を獲れなかった。そして、直近では2度目のアイランドリバーサルを現示するチャート形状になった。4月以降では3度目の25日線タッチとなって、そこは2度の反発起点になったわけだが、今回は冷静にみて反発起点とはならない公算が大きいと思う。前回のアイランドは5月24日のGUで否定したが、月曜に窓を埋められなければ俄然気持ちの悪さが残る形状になる。6月23日下値の¥20,089まで月曜に上昇出来るかが一つのポイントであると思う。

(ドル円ポジ)
kawase
さらに日本株を大きく左右する為替ポジションだが、現在FRB利上げによってドル買いポジが積み上がった状況。多くの投資家が円安を見てるわけだが・・・。円買いの実需のある7月8月にこのまま¥115辺りを目指すとは、個人的には思えない。

金融緩和縮小に対し最も身構えたのは欧州市場で、特に昨晩は非常に引け味が悪く、ドイツ、フランスは明確に75日線下に突っ込んでの続落となった。これらの状況を総合的に判断すれば、戻り傾向になった日経平均は、絶好の「逃げ場」となる!? 少なくとも3日の米国市場は4日の独立記念日の前でポジション調整となるはず。となれば、短期筋にとっては絶好の叩きどころになるのでは?特に日経平均がGUスタートとなれば、(日銀封じで)まず叩かれることは覚悟しなければならない。巷では売り越しの続いたGPIF資金の動向が言われているし確かに買い越しに転じているらしいが、この局面では買えないはずだ。
従って、7月7日の日経平均引値は・・・
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日経平均株価:¥19,500(7月7日引値)
ドル円:¥110.50

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を予想する。
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日本株を読め【2017.6.17】益出しの週

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日経平均予想¥19,800 金曜引値¥19,943

米国経済の減速傾向が日々拡大し始めている。けれどもFRBが利上げに踏み切ったことでなお、一時的な減速という見方は変わらず、しかも原油$45ドル近辺まで下落したにも関わらず、ダウは史上最高値を更新するという、何とも腑に落ちない米国株の動き。株式マーケットは、いまだにネガティブファクターを無視し続けているのが、何とも気持ちの悪い週だった。
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(アマゾンは店舗販売小売を大型買収)

bitFlyer

日本市場は・・・相変わらず割安感と日銀のETF買いに下支えされた人工相場に終始。押し目から日経平均¥20,000になると急激に上値が重くなるという展開。しかも、相場のトレンドはほぼなく、為替の動きに一喜一憂する値動きが続いたね。¥20,000の上値が重いのは需給と言うよりも、為替の動きに対する感応度の影響だろう。

(米国ダウ日足チャート)
ddd
MSQをほぼ史上最高値近辺で通過した米国ダウは、5日線に沿って非常に堅調な動き。この日足を見る限り大多数の投資家が来週の堅調な地合いを予測していると思う。
先週は「天井形成」としたわけだが、このチャートを見る限りその兆候はないと言える。なので、来週の値動きは、続伸する相場と見るのが正解のように思われるが・・・

(日経平均日足チャート)
nnn
一方の日経平均は、為替の動向に影響されて2日急騰の後に短期調整に入ったと見ている投資家が多い。揉み合いながらの下落傾向も「利食いをこなし需給改善」となるパターンが多く、上値のレジストラインを抜けてくれば、株価は上放れするという見方が多い。事実、アナリストの分析も来週は¥20,000台の攻防との見方が大勢を占めている。しかし・・・
 

昨夜のダウは寄り付き後、売られる展開となったものの、大引けに向かって徐々に値を戻して最後は引けピンでMSQを決めた。これで今後の株価の方向性が決まるわけではないにしても、投資家マインドとしては上値を追ってゆくとは、予想し辛い位置であることは確かで、先週のダウの強さは、このSQ狙いであり、木曜、金曜にザラバ高値を超えられなかったことで「行き詰まり線」となる可能性は否定できない。

またいよいよSQ明けの来週はファンド中間決算の最終週であり、この局面、この地合いを考えれば一気に益出ししてくる可能性がかなり高いと思う。根拠は、すでにNASDAQが益出しの調整入りをしているにも関わらず、一貫して買われていたダウの動きへの違和感だ。米国市場ではダウとNASDAQに関しては日本市場のような大型、小型の定義は通用しないので、ダウの益出しも必ず行われると見るべき。とすればMSQを節目とする可能性は非常に高いと思われる。

一方日本市場に関しては、為替次第ということになり、また来週はドル売り、円買いの基調に傾きやすために、日足チャートでの上値レジストラインの明確なブレイクは難しいと見る。従ってダウは益出しの週となり場合によっては大陰線出現の可能性もあり、投資家マインドは一変するだろうと考える。

