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日本株を読め【2017.5.27】意外に強くない週

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日経平均予想 ¥19,200 金曜引値 ¥19,686

トランプ大統領の外遊期間中となった今週、米国ダウ一本調子で値を戻し高値圏($21,079)で引けた。主だった経済指標もなく、住宅関連や耐久財受注の数値がおもわしくなかったにも関わらず、株価は上値追い。その理由はアナリストもはっきりと理解できないと見えて、この上昇に関してはレポートもほとんど出ていなかった。
reutersmedia
(立場が似てきたな・・・苦笑)

FRB議事録ではFOMC発表とほぼ同様の内容で、4月の時点では「6月利上げ」に傾いていた。そして昨夜の(米)1-3月期GDP改定値は前期比年率で0.9%→1.2%に修正され、耐久財受注の悪化を相殺したかたち。
(米国ダウ日足チャート)
dawtop
トランプ外遊中、ダウはほぼあげっ放し。連日掲載されるメディアのロシア疑惑に関するネガティブ記事には、全く反応せずに上値追いを続けた。理由はまったく不明、とせざるを得ない。

トランプ大統領の予算教書が発表されたが、内容は非常に抽象的なもの。だが、微妙に政策変更を織り込んでいた。

チャートは、節目を突破し完全に史上最高値圏まで戻している。原油価格がOPECの減産継続の内容を嫌気して急落したものの、NASDAQの上値追いに引きづられてダウはさほど反応しなかった。こうなってくるとテクニカルでは高値更新にトライする姿勢としか言いようがない。
チャートは新たな天井形成に向かって進む可能性が高まった。

(日経平均日足チャート)
niwtop
片や日経平均株価は、北朝鮮リスクを排除して急激な戻りを演じた後の調整局面となった。日本株もダウ同様に節目を抜けて今回は¥20,000トライに向かって実質的な青天井需給となっている。こちらも通常であれば、十分に高値をとってくるだろうし、「買い」の局面に見える。

だが、そう簡単ではないところが日経平均の難しさで、今後の株価は相変わらず為替に大きく左右されると思われる。すでに日経平均とダウの連動性はほぼ意識されていない。ということは、新たに国内の政治状況等の材料が意識されることも十分にあり得る。加計学園問題等個別の問題は別にしても、トランプ大統領の来週以降の状況如何では、連動する安倍首相への懸念もあり、為替は大きく動く可能性がある。結果として円安が進むようなら日経平均は舞い上がるだろうが・・・。

(ドル円・日経平均比較)
hikaku
 そこで、株式市場に明確な買い材料が存在しない状況・・・つまりは世界のイベント通過で安心感は出たものの、今後の経済見通しを楽観し、世界中が一気にテーパリングに傾くとなれば、出遅れる日銀の政策は円安を助長することになる。もちろん、黒田総裁は在任中にテーパリングを開始することは考えられず、長期的には円安へ向かう。そのことを海外勢がどう判断するかで、日経平均は決まってくるはずだ。

現在、ドル円と日経平均の乖離はMAXで、この状況になれば何時売りモードに転換しても不思議ではないし、6月決算に向けて海外勢は益出しをしてくることはほぼ間違いない。ロングでの運用を考慮すれば現時点が絶好の「売り時」であることは疑いようもなく、次のレンジを考えれば日本株を売ってくると俺は考えます。

したがって来週の日本日経平均は、「強そうに見えて期待した動きにはならない相場」であると思う。海外勢は5月第二週以降、売り越しに転じていることからも、ここは一旦は日本株でパフォーマンスを出す時と考える。来週6月2日の日経平均引け値は、海外勢の利食い局面であることから、
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日経平均株価:¥19,200(6月2日引値)
ドル円:¥110.70

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日本株を読め!【2017.5.20】揉み合い続落の週

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日経平均予想 ¥19,000 金曜引値 ¥19,590

今週は、まるでトランプ大統領のロシアゲートに嫌気して米国ダウは急落したかのような感じだが、実際のところは、FBIコーミー長官を解任したことがトリガーになって一斉に投資家が利食いに走ったと見るべきだろう。ファンド勢の益出し売りで、所謂「セル・イン・メイ」だと思う。その意味では、株式市場は今のところトランプ大統領の辞任に関しては、たとえそれが現実となったところで、景気に対する影響は限定的というか、むしろほとんど影響がないと見ている?何せ、大統領就任以来、まだ何もしていないからな(苦笑)
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(支持率低下38%で焦りの色が隠せないトランプ大統領)

ただ、投資家は市場の景気の行き先を非常に警戒していることは確実で、6月のFOMCを見るまでは、一方的なポジションは取って来ないはずなので、来週の米国市場はこの水準($20,800前後)で揉み合いに入るのではないか。
(米国ダウ日足チャート)
D1
トランプが9日間の日程で外遊に出たことで、ロシアゲート問題は一旦は棚上げの格好になる。もちろん、水面下ではトランプ下しが着々と進行中だと思うが、表面化することはまずない。したがって、この局面はメディアの記事だけで、相場は無視すると思う。
来週の米国の動きは、23日米国予算教書提出(2018年度分)24日FOMC議事録25日OPEC総会と続くが市場に対しもっとも影響するのは4月のFOMC議事録で、FRBが6月に利上げするか否かのヒントを得ようとしてポジション取りに終始するはず。

仮に何らかのアクションで下落となれば、再度「セル・イン・メイ」となる可能性も高いので、前提として考えておく必要があるのでは?

