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カテゴリ:シリーズ 日本株を読め

日本株を読め!【2019.3.10】日米ともに揉み合う週

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前週日経平均予想 ¥21,000 日経平均引け値 ¥21,025

誤差¥25はドンピシャリ。けれど夜間でトランプノイズが入ってるんで日経平均CFDは¥100で、明日(月曜)はGUスタートになる公算。米国ダウは引け後、CFDが$70ほど上昇している。
fa-
 (ファーウェイ問題が今後の焦点!?)

報道やトランプ大統領の発言では米中交渉は妥結に向かって順調な話し合いが行われているとして、株式市場は調整局面といえど、面白いようにポジティブ材料に反応するという値動き。

こうなってくると、米国ダウや日経平均株価を予想することが、まったく意味をなさなくなったと感じてる。テクニカル、ファンダメンタルズ、ポリティクス等々いろいろな変動要因はあるのだが、いつしか株式市場は、ほぼ単一の材料にのみ反応するような、極めてAIチックな動きをするようになっている。

そう考えなければ、あまりにも敏感にトランプノイズに反応することを説明できない。

したがって、個人的には予想に手も足も出ない状況のため、日足チャートだけを見ることにしようと思います。

(米国ダウ日足チャート)
3-8ダウ
日足のテクニカルで言えば、米高ダウの形は、75日線までの調整を示唆している。しかし5日続落のあとにCFDが持ち上げられたことでGUとなる可能性が高く、目先は25日線でどうなるかの攻防だと思われる。


しかし短期的には5日線・25日線のデッドクロスを形成するために、来週は揉み合う展開を想定している。後は米中交渉の進捗状況にのみ、左右されると考えている。

と言うことになると、逆を言えば、来週は米中交渉の推移だけで、ポジションを決めてもいいんじゃないか?と言うことにもなるだろう。

(日経平均日足チャート) 
3-8にっけ
一方の日経平均は、金曜に25日線、75日線を縦断する大陰線を出現させているために、結局はこの両線を基準に揉み合ったとしても、75日線の傾きを変えるような上昇は、現時点では難しいと思う。


金曜の出来高急増はメジャーSQの影響。したがって米国市場同様に見もみ合ってから、3月末まで下値を試しにゆく可能性が高いと見る。


個人的には米中交渉妥結と言ったことろで、米中対立はより深刻になるばかり、と考える。現状の中国経済の状況からして、米国に有利な決定は中国にとっては致命傷になりかねない。

となると、トランプ大統領が煽るような手放しの上昇、と言う状況になるとは思えない。少なくとも株式市場は反応はするだろうけど、持続的な上昇はまず無理と見ている。

来週は日米ともに揉み合う展開と思うが、中国経済の影響でアジア地域の減速感も強く、またEUも弱い展開になるだろうから、過度な期待はできないね。

というわけで、来週3月15日(金)の日経平均株価は・・・
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日経平均株価:3月15日(金) 引け値 ¥20,600
ドル円:111.00

を予想する。
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日本株を読め!【2019.3.2】

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前週日経平均予想 ¥21,400 日経平均引値 ¥21,602

今週は米朝首脳会談決裂と言うトランプ大統領の演出もあったりして日本株は多少バタバタしたものの、引き続き米中貿易交渉妥結への期待感で、日米欧ともども堅調な相場だった。なので、誰でもこのくらいの予想をしていたと思うので、自慢にも何もならんわね(苦笑)
teppai
それにしても今回の米朝会談を見る限り、米国のターゲットはあくまで中国であって北朝鮮との会談はその道具に使われたと言う感じ。和やかに会談しながら土壇場で決裂という演出は、わざわざ3月1日(米中交渉期限)の前に日程して行うというやり方。そして「意に添わなければいつでも決裂だぞ」という態度を中国に見せつけることで、より大きなプレッシャーをかける。米中貿易はいいとしても知的財産権問題資本の自由化問題で「YES」と言わない中国への圧力な。そしてさらにタイミングとしては孟晩舟の身柄引き渡しも演出される中での、3月米中首脳会談。習近平がどこまで米国の要求を飲まされるか見物だけどな。