現在の米国市場に先高観は微塵もない。マインドは昨日のアマゾンの小売(ホール・フーズ)の大型買収にも関わらず、マーケットはこれを好感しなかった。米国では日本とは比較にならないほどM&Aへの評価が高いはずだが・・・。本来、これだけ景気指標が悪化し、原油価格が下げる状況で史上最高値を更新するという状況はあり得ない。
来週は日米市場ともに、楽観できる週ではないだろう。従って、来週末6月23日の日経平均引け値は・・・

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日経平均株価:¥19,500(6月23日引値)
ドル円:¥109.50

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日本株を読め【2017.6.10】天井形成の週

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日経平均予想¥20,700 金曜引値¥20,013

FRB利上げを意識して為替が円安に振れるとの予想から日経平均¥20,700としたが、今週は為替がほとんど動くことがなく、買い仕掛けによって日経平均は押し目からの復帰となった。金曜の引け値でSQを上回ったことで先高観を伴っての買いとなった日本市場は、来週の一発騰げに向かって準備万端といった態勢で¥20,000をキープした形。
reutersmedia
(前FBI長官ジェームズ・コーミーの上院議会証言)

一方の米国市場はジリ高となっての史上最高値更新と、非常に強い動き。英国総選挙も終了し、目先イベントはFOMCだけとなったことで、ジワジワと買いポジが増加してきた感じだった。

(米国ダウ日足チャート)
daukabu
高値圏の揉み合いから新値ブレイクで、引け値の史上最高値$21,271となった米国ダウは、出来高を伴っての非常に強い足になっている。これで夏前の最後のイベントと思われるFOMCで利上げとなれば、一気に上値を追うか、材料出尽くしとなるかのどちらかになった。

政治的にはトランプのロシア疑惑が懸念材料だが、特別検察官の裁定は早くとも秋と言われていて、その間は株式市場はあまり反応する局面はなさそう。ただしトランプは7月にもプーチンとの会談を行うと発表しており、ロシア疑惑の払拭にあの手この手を使ってくるだろうが・・・動けば動くほど墓穴を掘るように思えてならない。
従って来週の動きとしては、まずは週初の出来高に注目で、ここで出来高がピークアウトするような形になってFOMCを迎えるようならば、イベント通過・材料出尽くしの公算が大だろう。

(日経平均日足チャート)
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先週の予想では、米国ダウ追従としたが、上値追いとはならなかったものの、ほぼダウと同様の揉み合いとなった日経平均。その裏には日銀の6日、7日のETF介入があった。これで下値不安を払しょくする形となって金曜は大幅高となったわけだが、後場には利食いに押され5日移動平均で頭を押さえられてしまった格好。

理由としては為替の値動きがあり、ドル円を巻き戻すことでジワジワと為替と日経平均の乖離を広げるような、そんな動きになった。6月1日、2日の急伸で空いた窓を埋めることなく反発したので、買い意欲は相当に強いと判断されるだろう。

そして、金曜は出来高を伴った上昇となって、週初の上値追いはほぼ間違いないところとなった。日経平均CFDが押して戻ってきたのも非常に良好な環境と見る。そしていよいよ月曜または火曜、場合によっては木曜に天井形成となる公算が高いと判断する。

(ドル円・日経平均比較)
kairi

bitFlyer

為替が円高方向へ、そして日経平均が上値追いという、相反するトレンドで今年の上半期はここまで来てるが・・・海外勢にとってはダウ以上に理想的な動きになった。そして、ここからもう一段の株価上昇となれば、一気に利食いモード入りも十分に考えられる。
イベント通過で先高観のあまりない需給相場であるなら、必ず近いうちに売りが来て当然の展開だ。

日本株は「割安」と言われているが、逆にいえばここまで割安のままで来た理由を考える必要があるのではないだろうか?
やはり一番大きな理由は政府・日銀の為替誘導(円安誘導)による業績拡大であって、これは企業業績が改善すればするほどに海外留保分が増加し、円買い圧力となることを意味する。

そして、事実、為替は年初より円高トレンド入りとなっている。

極めて良好な前期4Q決算からして、今年の中間期は円高圧力の一つのピークを迎えるわけで、それが見えていて日本株を買い辛いというのが、海外ロング筋の姿勢だと思う。とすれば、来週のFOMCで為替が円安方向に動くようなら、株価も上値追いをするだろうが、そこが一旦の天井である可能性は極めて高いと判断する。
従って来週6月16日の日経平均引け値は・・・
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日経平均株価:¥19,800(6月16日引値)
ドル円:¥110.00