そしてロシアゲートに関しては
コミー前FBI長官、議会証言へー初外遊のトランプ大統領に圧力
というなかなかキナ臭い記事も伝えられている。この問題はまだ、何も始まっていない。
もうひとつ、トランプは外遊先からでもツイッターを止めないだろう。とすると、過激発言が続く可能性も十分にある。

(日経平均日足チャート) 
N1

米国ダウと同様にアイランド・リバーサルとなりそうな日経平均は、週末の米国株高の影響で週初はGUでスタートする(と思われる)。週末の日経平均CFDは¥19,693と金曜引け値から約¥100のGU。

5月8日の下値は¥19,705なので、窓埋めとなりアイランド・・・は否定する方向になる。
だが問題なのは為替がほとんど円安に振れていないという事情がある。これはつまり、トランプ政権の政策実現性を真っ向から否定する動きであって、流石に現状のドル円と日経平均の乖離を容認する海外勢は少数派だ。

一旦は沈静化しそうなロシアゲート問題だが、少なくともトランプ政権自体の政策実現性が剥落したままであるなら、これ以上ダウは史上最高値更新は不可能と見る。もはや、リップサービスで株価が動く地合いではないし、期待感もなし。おそらく23日の予算教書もまた、財政の裏付けを欠くものとなるのは必至で、6月のファンド中間決算までは調整局面になると見る。
となると、日本株は為替次第と言う展開になることが予想される。したがって5月26日の日経平均引け値を次の通り予想する。


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日経平均株価:¥19,200(5月26日引け値)
ドル円:¥110.70

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日本株を読め!【2017.5.13】思い切り利食いの週

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日経平均予想 ¥20,200 金曜引値 ¥19,883

木曜ザラバで¥19,989まであって¥20,000に届かなかった日経平均株価は¥19,883で引けた。それでも久しぶりに予想らしい予想になったな(苦笑)
金曜に985件もの決算発表があり、いよいよ決算シーズンもあと月曜の395件で終了となる。主力銘柄では月曜はメガバンク三行を中心に、郵政三社や建設の一角、NTT第一生命あたり。あとは小型株が目白押しというところ。
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(おいっ!覚悟しろよ!あなたこそ!)

だが、米国市場がだいぶキナ臭い動きとなっていて、トランプ大統領が完全にレームダック状態でなお、ツイッターでアホなことばかり発言してる態度に反感が高まっている状況は見過ごせないね。もう、就任4ヵ月でこの大統領は馬脚を現した感じ。
それに対し、株式市場も相当に嫌気していることだろうよ。

(米国ダウ日足チャート)
daig
米国ダウの日足チャートを見ると、まず目につくのがフランス大統領選挙で上値追いをしてからの揉み合いで、出来高もこの高値圏に集中しているのがわかる。これを見る限り引け値の$20,896というのは、上値のレジストライン付近と言え、さらには木曜の「高値圏での長い下髭はなぞられる」と言われていることからも、この揉み合いが「アイランド・リバーサル」になる可能性が高くなった。
需給面からも、そして現在の米国の政治状況からも月曜はGDスタートが濃厚で、その場合は$20,500からの上昇を否定するだろうね。
これから本格的な「セル・イン・メイ」となると予想。

(日経平均日足チャート)
nik
米国市場のGDのきっかけとなるのは、日経平均の動きだと・・・。

決算発表が峠を越して、なおメガバンクの今期予想見通しの事前報道もあって、この週末時点でも決算は終了の雰囲気が漂っている。
また、今回の日経平均の急騰劇は、国内勢の買いは薄く海外勢主導の仕掛け的な側面が濃厚・・・。つまり、この状況では上も下も海外勢次第で大きく動く可能性が濃厚だ。
なので決算終了とともに「材料出尽くし」で売られると予想。日経平均¥20,000は当分お預けだろう。
短期間で急騰したので、「セル・イン・メイ」になれば、厳しい下落も覚悟だな。

(ドル円ー日経平均比較6カ月チャート)
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さて、まさかここまで為替と日経平均の乖離が発生するとは予想外だった。おそらくここ数年でも、もっとも乖離が進んだ状況で、もはや「セル・イン・メイ」は否定のしようもない。
そしてここまで日経平均が吊り上げられたなら、海外勢は従来にない膨大な利食いが、余裕で出来る。週末になってもなお、日経平均に先高観が残っているために、この乖離を余裕で利食いされかねないわけで、毎度のことながら「してやられた!」という雰囲気だな。