しかし、株式市場は経済の実態を無視するかのように楽観して上昇の真っ最中・・・。こうなってくると、いつ、どんなタイミングで梯子を外してくるのか・・・。そればかり気になる今日この頃って感じだねぇ・・・。
(米国ダウ日足チャート)
3-1ダウ
今週は流石に2ヶ月間休みなしの上昇を続けてきた米国ダウだけあって、高値圏の揉み合いになった。しかし見れば見るほどアンビリーバブルな日足チャート!(苦笑)この時期、これだけも問題を抱えていながら株式市場のこの動きは「金融政策の変わり目は大きな潮目の変化」という師匠の言葉を思い出させてくれます。

しかしながら、今回のこの上昇劇は「経済や相場の常識を度外視したもの」で例外中の例外なのだ、と個人的には考えてるね。なぜならFRBが利上げや資産圧縮を中止したということは、本来ネガティブな予兆を前提にした政策変更ということだから。その意味では、こうした上昇劇が起こるというのは、米中交渉に対する過度な期待感の発露なんじゃないかな?こうした位置で買い玉を持っていると言うこと自体、冷静になれば非常にハイリスクなポジションと言えるわけで・・・。冷静さを失えば大火傷をするのは株式相場の常なんで・・・。この週末は少々反省モードですわ。

いずれいしても、実体経済は期待感とは裏腹に徐々に下降してきているという事実を常に念頭に置いておかないとダメだね。もちろん、中国は貿易交渉に関しては妥協するだろうけど、知的財産権や資本の自由化問題は、共産党の存亡にかかわる話なので、妥協はできないし、したとしても順守するはずがない。来週はそのあたりの警戒感も出てくると思うけどね。

(日経平均日足チャート) 
3-1日経
片や日経平均は、為替(円安)に助けられた形で何とかここまで来た。順当に行けば来週にも75日線・25日線のGCが成立し、移動平均線三本は上昇トレンドの形になってくるわけだ。日足を見る限り、この戻りに死角は感じられないけどね。なので、最大の課題は為替で、¥112ブレイクの後に何処まで、いつまで円安を追いかけるか?と言うことになってきて、今後の株価はそれ次第なんだと思う。


現状は円売りと言うよりもむしろドル買いに支えられた円安傾向で、米中交渉次第ではさらなる円安は十分の有り得る。なので、来週の日経平均も大崩れするとは考えにくい状況が続くと思う。
ただし、中国経済は想定以上に悪化していることや、225主力企業の業績に関しても想定以上に伸び悩んでるということはだいたい想像できることであって、さらには野村あたりの先物ポジションを見ても、ある意味作為的にGCさせようという意図も感じられる。なので、状況次第では今回のGCの足腰は強くない可能性もあるね。

既に米国では米中交渉の合意文書の準備が整っているという報道もあり、また暫定的な(法的効力のある)覚書を交わしているとの報道もあった。そうした一連の報道から妥結は決定的という前提で株式市場は上昇しているわけだが、トランプ大統領の元顧問弁護士のマイケル・コーエンの下院証言があまりに滅茶苦茶だったために、トランプ自身は安易な妥協はしない、という姿勢を国内にアピールするかもしれない。トランプはペロシ下院議長に対し、「何も米朝会談と日程を合わせることはない!」と捨て台詞を履いていた。
北朝鮮との合意を破棄したということは、その延長戦上にあり本命の米中交渉においても米国世論が一致している対中制裁を緩めないという方向性に舵を切る可能性は十分にあると思う。米国には近々引き渡しになる孟晩舟という切り札もあるので、交渉決裂するようならば、リーマンショック以上の激震に見舞われるのは必至。そのリスクを来週の株式市場は考え始めるのではないか・・・ということで、来週3月8日(金)の日経平均株価を・・・
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日経平均株価:3月8日(金)引け値 ¥21,000
ドル円:111.00

を予想する
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日本株を読め!【2019.2.16】75日線をブレイクする週

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前週日経平均予想 ¥19,800 日経平均引値 ¥20,900