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日本株を読め【2017.6.3】ダウ追従の週

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日経平均予想¥19,200 金曜引値¥20,177

史上最高値を更新した米国ダウは低調な5月雇用統計にも関わらず、さらなる上値追いの姿勢を見せた。
reutersmedia
(米国株:主要3指数連日の史上最高値更新)

そんななか、日経平均は、水曜、木曜の夜間でダウに逆行する粘りを見せただけでなく、木曜のザラバでは「買い仕掛け」とも取れる上昇となった。
米国は・・・年初から減速気味の米国経済は4月5月でもその傾向は払しょくできたとは言えないはずだが、トランプ政策の実現性が薄れるとともに株価は上値追いしている状況で、それを受けて日経平均一気に¥20,000をブレイクしてきた。
もちろんこんな展開は予想出来るはずもなく・・・予想は約¥1,000近くの大外しとなってしまった(苦笑)

(米国ダウ日足チャート)
dau2

日足チャートでは、75日線までの2度の調整を経て上昇トレンドを継続。5日、25日、75日の各移動平均線は右肩上がりで堅調そのものだ。従って今後の区切りとなるのは14日のFOMCでの利上げということになる。それまでに米国経済に関する多少ネガティブな記事が出ても、なんとかトレンドを維持してゆくと思われる。
ただし、米国経済は全体としては緩やかに改善しているとはいうものの、金利バランス為替バランスが崩れるようなことになれば、一気に調整もありうる。それでも14日までは(市場は)結論を出さないだろうと考える。

(日経平均日足チャート)
nike2

日経平均は約半年間の調整を経て、5月8日に上値抵抗線をブレイク。さらに約20日間調整して¥20,000相場に突入した。週末金曜にも関わらず、出来高を伴っての上昇は、十分にタイミングを計った上での買いで、この局面で短期筋の買いばかりではないことがわかる。
ファンダメンタルズでは出遅れが明らかな日本株なので、水準訂正に向かうと理解しても問題はないはずだが、今年の相場の難しい点は、為替の影響が強すぎるということ。それが需給に対して大きく影響した値動きにならざるを得ない点は要注意だろうと思う。

(ドル円・日経平均比較)
kawwa2
そのことを端的に表しているのが、再三テーマにしているドル円と日経平均の乖離だ。現状、非常に大きな乖離となって6月(中間決算)での売り警戒の水準に変わりはないが、日経平均¥20,000ブレイクの仕掛けによって、乖離の最大化に拍車がかかった。
だが、2016年2月の乖離と比較すると60%程度なので、ここでは利食いしてこない可能性も十分にある。その意味では日経平均のチャートに従った投資行動に、海外勢は出ると思われるので、今回は日経平均日足チャートについてゆくしかないと思っている。

来週はFOMC前の一週間となるので、余程のことがない限り、大きな株価の動きはでないと思う。ただし、米国市場は徐々に上げ幅を縮小してのソーサートップを形成すると予想。6月FOMCでの利上げが、米国経済を直撃するのは必至と俺は判断している。従って、今回の上値追いは来週末までの動きがすべてだろう。

従って来週の日本市場は米国市場(ダウ)に追従する動きに回帰するものと判断。6月9日の日経平均株引け値は・・・

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日経平均株価:¥20,700(6月9日引値)
ドル円:¥112.80

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を予想する。
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日本株を読め【2017.5.27】意外に強くない週

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日経平均予想 ¥19,200 金曜引値 ¥19,686

トランプ大統領の外遊期間中となった今週、米国ダウ一本調子で値を戻し高値圏($21,079)で引けた。主だった経済指標もなく、住宅関連や耐久財受注の数値がおもわしくなかったにも関わらず、株価は上値追い。その理由はアナリストもはっきりと理解できないと見えて、この上昇に関してはレポートもほとんど出ていなかった。
reutersmedia
(立場が似てきたな・・・苦笑)

FRB議事録ではFOMC発表とほぼ同様の内容で、4月の時点では「6月利上げ」に傾いていた。そして昨夜の(米)1-3月期GDP改定値は前期比年率で0.9%→1.2%に修正され、耐久財受注の悪化を相殺したかたち。
(米国ダウ日足チャート)
dawtop
トランプ外遊中、ダウはほぼあげっ放し。連日掲載されるメディアのロシア疑惑に関するネガティブ記事には、全く反応せずに上値追いを続けた。理由はまったく不明、とせざるを得ない。