どうも日本のメディアは今回のトランプ問題を軽視し過ぎてる傾向は否めない。だが、米国の政治的な混乱は、思った以上に株式相場への影響が大きいはず。日本の株式アナリスト達は政治問題に対し、白黒で考えたがるよな。イベント化しなければ、分析することがない。ところが、トランプ大統領就任以来、民主党の余裕を見ていると、たとえばオバマ前大統領が政治家継続、ヒラリーも余裕のコメント等々を見ていると、基本的には今のトランプ政権が盤石とは見えないんだよ。

そして一連のロシア疑惑に対するトランプ大統領のとった行動を見ると・・・まぁ、歴代の世界の政治家の中でもこれほどブラフで相場に影響を与えた人もいないだろうし。
一連のプロセスを見ている限り、もはや完全にレームダックになってるし、これを打開するために強硬な手段に訴えざるを得ないということは、株式市場の大きなリスクになってるね。

というわけで、来週5月19日の日経平均株価引値は「セル・イン・メイ」を反映して次の通り予想する。
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日経平均株価:¥19,000(5月19日引け値)
ドル円:¥112.00

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日本株を読め!【2017.5.6】リスクオンの週

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日経平均予想値 ¥18,800 火曜引値 ¥19,445

大外しではないにしても¥645も誤差があるというのは、とても予想とは言えないな。それだけ俺に相場観が欠如しているということで、呆れてもらうしかなさそうだ(涙)
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(もっと簡単だと思った・・・愚痴をこぼすトランプ大統領)

だが、就任僅か3ヶ月にしてレームダックになり果てたトランプ大統領を、相場は完全に無視することに決めたのがフランス大統領選挙の第一回投票後で、ある意味では英国のEU離脱よりもはるかに影響の大きかったフランスで、離脱の芽がなくなったことが安心感につながって一斉にポジションを直したわけだ。その結果を見れば、トランプ・リスクを全く無視していることが分かろうというもので、それが分からなかった自分に腹が立つ。

だがこれで、投資家は今後もトランプ大統領の政策で、動かないこともはっきりした。はっきり言って議会を相手に何の手段も持たない政権では、何も出来ぬことを、これほど証明してしまった大統領はかつていなかった。大統領権限唯一議会を凌駕するものは、陸海空軍の指揮権だけで、これをデモンストレーションで使ってしまったトランプ大統領に残されたカードは、あまりに少ない。
その意味では、今後のトランプ大統領は、株式市場にとって「リスク」になる可能性が高まったと、俺は思うけどな。

さて、来週にも史上最高値更新が濃厚となった米国ダウだ。
(米国ダウ日足チャート)
dau
急騰後の持ち合いから上値をブレイクに向かうという非常に強い形になった米国ダウ。原油価格の下落が重石になって高値を取れなかったものの、NASDAQやS&P500は更新している以上、ダウも追従する可能性が非常に高いし、3月1日のザラバ高値$21,169を更新してくるだろう。
だが、米国経済の減速が明瞭になってくると、今度ばかりはダブルトップ、または三尊天井の可能性も出てくる。ここから買いで勝負する投資家が、どれほどいるだろうか?というのが懸念ではある。

(日経平均日足チャート)
日
米国市場が上値を追い辛い状況で、出遅れの日本市場には資金が集中する可能性がある。ある意味、底打ちと判断された韓国市場が高値をとってきてる以上、日本株が買われないという理由が見当たらない。
今後本番を迎える日米通商交渉で、為替の行方が非常に気になる場面。円安に振れれば米側の姿勢は強硬になってくるだろうし、円高ならば、株価とのかい離から海外勢の利食いがはいることも想定しなければならない。したがって、今後は特に為替にナーバスな局面になってくるだろうと予想。
ただし、目先はリスクオンで上値をどこまで追うかが焦点になるのは、間違いないと思われる。

(シカゴ先物ドル・円)
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シカゴ先物市場は、円ショートが買い戻され円ロングと拮抗する方向。拮抗した場合、そこからどちらに振れるかは、その時の株式の地合いに依存する場合が多いとも言われるが・・・ロングレンジで見た場合、円安に向かう判断するのはいささか無理がある?
為替は正直判断がつかないが・・・俺には円高傾向に変化なし、と見えるが・・・どうだろう。

来週はフランス大統領選挙の結果で上値を試す展開になると思うが、論調によっては韓国大統領選挙が頭を押さえる可能性も決して低くはない。問題なのは、大統領選の結果を受けて、北朝鮮と中国がどう反応するかだろうな。ただし、韓国が親中・親北の政策をとってくるとしても、全体としてリスクは高まることはない。

仮に収まるところに収まるのであれば、結果として残されるのはトランプ大統領の政策に対する評価であって、一層レームダック化が進むのはまず間違いない。

とは言え、来週の展開は上値追いであることは間違いなく5月12日の日経平均株引値は次のように予想する。
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日経平均株価:¥20,200(5月12日引け値)
ドル円:¥113.80

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日本株を読め!【2017.4.29】1日、2日だけ、2立会日の週

