米国市場を見ていると、なんだかまだ本格的に下げてるような感じがないんだよね。ブン投げモードに突入してくるとこの高値圏でダウは▲$1000くらいあってもいいような気がするんだよ。本当にインフレ&金融政策の変更に恐怖を感じているのなら、厳しい下げになってもいい感じがするしね。

強調したいのは今回の金融政策の変更は、いままで株を上昇させてきた金融緩和路線を180度反転させるという事。ここで問題なのは本当のところ株価でもインフレでもなくて各企業の債務負担だと思う。これがメチャメチャ重くのしかかってくるわけで、下落スパイラルに入るとどこかで事故が多発し始めるだろうし。


いま最も危ないのがHYG(ハイイールド債)で、価格は下落の真っ最中で底割れ寸前にある。株式市場が下落してリスクオフになって長期金利が低下してるのも、ある意味気になるし。長期金利は来週ぶっ飛ぶだろうけど、その辺りもどうなるかは未知数ではあるけれど、そうなったらHYGは暴落すると思ってるけどね。

あとは現在も絶好調の不動産市場。そろそろ12月の指標あたりから陰ってくるかもしれないけど、だからインフレは何とかなりそう、みたいなロジックにはならないんじゃないかな。

なので今買わなくてもね。売りも相当に怖いけれど。

まだ下髭が出てるうちは、投資家は萎えていないということかな。