トランプ大統領の予算教書が発表されたが、内容は非常に抽象的なもの。だが、微妙に政策変更を織り込んでいた。

チャートは、節目を突破し完全に史上最高値圏まで戻している。原油価格がOPECの減産継続の内容を嫌気して急落したものの、NASDAQの上値追いに引きづられてダウはさほど反応しなかった。こうなってくるとテクニカルでは高値更新にトライする姿勢としか言いようがない。
チャートは新たな天井形成に向かって進む可能性が高まった。

(日経平均日足チャート)
niwtop
片や日経平均株価は、北朝鮮リスクを排除して急激な戻りを演じた後の調整局面となった。日本株もダウ同様に節目を抜けて今回は¥20,000トライに向かって実質的な青天井需給となっている。こちらも通常であれば、十分に高値をとってくるだろうし、「買い」の局面に見える。

だが、そう簡単ではないところが日経平均の難しさで、今後の株価は相変わらず為替に大きく左右されると思われる。すでに日経平均とダウの連動性はほぼ意識されていない。ということは、新たに国内の政治状況等の材料が意識されることも十分にあり得る。加計学園問題等個別の問題は別にしても、トランプ大統領の来週以降の状況如何では、連動する安倍首相への懸念もあり、為替は大きく動く可能性がある。結果として円安が進むようなら日経平均は舞い上がるだろうが・・・。

(ドル円・日経平均比較)
hikaku
 そこで、株式市場に明確な買い材料が存在しない状況・・・つまりは世界のイベント通過で安心感は出たものの、今後の経済見通しを楽観し、世界中が一気にテーパリングに傾くとなれば、出遅れる日銀の政策は円安を助長することになる。もちろん、黒田総裁は在任中にテーパリングを開始することは考えられず、長期的には円安へ向かう。そのことを海外勢がどう判断するかで、日経平均は決まってくるはずだ。

現在、ドル円と日経平均の乖離はMAXで、この状況になれば何時売りモードに転換しても不思議ではないし、6月決算に向けて海外勢は益出しをしてくることはほぼ間違いない。ロングでの運用を考慮すれば現時点が絶好の「売り時」であることは疑いようもなく、次のレンジを考えれば日本株を売ってくると俺は考えます。

したがって来週の日本日経平均は、「強そうに見えて期待した動きにはならない相場」であると思う。海外勢は5月第二週以降、売り越しに転じていることからも、ここは一旦は日本株でパフォーマンスを出す時と考える。来週6月2日の日経平均引け値は、海外勢の利食い局面であることから、
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日経平均株価:¥19,200(6月2日引値)
ドル円:¥110.70

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日本株を読め!【2017.5.20】揉み合い続落の週

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日経平均予想 ¥19,000 金曜引値 ¥19,590

今週は、まるでトランプ大統領のロシアゲートに嫌気して米国ダウは急落したかのような感じだが、実際のところは、FBIコーミー長官を解任したことがトリガーになって一斉に投資家が利食いに走ったと見るべきだろう。ファンド勢の益出し売りで、所謂「セル・イン・メイ」だと思う。その意味では、株式市場は今のところトランプ大統領の辞任に関しては、たとえそれが現実となったところで、景気に対する影響は限定的というか、むしろほとんど影響がないと見ている?何せ、大統領就任以来、まだ何もしていないからな(苦笑)
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(支持率低下38%で焦りの色が隠せないトランプ大統領)

ただ、投資家は市場の景気の行き先を非常に警戒していることは確実で、6月のFOMCを見るまでは、一方的なポジションは取って来ないはずなので、来週の米国市場はこの水準($20,800前後)で揉み合いに入るのではないか。
(米国ダウ日足チャート)
D1
トランプが9日間の日程で外遊に出たことで、ロシアゲート問題は一旦は棚上げの格好になる。もちろん、水面下ではトランプ下しが着々と進行中だと思うが、表面化することはまずない。したがって、この局面はメディアの記事だけで、相場は無視すると思う。
来週の米国の動きは、23日米国予算教書提出(2018年度分)24日FOMC議事録25日OPEC総会と続くが市場に対しもっとも影響するのは4月のFOMC議事録で、FRBが6月に利上げするか否かのヒントを得ようとしてポジション取りに終始するはず。

仮に何らかのアクションで下落となれば、再度「セル・イン・メイ」となる可能性も高いので、前提として考えておく必要があるのでは?