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日経平均予想値 ¥17,800 金曜引値 ¥19,196

前週の誤差¥1,620という大外しに続いてまたしても誤差¥1,396という大外しとなって、恥ずかしいばかりだが・・・先週まで北朝鮮情勢を全く読めていなかったことが、こういう結果をもたらしたということで、大いに反省しなければいかんなぁ・・・。
reutersmedia
(ティラーソン国務長官:国連での発言は強硬だが・・・)

内外のメディアを問わずこれだけ、連日大量の北朝鮮情報の洪水の中にいると、情報迷子になってしまい、冷静な判断や公平なスタンスを失ってしまう。それでなくても先入観として、トランプ大統領と金正恩という紙一重の人物という情報が前提になるので、「何が起こるかわからない」という懐疑的な視点で物事を見てしまう・・・。

そういう姿勢は、極めて危険であるということを、大いに反省しないといけない。

さて、この世界はすべて、【マーケットが物語る】という原点に立って判断すべきだった。善し悪しは別にして、政治でも外交でも、経済抜きには何も語れないし、真実も分からない。ただただ、マーケットのチャートが真実を語る、というスタンスに戻るべきだと、反省した次第。そういう意味では、米国ダウのチャートは現在の情勢を如実に物語っているのかも。

(米国ダウ日足チャート)
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3月21日の下院公聴会でのFBIジェームズ・コーミー長官の証言を嫌気して大きな陰線を作ったダウだが、その後の北朝鮮問題に関しては、様子見的値動きで4月15日の金成日生誕105周年での核実験回避後は大きく反発し、その後一旦はフランス大統領選挙を警戒したものの、結果を受けて大きな反発となった。
少なくとも米国は、15日を境に完全に北朝鮮リスクを無視するような動きに転じていて、海外投資家は、トランプ政権が軍事介入するという可能性を完全に振り切った。

つまりは何らかの要因で「米国の軍事介入はない」と確信したと言えるのではないか?
今朝、北朝鮮は弾道ミサイルの発射実験を強行したが、それでも米軍には動きは見られなかった。トランプ大統領は、軍事介入の意思がないことを証明しているようなものだ。

というわけで、米国ダウは急騰後の調整局面で、上値があるとすれば今年1月ー2月の相場模様に似た動きになる可能性は否定できないが、米国経済のファンダメンタルズには陰りも見え始めている。

(日経平均日足チャート)
225

一方の日本市場は、今回の戻りは世界の主要市場でもっとも高いパフォーマンスとなった。日本市場の場合も15日を過ぎて北朝鮮リスクを無視し始めた。米国ダウと比較して4月中旬までの下落が非常に厳しかったわけだが、これは北朝鮮リスクを意識した国内金融機関の売りに相乗りした下落誘導の側面が強かったため。先物で売り崩されて下値は現物を拾われるという、いつものパターンであっけなく嵌めこまれた感じだった。
4月第3週の海外勢の現物買いは非常に高水準であったこともあり、薄商いの中上値を追われてしまった日本市場だが、国内勢はほとんど参加していないとされるなか、チャート的には戻りを試す形となっているのだが・・・。

(ドル円ー日経平均 比較チャート)
hikaku
しかしながら、現在の株価水準まで急激に戻したことで、今年3月の為替(ドル円)との乖離水準を上回るレベルに到達している状況を考えると、このまま上値追いを続けると考えるのは、さすがに厳しい。このレベルにまで乖離が到達すれば、必ず利食い売りが出る。特に海外勢が下値で現物を大量に拾ったのであれば、十分に利食いされる可能性があり、ロング系ファンドも十分に利食いできる水準となったわけで、(彼らが)ここを見逃すのかは疑問がある。

可能性としては二つ。一つは1日、2日の市場参加者激減のタイミングで、ヘッジファンドが先物を叩いてきて一旦相場を下値誘導するというもの。特に、今朝方の北朝鮮ミサイル発射は、格好の材料となる可能性が高い。そしてもう一つは、下値で現物を仕込んでいる以上、1日、2日の薄商いの中で売るのは難しく、したがってヘッジファンドが暴れなければ堅調に上値を追う可能性だ。ドル円に関しては、これ以上の円安は何らかのトリガーが必要になるが、株価水準をこのまま保てれば、利食いは休み明けで十分ということになる。

ただし、7日(日)フランス大統領選挙9日(火)韓国大統領選挙という注目のイベントがあるだけに、早々の仕掛けの可能性が濃厚とみる。したがって日本市場においては連休谷間の1日、2日は弄られる可能性が高いと予想し、5月2日の日経平均株価引値を次の通り予想する。
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日経平均株価:¥18,800(5月2日引け値)
ドル円:¥110.50

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日本株を読め!【2017.4.22】GW前、激動本番の週

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日経平均予想値¥17,000 金曜引値¥18,620

米原子力空母カール・ビンソンとその艦隊が北朝鮮沖に向かい有事に備えると、米政府は公式に発言していたにも関わらず、実はインド洋にいたとする米メディアのリーク情報によって、世界の投資家が「トランプ大統領の完全なブラフ」と解釈し、相場は巻き戻し。調整終了を言わんばかりに反転した週となった。
reutersmedia
(市場はトランプ&ムニューシンを信じるのか!?)