何よりもまず、昨夜の米国市場が米中交渉の進展期待でトランプ大統領の非常事態宣言を無視して狂ったように上昇したことが大誤算。もっとも日経平均予想にしても、¥900も外しているわけだから何をか言わんや、という感じだが・・・。面目ない。
toratyan
(壁建設を強行するトランプ大統領)

背景は、ムニューシン財務長官とライトハイザー通商代表部代表が臨んだ交渉で期待以上の進展がなかったということよりも、来週以降ワシントンで交渉継続と言うことに期待感が膨らんだということだが、そもそも米側の要求を中国が飲めるはずもなく・・・。ということはすなわち、「トランプ大統領が妥協する期待」ということだろう。

個人的には思い切りの売りポジションを建てたわけだから、思い切り予想が外れたことになるわけで・・・ここはもう一度冷静になって状況を見極めなければ、と言い聞かせた。すでに日経平均CFDは¥300以上のGU気配となっている・・・。

(米国ダウ日足チャート)
2-14ダウ
米国市場は強いの一言。決して強がるつもりはないけれど、こうなってくると天井打ちも秒読み段階に突入したのではないか?と思う。ただし出来高を見てもバイクラの様相ではないので、この上昇のパワーは、上方にある3本の節目のうち、2本目くらいには到達しそうな勢いはあるんじゃないか?と思わざるを得ないね。
とにかく年初から下落なしで$3,700という異常とも言える株価の上昇で、ここまで来た。とにかく利食いさえ出ないと言う、上昇はもはや理屈ではなくなってるね。この時期、企業業績も頭打ちとなってるときに、こうした上昇を見せるというのは、米国市場のカネ余りは相当なものだということだろう。しかし、この上昇が仇になる可能性ますます高まったと言ってもいいと思う。


テクニカルでは75日線、25日線のGC成立で、完全に上昇トレンドを形成した。なので、この局面で売りはない。しかし株式相場がここまで一方的に動くとは・・・もはやコメントはないね。

(日経平均日足チャート)
2-14にっけ
 さて、そうした昨夜の米国市場の上昇を受けて、これで日本市場は切り返すわけだが・・・こうなると火曜日の25日線、75日線を縦断して見せた大陽線が思い切り強いものになった、ということだろう。やっぱり相場師朗氏のショットガンにはかなわんな(苦笑)。すかさず下落を切り返して、75日線をブレイクする気配。米国ダウのように明確なトレンド転換とはるには相応の時間がかかるだろうけど、米国が上昇する間は、ジワジワと日本株も買われる展開になるだろうねぇ・・・。
日本株を買う理由は米中対立懸念の緩和以外にはない。なので、中国に対して付きつけた米国の要求をトランプ大統領が妥協するか否かが最大の材料になる。来週から米国系のロングの買いが入るか否か、さらに短期筋が値嵩を使ってどこまで吊り上げてくるかどうか・・・。その辺は全く読みようがない。


日米の株式市場の急落からの戻りに関して言うと、日経平均はダウの半分程度。その理由はやはり10月に控えている消費税増税であることは言うまでもない。仮に安倍首相が増税を撤廃すれば、狂ったように株価は上昇するだろうね。少なくともその可能性は3月までは有り得ないし、またこのまま米国市場が上値追いを続けるようならば、日本市場が活況を呈することはまずやってこないと思われる。
しかし、目先では材料難のなか決算をこなした株価の位置であって、米国株の上昇にある程度は追従してゆくしかない。

(米国株上昇要因)
トランプ大統領:通商協議、妥結すれば中国製品への関税撤廃へ

NY株、3ヵ月ぶりの高値 追加関税遠のき買い膨らむ

けれどもその米国株、個人が買い始めてるという状況になっているのだとすれば、次に出来高が急速に持ち上がったときが戻り天井に成りそう。ただ、現状では米中交渉が決着しなければ、株価が売られることは考え辛くその意味では、来週の日本市場は戻りを試す展開が続くはずだ。
というわけで、2月22日(金)日経平均株価は・・・
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日経平均株価:2月22日(金)引け値 ¥21,400
ドル円:111.00

を予想する
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日本株を読め!【2019.2.9】揉み合いから下値を試す週

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前週日経平均予想 ¥20,400 日経平均引値 ¥20,333

ほぼドンピシャ来たな!(来たときは自慢しておこう・・・滅多にないからな 苦笑)けれども今週押してくるのは騰落レシオからいっても読み筋なんで自慢にもならんけど。
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(韓国 文喜相・国会議長 慰安婦問題は天皇の謝罪の一言で解決・・・あほか!)