そしてロシアゲートに関しては
コミー前FBI長官、議会証言へー初外遊のトランプ大統領に圧力
というなかなかキナ臭い記事も伝えられている。この問題はまだ、何も始まっていない。
もうひとつ、トランプは外遊先からでもツイッターを止めないだろう。とすると、過激発言が続く可能性も十分にある。

(日経平均日足チャート) 
N1

米国ダウと同様にアイランド・リバーサルとなりそうな日経平均は、週末の米国株高の影響で週初はGUでスタートする(と思われる)。週末の日経平均CFDは¥19,693と金曜引け値から約¥100のGU。

5月8日の下値は¥19,705なので、窓埋めとなりアイランド・・・は否定する方向になる。
だが問題なのは為替がほとんど円安に振れていないという事情がある。これはつまり、トランプ政権の政策実現性を真っ向から否定する動きであって、流石に現状のドル円と日経平均の乖離を容認する海外勢は少数派だ。

一旦は沈静化しそうなロシアゲート問題だが、少なくともトランプ政権自体の政策実現性が剥落したままであるなら、これ以上ダウは史上最高値更新は不可能と見る。もはや、リップサービスで株価が動く地合いではないし、期待感もなし。おそらく23日の予算教書もまた、財政の裏付けを欠くものとなるのは必至で、6月のファンド中間決算までは調整局面になると見る。
となると、日本株は為替次第と言う展開になることが予想される。したがって5月26日の日経平均引け値を次の通り予想する。


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日経平均株価:¥19,200(5月26日引け値)
ドル円:¥110.70

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日本株を読め!【2017.5.13】思い切り利食いの週

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日経平均予想 ¥20,200 金曜引値 ¥19,883

木曜ザラバで¥19,989まであって¥20,000に届かなかった日経平均株価は¥19,883で引けた。それでも久しぶりに予想らしい予想になったな(苦笑)
金曜に985件もの決算発表があり、いよいよ決算シーズンもあと月曜の395件で終了となる。主力銘柄では月曜はメガバンク三行を中心に、郵政三社や建設の一角、NTT第一生命あたり。あとは小型株が目白押しというところ。
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(おいっ!覚悟しろよ!あなたこそ!)

だが、米国市場がだいぶキナ臭い動きとなっていて、トランプ大統領が完全にレームダック状態でなお、ツイッターでアホなことばかり発言してる態度に反感が高まっている状況は見過ごせないね。もう、就任4ヵ月でこの大統領は馬脚を現した感じ。
それに対し、株式市場も相当に嫌気していることだろうよ。

(米国ダウ日足チャート)
daig
米国ダウの日足チャートを見ると、まず目につくのがフランス大統領選挙で上値追いをしてからの揉み合いで、出来高もこの高値圏に集中しているのがわかる。これを見る限り引け値の$20,896というのは、上値のレジストライン付近と言え、さらには木曜の「高値圏での長い下髭はなぞられる」と言われていることからも、この揉み合いが「アイランド・リバーサル」になる可能性が高くなった。
需給面からも、そして現在の米国の政治状況からも月曜はGDスタートが濃厚で、その場合は$20,500からの上昇を否定するだろうね。
これから本格的な「セル・イン・メイ」となると予想。

(日経平均日足チャート)
nik
米国市場のGDのきっかけとなるのは、日経平均の動きだと・・・。

決算発表が峠を越して、なおメガバンクの今期予想見通しの事前報道もあって、この週末時点でも決算は終了の雰囲気が漂っている。
また、今回の日経平均の急騰劇は、国内勢の買いは薄く海外勢主導の仕掛け的な側面が濃厚・・・。つまり、この状況では上も下も海外勢次第で大きく動く可能性が濃厚だ。
なので決算終了とともに「材料出尽くし」で売られると予想。日経平均¥20,000は当分お預けだろう。
短期間で急騰したので、「セル・イン・メイ」になれば、厳しい下落も覚悟だな。

(ドル円ー日経平均比較6カ月チャート)
 kaw

さて、まさかここまで為替と日経平均の乖離が発生するとは予想外だった。おそらくここ数年でも、もっとも乖離が進んだ状況で、もはや「セル・イン・メイ」は否定のしようもない。
そしてここまで日経平均が吊り上げられたなら、海外勢は従来にない膨大な利食いが、余裕で出来る。週末になってもなお、日経平均に先高観が残っているために、この乖離を余裕で利食いされかねないわけで、毎度のことながら「してやられた!」という雰囲気だな。

どうも日本のメディアは今回のトランプ問題を軽視し過ぎてる傾向は否めない。だが、米国の政治的な混乱は、思った以上に株式相場への影響が大きいはず。日本の株式アナリスト達は政治問題に対し、白黒で考えたがるよな。イベント化しなければ、分析することがない。ところが、トランプ大統領就任以来、民主党の余裕を見ていると、たとえばオバマ前大統領が政治家継続、ヒラリーも余裕のコメント等々を見ていると、基本的には今のトランプ政権が盤石とは見えないんだよ。