この前代未聞の「ブラフ劇」に世界中は呆れたというか、北朝鮮問題を圧力をかけて「中国に丸投げ」したトランプ大統領は、悠々とオバマケア代替法案と減税法案の調整に取り掛かっていたことになる。そして、いつものように「来週26日に大きな発表を行う」との大げさな予告で、またしても株価を急騰させた。

しかし、この大統領、金正恩以上に危ない人物と言わざるを得ない。現実問題として米中会談の最中に、政権首脳が反対したにも関わらず「娘のイヴァンカの忠告」でシリア空爆を実行してしまったし、アフガンにMOABを落としてしまったわけで、結局アジア(特に日本や韓国)の運命を握っているのはこの「バカ娘」ってことに!?

信じられないことだが、世界の運命は「クソガキ」と「バカ娘」に握られてる!?しかもそこにマリーヌが参戦か!?

(米国ダウ日足チャート)
burafu
26日(水)にトランプ大統領は減税法案を発表するとした。25日(火)には軍隊創設85周年を迎える北朝鮮は、核実験を強行する可能性も否定できない。さらに、23日(日)はフランス大統領選挙があり、5月9日には韓国の大統領選挙もある。

しかし、そうしたイベントを一切無視するかのような週末の動きだったダウだが・・・個人的にはここから、阿鼻叫喚が始まると(いまだに)予想している。
reutersmedia
(マリーヌが大統領になる確率は極めて低いと言われているが・・・)

月曜はフランス大統領選挙の結果を受けてマリーヌ・ルペンの得票率がサプライズになって、欧州市場は急落するだろうし、ダウも連れ安するとみる。
北朝鮮はこのタイミングで核実験を強行する可能性がかなり高いと思うし、さらには、財源の目途が曖昧な減税法案に市場は失望するというシナリオだ。第一、各国との通商交渉は思い切り腰折れてる。

最大の貿易赤字国である中国に対して北朝鮮問題で譲歩したら、当てにしている国境税はままならない。しかも、オバマケア代替案では、大幅な支出削減で「格差拡大法案」との評価も。したがって、米国経済は、超インフレ社会への第一歩を踏み出す可能性があり、しかもそれはスタフレの様相を呈する可能性が高い。

米国の投資家もバカではないだろう(と信じたい)。トランプ政策の、少なくとも方針の全容が見える週であって、減税発表での上昇があるとしても、一時的なものとみるけど。
そのあとに控えているものは、「トランプ弾劾危機」であることは、間違いない。

(日経平均日足チャート)
bura
日経平均はもみ合いから戻りを試すような動きになったが・・・。上値を抑える要素はいくらでもある。まず、日米通商交渉の米側要求がちらほらと報道され始めるだろう。仮に、減税法案が提出されるとなれば、米側は相当強硬に対日要求を突き付けてると予想できる。

また、すでに作成済みの今期予想は、おそらく為替を¥105程度にする企業が多いと思われ、増収減益が自動車を筆頭に相次ぐ可能性を、市場は警戒している。
したがって、作為的に操作され続けた日経平均も、この局面では単純な戻り相場は、期待できそうにないし、相変わらず、懸念が払しょくされていないというよりむしろ、懸念は拡大する方向だろう?
となると、戻っても25日線まで、と思われ、場合によっては急落もありうると予想する。

今回のフランス大統領選挙は、EUを維持するのか、崩壊するのか、を占う極めて重要な意味を持つ。そして仮にフランスが圏内貿易でさしたる利益も得られていないEU残留を選ぶとすれば、この先国民生活が改善するはずもないし、慢性的にテロに悩まされる国家になるだろう。報道されてはいないが、いまのパリ・セーヌ川岸にフランス人の姿はない!パリはイスラム圏の都市となっている!

というわけで、株式市場にとって評価できるのは、トランプ減税の発表だけ、というお寒い状況で、しかもその減税法案は議会提出したところで、課題が多すぎてそのままでは通過はほぼ不可能。となると、連休前の週に「株式を買う意味がない」と考える。よって、この局面では、日経平均は上値を追えるとは思えないため来週28日の引け値を次の通りに予想する。
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日本株を読め!【2017.4.16】日本市場激震の週

カテゴリ:
日経平均予想値 ¥18,500 金曜引値 ¥18,335

まさに激動の北朝鮮情勢。15日に核実験ないしミサイル発射があると言われていたが回避。今回の危機の中では最初の警戒すべき日だったが、中国からの働きかけがあったと推定され回避するにいたった。(トランプ大統領は中国を為替操作国と指定しないとしたことでわかる)
ffff
(影武者に決まってる!本人は地下150mでビビってるぜ)

だが、この問題はこれからが本格化すると思われ、そのことが相場に色濃く影響するだろう。この局面、需給が通用する相場でもないと思う。

(米国ダウ日足チャート)
dau41

$20,350辺りに75日線が迫り、一応のレジストラインに到達しているものの、上値での取引が非常に多く売り圧力はここから相当に調整しなければ、なかなか減ってこないはず。出来高に関しても、日々徐々に減ってきているかとから、現在米国市場が抱える問題に何らかの結論が出ない限り、反転上昇は無理と思われる。
個人的に米国の場合、北朝鮮問題はそれほど大きな下落要因にはならない。そこが米国市場の強さなのかも(戦争好きな国民性!?)。歴史がそれを物語っている。
したがって軍事作戦が開始された場合でも$20,000割れで一旦は止まるのでは、と予想してます。もちろんその後は展開次第!?

