おはようございます^^

PPIが予想外に低くこれを好感して米国市場は大幅高!ジワジワとボトルネックが解消の方向へ向かってるという事かもしれないね。そしてこのところの日経平均の上昇の裏には、海外勢の大きな買い越があるという話も流れてて、そうなるといよいよ2Qに向かう流れが鮮明になってくるのかも。

一方今日は中国恒大集団のドル建て債の一部償還期限となって、もちろんこれは利払いではなくて償還なので、償還されなければ即デフォルトになる。その場合の影響は、恐らくウォール街が考えているよりもはるかに大きくなる可能性がある。

この低金利時代にドル建てで起債された利回り10%以上のディストレス債(1390億ドル)のうち、中国の不動産関連は640億ドルに上ると言われている。というか、10%以上の狂った債券が15兆円もあることが問題で、そんなものまともに償還なんかできるはずがないからね。


で、その債券がどう扱われているのかが問題で、どうせ金融商品に組み入れられて流通してるのだろう。そういうのが本当に怖いわけで、いま市場からは忘れられてるけれども、中国不動産が撥ねたら・・・影響が出ないはずもないしね。そういうのももう少し警戒すべきだと俺は思うけどね。

いまは中国では建設関連の企業の夜逃げラッシュらしいしね。

それと原油やLNGだけど、これも産油国が強硬で(特にサウジ)一向に下がる気配がないし、このまま冬に向かうにつれて、ヤバイことになるかもしれないし。

決算を見据えて楽観するのもいいけれど、問題なのは2Q(米国は3Q)ではなくて通期や来期の予想だから。

というわけで、今日はいいけれど、持ち越すのは少々怖い気がするんだよね。