そして一連のロシア疑惑に対するトランプ大統領のとった行動を見ると・・・まぁ、歴代の世界の政治家の中でもこれほどブラフで相場に影響を与えた人もいないだろうし。
一連のプロセスを見ている限り、もはや完全にレームダックになってるし、これを打開するために強硬な手段に訴えざるを得ないということは、株式市場の大きなリスクになってるね。

というわけで、来週5月19日の日経平均株価引値は「セル・イン・メイ」を反映して次の通り予想する。
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日経平均株価:¥19,000(5月19日引け値)
ドル円:¥112.00

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日本株を読め!【2017.5.6】リスクオンの週

カテゴリ:
日経平均予想値 ¥18,800 火曜引値 ¥19,445

大外しではないにしても¥645も誤差があるというのは、とても予想とは言えないな。それだけ俺に相場観が欠如しているということで、呆れてもらうしかなさそうだ(涙)
tt
(もっと簡単だと思った・・・愚痴をこぼすトランプ大統領)

だが、就任僅か3ヶ月にしてレームダックになり果てたトランプ大統領を、相場は完全に無視することに決めたのがフランス大統領選挙の第一回投票後で、ある意味では英国のEU離脱よりもはるかに影響の大きかったフランスで、離脱の芽がなくなったことが安心感につながって一斉にポジションを直したわけだ。その結果を見れば、トランプ・リスクを全く無視していることが分かろうというもので、それが分からなかった自分に腹が立つ。

だがこれで、投資家は今後もトランプ大統領の政策で、動かないこともはっきりした。はっきり言って議会を相手に何の手段も持たない政権では、何も出来ぬことを、これほど証明してしまった大統領はかつていなかった。大統領権限唯一議会を凌駕するものは、陸海空軍の指揮権だけで、これをデモンストレーションで使ってしまったトランプ大統領に残されたカードは、あまりに少ない。
その意味では、今後のトランプ大統領は、株式市場にとって「リスク」になる可能性が高まったと、俺は思うけどな。

さて、来週にも史上最高値更新が濃厚となった米国ダウだ。
(米国ダウ日足チャート)
dau
急騰後の持ち合いから上値をブレイクに向かうという非常に強い形になった米国ダウ。原油価格の下落が重石になって高値を取れなかったものの、NASDAQやS&P500は更新している以上、ダウも追従する可能性が非常に高いし、3月1日のザラバ高値$21,169を更新してくるだろう。
だが、米国経済の減速が明瞭になってくると、今度ばかりはダブルトップ、または三尊天井の可能性も出てくる。ここから買いで勝負する投資家が、どれほどいるだろうか?というのが懸念ではある。

(日経平均日足チャート)
日
米国市場が上値を追い辛い状況で、出遅れの日本市場には資金が集中する可能性がある。ある意味、底打ちと判断された韓国市場が高値をとってきてる以上、日本株が買われないという理由が見当たらない。
今後本番を迎える日米通商交渉で、為替の行方が非常に気になる場面。円安に振れれば米側の姿勢は強硬になってくるだろうし、円高ならば、株価とのかい離から海外勢の利食いがはいることも想定しなければならない。したがって、今後は特に為替にナーバスな局面になってくるだろうと予想。
ただし、目先はリスクオンで上値をどこまで追うかが焦点になるのは、間違いないと思われる。

(シカゴ先物ドル・円)
sikagoo

シカゴ先物市場は、円ショートが買い戻され円ロングと拮抗する方向。拮抗した場合、そこからどちらに振れるかは、その時の株式の地合いに依存する場合が多いとも言われるが・・・ロングレンジで見た場合、円安に向かう判断するのはいささか無理がある?
為替は正直判断がつかないが・・・俺には円高傾向に変化なし、と見えるが・・・どうだろう。

来週はフランス大統領選挙の結果で上値を試す展開になると思うが、論調によっては韓国大統領選挙が頭を押さえる可能性も決して低くはない。問題なのは、大統領選の結果を受けて、北朝鮮と中国がどう反応するかだろうな。ただし、韓国が親中・親北の政策をとってくるとしても、全体としてリスクは高まることはない。

仮に収まるところに収まるのであれば、結果として残されるのはトランプ大統領の政策に対する評価であって、一層レームダック化が進むのはまず間違いない。

とは言え、来週の展開は上値追いであることは間違いなく5月12日の日経平均株引値は次のように予想する。
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日経平均株価:¥20,200(5月12日引け値)
ドル円:¥113.80

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日本株を読め!【2017.4.29】1日、2日だけ、2立会日の週