(日経平均日足チャート)
nike41

日経平均の場合は、短期的には完全に下落トレンドを形成してるので、どこまで下落するのかは、予想できないと考える。アナリストの中には、そろそろテクニカル・リバウンドという意見もあるが、繋ぎ売りにしても、この局面でショートカバーできるのか?という感じがする。なので戻るとしても短期筋の買い戻しくらいしか要因はないだろう。

個人的に気になるのは(証券業界の常だが)、個人投資家の買いを煽る傾向が一段と強まってきたことだ。彼らは個人投資家に「落ちるナイフを掴め」と言っている。この危機的状況のなかであたかも相場だけは、今回の危機と関係なく動くかの様なコメントは一切無視すべきと考えている。買いを考えるなら下げ止まりを確認してからで十分だと思うし、短期(デイトレ含む)ならば、売りで勝負すればいいだけの話だ。ザラバでは当然戻り局面もあるわけだが、ここで買いで獲るのは非常に難しいと思う。

また、小型株非常に危険な状況に陥っている。この局面で戻りを取るのは至難の業だと思う。1日戻って3日下げる、といった動きになっている。しかもディーラーの無茶な取引が目立つので、個人的には絶対に手出ししたくない。

さて、まだ危機的状況は、これからが本番であることは明白で、今回は需給が通用しない気がするし、為替も¥100程度を念頭に置いておく必要があるかもしれない。したがって、4月21日の日経平均引け値は、米軍の軍事行動が起きるという前提で次の通り予想する。
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日経平均株価:¥17,000(4月21日引け値)
ドル円:¥103.00

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日本株を読め!【2017.4.8】ショートカバー後に売られる週

カテゴリ:
日経平均予想値¥18,600 金曜引値¥18,664

北朝鮮のミサイル発射FOMC議事録米中首脳会談米軍のシリア空爆米雇用統計・・・
まさにサプライズ連発の一週間だったわけだが、日経平均の予想はほぼ的中した(マグレ!?)。だが、これで3週連続で、なかなかいい線を突いていると・・・。相場の事なんで、自慢しても仕方ないことだが、毎週やってれば、こういう週もある!?(苦笑)
reutersmedia
さて、サプライズとなった米雇用統計を受けて、急落と思われた米国市場は無反応だった。まずは米中首脳会談直前の北朝鮮の挑発的なミサイル発射実験、BS縮小を議論していたFOMC議事録、電撃的なシリア空爆、そして予想外のサプライズとなった雇用統計という大荒れの地合いを受けても米国ダウは、非常に腰の強い動きを見せていた。
(米国ダウ日足チャート)
dau407
これだけのイベント(サプライズ)があったにも関わらず、ダウは非常に落ち着いた動きであることがむしろサプライズだ。ということは、つまり米国市場は「外部要因では株価を形成しない地合い」ということなのだろう。株価の位置はものの見事に$20,600(出来高の非常に多い価格帯)を抵抗線とした位置で、25日線下での動きではあるものの、トレンドは全く崩れていない。

しかし、だとすれば、昨夜の3月雇用統計の内容は本来であればもう少し、反応に値するものだったはずだが・・・。米軍のシリア攻撃に対する賛意が下支えしたという側面は否めない。様々なファクターが株価形成には存在するわけだが、昨夜の投資家心理は少なくとも「非常にポジティブ」であったのだろう。

そうなると、来週は実体経済を反映する相場展開になるはずで、目先は急激な上昇要因は何もなく、ちらついてきた米国経済のウィークポイントを徐々に織り込んでゆく相場展開を予想。この位置からの急反発よりもむしろ$20,600を割った後の攻防を想定する。

そうなると日本市場の来週の動向は・・・・
(日経平均日足チャート)
nikke407

すでに3カ月以上の持ち合いを下放れしてしまった日経平均の日足は、お世辞にも強いとは言い難い。
テクニカルでは短期のデッドクロスを形成し、しかも25日線、75日線は下向きに傾いてのデッドクロスである。さらには1月18日の底値を割り込んで、出来高の薄い真空地帯にある。完全に弱気継続のチャートであることは否定のしようもない。