米国市場は米中の通商交渉に懸念、と言うことらしく下げてはみせたものの、楽観も台頭して週末は2連続で押し目の中の下髭だった。特に金曜は完全に需給相場で、イベントもなかったから僅かに利食いが優勢で始まって、それに対して押し目買いが出たというだけのこと。日経平均が金曜に▲¥418したことは、まったく影響なかった感じ。強いてあげると日本市場よりも欧州を意識した展開だったのかもな。

やはり、ブレグジットの行方は気になるだろうし、そろそろポジション調整が始まってもおかしくはないんで、そういう動きもあるかも。ゴールドマンは結構ネガティブな姿勢だけどJPモルガンは異常に米国株い対して強気なんだよ。そう言えばCEOは「ブレグジットの準備は万端」とか言ってたな。日本のメガバンクは全く駄目だけど、米系は好調な決算してたんで強気になってるね。

(米国ダウ日足チャート)
ダウ2-8
年初から下げ知らずの米国ダウはすでに2ヵ月近く上げ相場のまま。この時期、こういう日足になるとは夢にも思わなかったわ。ここで需給で調整したとしても深く押すようには全く見えないし、75日線と25日線のGCが有効なんじゃないか?と思わせるほど。これがもし有効なら新高値を取ってもおかしくないね。けれども、本当にそうなるんだろうか?っていう疑問だよな。企業業績からしてもこの先は懸念があるだろうから、今回の戻りは俺は納得できてない。っていうか、米国市場はちょっと狂ってる、みたいな感じじゃないか?


そうなった原因は企業業績が思いのほか良かったというのもあるけど、FRBパウエル議長のあの豹変に原因があると思うね。なんだか、どうなっても金融緩和をやる準備がある、みたいなそういう受け取り方をされたというか市場はそう思ったんだと思う。だから米中が揉めても大丈夫、みたいな雰囲気な。目先の悪材料が否定されたら株価は上昇する。けど、やはり俺としては、今回の米国市場の上昇だけは、このまま信じるわけにはいかんね(苦笑)

(日経平均日足チャート)
日経2-8
さて、片や日経平均だけど・・・俺は米国ダウが間違った上昇だと思うし、日経平均の日足のほうがまともに見える。それは俺が「売り坊」だからというのではなくて、状況を考えると先行きの不透明感は否定できないんだろ?企業業績にしたって日米は大した差はなかったと思う。とにかく去年の12月まではなんとかなった。そこが米国は本決だからねぇ・・・。けど、年明けは日米企業ともに慎重な見方になってるし。そういう意味では窓を空けて25日線を割ったこのチャートはお世辞にも強いとは言えん。週単位でみたら、¥20,000割れが十分に有り得る形だ。日米の株式市場はここにきて連動制が薄れてきてるから、日本株は買えんだろう。


とにかく目先は米中貿易交渉の行方なんだろう。そして恐らく3月1日には米側の要求を中国は先延ばしに出ると思う。それを米国側は了承すると思うね。ただし通商面では妥結して関税が解除される可能性は十分にあるから、そうなるとまた株価は上昇するかもしれん。けど、仮にそうなるとしても、ここは下落の切り返しになって当然で、基本はそれまでは下押しするんじゃないかと思う。

そこで動くのは原油と為替で、特に為替は¥100タッチから円高に向かう公算が大。為替も需給相場に突入する時期だからね。あとはブレグジットでどれだけ騒ぎになるかだろう。
というわけで、なかなか難しい局面ではあるけれど、日本株が上値を追う理由が剥落した2月一杯は下落局面だと思うので、2月15日(金)の日経平均株価は・・・
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日経平均株価:2月15日(金)引け値 ¥19,800
ドル円:¥108.00

を予想する
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日本株を読め!【2019.2.2】調整入りの週

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前週日経平均予想 ¥20,200 日経平均引値 ¥20,788