カテゴリ:
日経平均予想値 ¥17,800 金曜引値 ¥19,196

前週の誤差¥1,620という大外しに続いてまたしても誤差¥1,396という大外しとなって、恥ずかしいばかりだが・・・先週まで北朝鮮情勢を全く読めていなかったことが、こういう結果をもたらしたということで、大いに反省しなければいかんなぁ・・・。
reutersmedia
(ティラーソン国務長官:国連での発言は強硬だが・・・)

内外のメディアを問わずこれだけ、連日大量の北朝鮮情報の洪水の中にいると、情報迷子になってしまい、冷静な判断や公平なスタンスを失ってしまう。それでなくても先入観として、トランプ大統領と金正恩という紙一重の人物という情報が前提になるので、「何が起こるかわからない」という懐疑的な視点で物事を見てしまう・・・。

そういう姿勢は、極めて危険であるということを、大いに反省しないといけない。

さて、この世界はすべて、【マーケットが物語る】という原点に立って判断すべきだった。善し悪しは別にして、政治でも外交でも、経済抜きには何も語れないし、真実も分からない。ただただ、マーケットのチャートが真実を語る、というスタンスに戻るべきだと、反省した次第。そういう意味では、米国ダウのチャートは現在の情勢を如実に物語っているのかも。

(米国ダウ日足チャート)
bei
3月21日の下院公聴会でのFBIジェームズ・コーミー長官の証言を嫌気して大きな陰線を作ったダウだが、その後の北朝鮮問題に関しては、様子見的値動きで4月15日の金成日生誕105周年での核実験回避後は大きく反発し、その後一旦はフランス大統領選挙を警戒したものの、結果を受けて大きな反発となった。
少なくとも米国は、15日を境に完全に北朝鮮リスクを無視するような動きに転じていて、海外投資家は、トランプ政権が軍事介入するという可能性を完全に振り切った。

つまりは何らかの要因で「米国の軍事介入はない」と確信したと言えるのではないか?
今朝、北朝鮮は弾道ミサイルの発射実験を強行したが、それでも米軍には動きは見られなかった。トランプ大統領は、軍事介入の意思がないことを証明しているようなものだ。

というわけで、米国ダウは急騰後の調整局面で、上値があるとすれば今年1月ー2月の相場模様に似た動きになる可能性は否定できないが、米国経済のファンダメンタルズには陰りも見え始めている。

(日経平均日足チャート)
225

一方の日本市場は、今回の戻りは世界の主要市場でもっとも高いパフォーマンスとなった。日本市場の場合も15日を過ぎて北朝鮮リスクを無視し始めた。米国ダウと比較して4月中旬までの下落が非常に厳しかったわけだが、これは北朝鮮リスクを意識した国内金融機関の売りに相乗りした下落誘導の側面が強かったため。先物で売り崩されて下値は現物を拾われるという、いつものパターンであっけなく嵌めこまれた感じだった。
4月第3週の海外勢の現物買いは非常に高水準であったこともあり、薄商いの中上値を追われてしまった日本市場だが、国内勢はほとんど参加していないとされるなか、チャート的には戻りを試す形となっているのだが・・・。

(ドル円ー日経平均 比較チャート)
hikaku
しかしながら、現在の株価水準まで急激に戻したことで、今年3月の為替(ドル円)との乖離水準を上回るレベルに到達している状況を考えると、このまま上値追いを続けると考えるのは、さすがに厳しい。このレベルにまで乖離が到達すれば、必ず利食い売りが出る。特に海外勢が下値で現物を大量に拾ったのであれば、十分に利食いされる可能性があり、ロング系ファンドも十分に利食いできる水準となったわけで、(彼らが)ここを見逃すのかは疑問がある。

可能性としては二つ。一つは1日、2日の市場参加者激減のタイミングで、ヘッジファンドが先物を叩いてきて一旦相場を下値誘導するというもの。特に、今朝方の北朝鮮ミサイル発射は、格好の材料となる可能性が高い。そしてもう一つは、下値で現物を仕込んでいる以上、1日、2日の薄商いの中で売るのは難しく、したがってヘッジファンドが暴れなければ堅調に上値を追う可能性だ。ドル円に関しては、これ以上の円安は何らかのトリガーが必要になるが、株価水準をこのまま保てれば、利食いは休み明けで十分ということになる。

ただし、7日(日)フランス大統領選挙9日(火)韓国大統領選挙という注目のイベントがあるだけに、早々の仕掛けの可能性が濃厚とみる。したがって日本市場においては連休谷間の1日、2日は弄られる可能性が高いと予想し、5月2日の日経平均株価引値を次の通り予想する。
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日経平均株価:¥18,800(5月2日引け値)
ドル円:¥110.50

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日本株を読め!【2017.4.22】GW前、激動本番の週

カテゴリ:
日経平均予想値¥17,000 金曜引値¥18,620

米原子力空母カール・ビンソンとその艦隊が北朝鮮沖に向かい有事に備えると、米政府は公式に発言していたにも関わらず、実はインド洋にいたとする米メディアのリーク情報によって、世界の投資家が「トランプ大統領の完全なブラフ」と解釈し、相場は巻き戻し。調整終了を言わんばかりに反転した週となった。
reutersmedia
(市場はトランプ&ムニューシンを信じるのか!?)