だが連日の下落で来週は自立反発も想定されそうで、現に早くも為替は¥111台まで戻り、日経平均CFDは¥120ほど上昇して見せた。金曜ザラバでの反発で陰線の陰線孕みとなって目先の反発の可能性はある。が・・・、日本市場の下落に関してはテクニカルよりも需給の側面が非常に強いということを考えると、週前半はショートカバー優勢、そして週の後半は再度売られる展開を想定すべきと考える。

そもそも、前年の決算は有る程度好調な数字が読めているものの、本年度の通期予測に関しては企業は相当に慎重になっていることが、先日の日銀短観で明らかになっている。つまり、今回の決算発表に関しては材料出尽くしから、または通期予想の失望感から売られる公算が高いと見る。それを見越した売りが、基本的には止まらないと予想。

また、米国の景気に陰りが見え始めていることで、特に米国自動車販売に対する懸念が台頭していることや18日から開始される日米通商交渉での米側の要求に対する懸念も台頭するために、上値追いとは行かないはずだ。

さらには4月以降の値上げラッシュは、賃上げを上回るもので、国内消費は一段と冷え込む可能性もあり、内需株シフトにも限界が見えてくると考える。したがってショートカバー、国内機関投資家の利食い売り、海外勢の利食い売り、連休前の個人の売り、とういう需給環境を前にしての弱い動きとなると予想する。したがって、4月14日の日経平均株価を次の通り予想する。
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日経平均株価:¥18,500(4月14日引け値)
ドル円:¥110.00

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日本株を読め!【2017.4.1】売り継続の週

カテゴリ:
経平均¥18.750・・・これが3月31日の俺の予想だったわけだが、引け値は¥18,909と、まぁまぁ予想通りの傾向はみられた気がする。
ポイントは28日の権利取り最終日、29日権利落ち日の値動きで、特に29日は配当タダ取り日になったことで、30日、31日と予想した通り売られる展開になった。31日後場の株価急落は、配当分と考えればいいのかもな。
170224takeo-harada_eye
(大分お疲れの安倍首相。髪はバックにしないほうが若々しい!?)

さてそうはいっても、今年の米国経済は去年までのようにはいかないと俺は思ってる。インフレ傾向が出てきて、実質個人消費の伸びが鈍化し始めてることもあるが、トランプ大統領の方針そのものが、インフレ助長なので、スタフレの危険が大きいから。もちろん、そうなれば米国株は上昇するとは思うが、同時に来たるべき大暴落の前兆になってしまう。
今後、その傾向は徐々に強くなるかもしれない。

米個人消費:伸び鈍化、実質は2カ月連続減ーFOMC物価目標を突破

小さな記事だったが、意外に重要なのかも。この状況に「減税法案」が提出されて、「国境調整税」導入ということになると、ますますインフレはきつくなってくる。これが今後1年、2年の米国経済の傾向なのでは?もちろん、その間に企業業績は悪化するだろうな。

しかしまずは来週の米国ダウは、下値を試すのではないか?と予想。
(米国ダウ日足チャート)
dausbi

先週の「下げの三つ星」から戻りを試したわけだが、どうしても$20,750を抜けなかった。その理由は材料難であったこと、そして非常に出来高の多い価格帯であるということ。米国の経済指標は相変わらず良好なものだが、ここまで上伸してきた株価に対してさらに上を狙うだけの理由がなかったわけだ。
しかも目先のトレンドは調整継続で「売り」。ダウにとっては本当に久しぶりに25日線の傾きが変わった週となった。
31日引け値は$ 20,663(▲$65)だ。
原油はOPEC減産期待がでて$50.83と$50を回復したが、これとて来週はまた$50を割れるだろう。シェールの増産状況からすればOPEC減産期待というのは単なる口実だ。

(日経平均日足チャート)
nikkesbi

一方の日本市場。31日の引け値は¥18,909(▲¥153)と非常に厳しい下落で終了、配当分を打ち消した。機関投資家の益出し売りという理由ははっきりしているものの、微妙だがあらためて75日線の傾きが変わったと思われる。日経平均先物夜間は¥18,960を保ったが日経平均CFD¥18,938と戻りのほとんどを打ち消した。

さて、来週の展開ではまず、6502東芝市場マインドを冷やすかもしれない。日経平均は31日後場の急落で恐らく売り先行でスタートせざるを得ないだろう。ブルームバーグ辺りの予想では、「来週は円安傾向で反発」としているが、この時期(株価が)戻れば国内機関投資家の売りものが出る。日経平均はすでに4ヶ月間の揉み合いレンジ相場となっているが、トランプ相場にあってここまで上値を獲れなかった理由を考えると、今後上抜ける可能性はかなり少ないのではないか?それよりもむしろ、下抜けのリスクを考慮すべき局面と見る。

日経平均の上値が重いのは、自動車株の先高観がトランプ政策によって打ち消されていることが大きい。今、日経平均をけん引できるのは、自動車を除く輸出株金融株だけ。そしてここから先の内需は要注意だろう。となると、テクニカルでの反発は在るかもしれないが、来週は基本的には調整継続となるはずだ。