コンセンサスが16.5万人増に対し、30.4万人増というほぼ倍近い数字を叩き出した絶好調な雇用統計、そして予想外に好調だったISM製造業景況指数とくれば株価はおのずと上昇する展開になった。この週末は流石に米国市場の今後の動向を考えさせられた。完璧な経済指標を受けて米国経済の好調ぶりを目の当たりにしたけれど、FRBの金融政策変更を考えてみれば、ここから売りはもう出来ないかもしれないと遅まきながら迷い始めた。
1000x-1
(FRBの金融政策転換は、インフレを招く恐れが濃厚)

もちろん、世界の株式市場にとっては様々なリスクは満載状態ではあるけれど、現状では米中交渉が終わる3月1日まで、ひとまず決算発表でのドイツ銀行懸念を回避したことで、特別なイベントは見当たらない。となると、ここからの米国市場は一旦は調整入りして揉み合う展開の後、再度米中交渉をネタにして動いてくると考えるのが自然だ。そうなると、雇用がこれだけ伸びて景況感がより強まってくるようなら、インフレ傾向が強まってくるはず・・・。そこにFRBの政策変更の罠が待ち構えているかもしれない。

しかし、それは同時に円高の進行を意味する。日本株は安倍政権が消費税を中止するまでは、海外勢が買ってこないと思うので大きな上昇は無理だろう。そうこうしているうちに円高が急激に進む可能性が株価の頭を抑え込みそうだ。 

(米国ダウ日足チャート)
2-1ダウ

テクニカルで見れば、来週は一旦は調整するとみてまず間違いはない。昨夜(1日)雇用統計がビッグサプライズとなったにもかかわらず、株価は思ったよりも動かなかったことを見ると、米国投資家は利食いを相当意識していると感じる。ただし来週に関しては押しても75日線までと言う感じ。相場の根底にはFRBの金融政策変更という大きな下支えがあるように思うから。
米中問題も3月1日までは目立った動きはないはずだが、ここにきてトランプ大統領自身が相当に行き詰まってるのは明らか。5日に一般教書演説で、懸案の「国境の壁」問題に関して「非常事態宣言」をする可能性があり、政治は混乱するだろう。ただし、株の建設予算を捻出できるかどうかは、前例がないだけに不透明なため(議会が拒否する可能性がある)、その場合、トランプ大統領がどういう行動にでるか読めない。

(日経平均日足チャート)
2-1日経

一方日経平均の根底には「円高懸念」と「消費税増税」があるのは明らか。決算が本格化しているけれど、主力企業の業績はこれまでのところ、懸念されたセクターには安心感が出たものの、中国経済の情勢からして天井を打ったような兆しも見える。3Qまでは受注ベースで来たけれど、こうした場合は常に年明けの受注が減るものだ。日本電産の永守会長の懸念は、その部分があるからより強調されたとみる。したがって来週は¥21,000にトライするも跳ね返される公算が大と見る。
昨夜の為替も雇用統計で一旦はドル買いされたけれど、来週はまた円高基調に回帰するのではないか?となると、上値の重い展開になると判断せざるを得ない。

ならば、日本株が下落するか?と言われると、米国市場の動向次第で調整はするものの、来週は大きな下落はないとみる。このところの夜間のCFDの動きはかなり強いことを考えれば、積極的に売り込む場面ではないような気がするからだ。
ただし、米国が利食い基調になって押し目を入れてくる場面にあわせて、ネガティブ材料が飛び出せば、欧州勢の先物叩きの場面になるから、ザラバの値動きには要注意だ。加えて日本市場の需給を崩す大きな二つの要因が進行中で、一つはサンバイオの暴落であり、もう一つは話題になっていないけれどソフトバンクの下落だ。どちらもこの先投資家はロスカットを強いられる可能性が叩く、そうなると小型株はもちろん日経平均主力にも影響が及ぶかもしれない。したがって来週、2月8日(金)の日経平均引け値は・・・・
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日経平均株価:2月8日(金)引け値 ¥20,400
ドル円:¥108.50

を予想する
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早速リニューアル&記事追記!おかげさまで多くのアクセスいただいてます。
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