この前代未聞の「ブラフ劇」に世界中は呆れたというか、北朝鮮問題を圧力をかけて「中国に丸投げ」したトランプ大統領は、悠々とオバマケア代替法案と減税法案の調整に取り掛かっていたことになる。そして、いつものように「来週26日に大きな発表を行う」との大げさな予告で、またしても株価を急騰させた。

しかし、この大統領、金正恩以上に危ない人物と言わざるを得ない。現実問題として米中会談の最中に、政権首脳が反対したにも関わらず「娘のイヴァンカの忠告」でシリア空爆を実行してしまったし、アフガンにMOABを落としてしまったわけで、結局アジア(特に日本や韓国)の運命を握っているのはこの「バカ娘」ってことに!?

信じられないことだが、世界の運命は「クソガキ」と「バカ娘」に握られてる!?しかもそこにマリーヌが参戦か!?

(米国ダウ日足チャート)
burafu
26日(水)にトランプ大統領は減税法案を発表するとした。25日(火)には軍隊創設85周年を迎える北朝鮮は、核実験を強行する可能性も否定できない。さらに、23日(日)はフランス大統領選挙があり、5月9日には韓国の大統領選挙もある。

しかし、そうしたイベントを一切無視するかのような週末の動きだったダウだが・・・個人的にはここから、阿鼻叫喚が始まると(いまだに)予想している。
reutersmedia
(マリーヌが大統領になる確率は極めて低いと言われているが・・・)

月曜はフランス大統領選挙の結果を受けてマリーヌ・ルペンの得票率がサプライズになって、欧州市場は急落するだろうし、ダウも連れ安するとみる。
北朝鮮はこのタイミングで核実験を強行する可能性がかなり高いと思うし、さらには、財源の目途が曖昧な減税法案に市場は失望するというシナリオだ。第一、各国との通商交渉は思い切り腰折れてる。

最大の貿易赤字国である中国に対して北朝鮮問題で譲歩したら、当てにしている国境税はままならない。しかも、オバマケア代替案では、大幅な支出削減で「格差拡大法案」との評価も。したがって、米国経済は、超インフレ社会への第一歩を踏み出す可能性があり、しかもそれはスタフレの様相を呈する可能性が高い。

米国の投資家もバカではないだろう(と信じたい)。トランプ政策の、少なくとも方針の全容が見える週であって、減税発表での上昇があるとしても、一時的なものとみるけど。
そのあとに控えているものは、「トランプ弾劾危機」であることは、間違いない。

(日経平均日足チャート)
bura
日経平均はもみ合いから戻りを試すような動きになったが・・・。上値を抑える要素はいくらでもある。まず、日米通商交渉の米側要求がちらほらと報道され始めるだろう。仮に、減税法案が提出されるとなれば、米側は相当強硬に対日要求を突き付けてると予想できる。

また、すでに作成済みの今期予想は、おそらく為替を¥105程度にする企業が多いと思われ、増収減益が自動車を筆頭に相次ぐ可能性を、市場は警戒している。
したがって、作為的に操作され続けた日経平均も、この局面では単純な戻り相場は、期待できそうにないし、相変わらず、懸念が払しょくされていないというよりむしろ、懸念は拡大する方向だろう?
となると、戻っても25日線まで、と思われ、場合によっては急落もありうると予想する。

今回のフランス大統領選挙は、EUを維持するのか、崩壊するのか、を占う極めて重要な意味を持つ。そして仮にフランスが圏内貿易でさしたる利益も得られていないEU残留を選ぶとすれば、この先国民生活が改善するはずもないし、慢性的にテロに悩まされる国家になるだろう。報道されてはいないが、いまのパリ・セーヌ川岸にフランス人の姿はない!パリはイスラム圏の都市となっている!

というわけで、株式市場にとって評価できるのは、トランプ減税の発表だけ、というお寒い状況で、しかもその減税法案は議会提出したところで、課題が多すぎてそのままでは通過はほぼ不可能。となると、連休前の週に「株式を買う意味がない」と考える。よって、この局面では、日経平均は上値を追えるとは思えないため来週28日の引け値を次の通りに予想する。
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日経平均株価:¥17,800(4月28日引け値)
ドル円:¥107.00

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