さらには、依然として日本株の頭を押さえこんでいるのが不安定な政治状況だろ。一向に収拾の目途が立たない「森友問題」に加えて、左系メディアの安倍政権に対する総反撃が始まっている。政治が混乱したままの状況で、4月から値上げになる電力・ガス料金が消費を直撃する。さらには、またしても制度変更で一段の可処分所得低下が予想され、日本経済のギリギリの分岐点となる。にもかかわらず、政治は経済を放置したまま・・・。この瑣末な状況を打開するには、もはや解散総選挙以外にないかもしれない。

そうした状況で、海外勢は改めて益出しの売りを本格化させる可能性も大いにあるのではないか?
来週は買いの要素は為替(円安)限定で、売りの要素のほうが大きい傾向が続くと見て、日経平均株価の4月7日引け値を次のように予想する。
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日経平均株価:¥18,600(4月7日引け値)
為替¥109.50

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日本株を読め!【2017.3.25】ハイリスクな局面

カテゴリ:
前回の3月24日日経平均引け値予測は¥19,150、為替は¥112.00だったわけだが、¥19,262での引け値となった。
やはり、上値の重い展開となり、アナリストの言うような揉み合い上放れはなかったわけだ。もちろん、重しになったのは為替でオバマケア代替案の採決断念というニュースが伝わると、¥110.62までの突っ込みを見せて、その後トランプ大統領の政策実行力に疑問符がついて、返って反発という珍しい展開。¥111.34で週末の取引を終えた。
reutersmedia
さて、株式市場は厄介なことになってきた。米国市場の金曜は、採決期待から$20,717の高値を取って、採決断念による下落で$20,529まで、約$190幅の突っ込みを見せて急激にショートカバーが入り、$20,596までの切り返し。しかし、そこからは戻り売りがきつかったように見える。
(米国ダウ日足チャート:価格帯別出来高)
da24
相変わらず景気指標は良好な米国経済だが、オバマケア代替法案の採決断念によってダウの調整色は一段と強まるだろう。4月の米国議会は休会に入り、主要法案の成立は順調にいっても7月、8月とならざるを得ない。となると、ある意味では政策の空白期間となるわけで、高値価格帯でのシコリが重石となり75日線までの調整は不可避と見る。その後の展開次第では$19,750辺りの調整を視野に入れなくてはならないことから、来週の米国市場は弱含みとなる可能性が高い。

(日経平均日足チャート:価格帯別出来高)
ni24

一方の日本市場は、円高が進行すれば、海外勢の積極的な売り(利食い売り)は、考え辛くなってくる。しかし、ダウが弱含むのであれば、連動して値を下げる展開になると予想。来週は久しぶりにダウとの連動性が高まってくる展開を予想する。
日足チャートでも現状の揉み合いにおける出来高が積っている状況では、揉み合い上抜けの可能性はかなり低くなっている。したがって、現状の株価位置はロングにとっては非常にリスクが高いと判断している。さらに、75日線は回復したものの、下値抵抗線を底抜けたことは大きいわけで、週初戻れないとなると、それなりの下落は覚悟しなくてはならないと予想する。

相変わらず景気指標は好調な米国経済だが、ここで注意しなければならないのは、現在の好調さはトランプ大統領の保護政策下ではなくて、オバマ時代のグローバル経済の好調さであるという点だ。株式市場の上昇はトランプ政策への期待感が要因とはいえ、その政策の中身は少なくとも現在の状況を否定するものと言える。もちろん、現在よりも良化する可能性もあり、現に減税期待は相当に大きい。

しかし、減税によって企業の業績は向上するものの、景気が今以上に良化するとは限らない。トランプ政策の中身は、財政支出の大きな変容を意味し、そのことが個人消費に与える影響は決してポジティブではないように感じる。

個人的にはすでに米国経済はピークアウトしていると考えているので、米国のサブプライムショック後の8年間に渡る上昇相場は終焉すると読んでいる。米国の保護主義政策は必ず失敗する。なぜなら日本同様、内需を悪化させる政策が多いからだ。保護主義とはいえ、トランプ大統領の政策は、物価上昇を招き、積み上がったローン市場を破壊しかねない。FRBは嫌でもインフレに対応した利上げをせざるを得ないため、債券市場は必ず暴落する。トランプ政策は極めて危険なものと言わざるを得ない。

その意味では、この相場、持っても1年だろうと考るべき。減税法案によって一時的に上値追い(急騰?)するかもしれないが、それが戻り天井になるだろうね。

さて、膠着した日本市場だが、来週も引き続き厳しい展開となりそうだ。権利取り最終日は28日で、配当分の約¥130が削られる日経平均は、¥19,000維持が非常に難しいと見る。このところの日本株は権利落ち後の値動きが非常に好調で、配当権利はタダ取りの状況が続いたが、今回は少々厳しいだろう。
さらには、欧州リスク北朝鮮リスクもあり円高要因は解消されていない。したがって、3月31日の日経平均株価、及び為替は次のように予想する。
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日経平均株価:¥18,750(3月31日引け値)
為替¥109.50

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