おはようございます^^


昨日の日経平均の不可解な下げが、どうしても分からない。思い当たることと言えば、やはりファミリー・オフィス関連に対する警戒感としか思えない節がある。

それでこんなニュースが出たことも一因なのかも、と思った。

ウォール街の監督強化に向け、米政権の作業に着手

考えてみれば、アルケゴス問題は、弱小のファミリー・オフィスと思われていたアルケゴスが、膨大な建て玉を(実質的に)建てていたということ。差金決算ということはそれに対し、またしても投資銀行が裏で噛んでいたということ。このことが米国投資家にとっては相当にショックだったんじゃないか?

ここまで株価が上昇を続けてきたわけだが、これは誰かが買っているから。その誰かが、例えば有名なファンドだったり、個人投資家だったりすると思っていたけれど、実は実体の分からないファミリー・オフィスである可能性が非常に高まった。

はっきり言ってそれはそれで、非常に問題だ。

実体と明らかに乖離する水準まで株価を買いこんできて、そこで規制がかかるかもしれない、となれば誰がここから株を買う?みたいなことになる。


日本市場を操っているのは欧米系の投資ファンドや銀行と言うことになるけれど、もしかしたらファミリー・オフィスが現物の多くを差金決済取引で買っているとしたら・・・

そう考えると、昨日の意味不明の売り方にも、なんとなく納得ができるというかね。そんな穿った見方をしなければ、どうしても分からないんだよ。クレディが大量処分でNASDAQが・・・というのも、昨夜は全然当たらなかった。そうじゃなくて既存のファミリー・オフィスが規制の可能性を察知して徐々に建て玉を処分する、ということも十分にあり得ると思うのよ。

なので、個別銘柄をファンダで判断して買いを入れても、成功しないパターンがちょくちょく出てきそうな感じがするよね。

米国10年物国債も金利が低下してるし、これはある意味リスクオフに傾きつつあるという証だし、円もどうやらトレンドが転換しそうだし・・・。

多くのアナリストや評論家が言ってる株高見通しって結局は、こうした流れに吞まれてしまうような、そんな気がするのよ。