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ここまでこうして米国大統領選挙の推移をある種の期待感を持って見守ってきたけれど、米国っていうのは本当に難しい国だという感想だね。。。

もしかしたら日本も似たか寄ったかのところかもしれないけれど、とにかく大多数の米国人というのは、政治を宗教(信仰)のように見てるんだな、という思うんだよね。カトリックであれプロテスタントであれ、またイスラムやモルモンでも同じだけど、信仰というのは、まず理屈はどうあれ「神を信じる」ということだよね。だから信仰にはあまり多様性はないんだと思うのよ。

また宗教的に考えると「異端は罪」なんだろうと思うしね。

だから、そのことを今の政治状況に例えるならば、共和党という宗派と民主党という宗派があって、その信者はたとえどのような状況になろうと、基本的にはよほどのことがない限りは、ほとんど無条件に宗派の主張を受け入れる。


今のこの米国での現象や混乱というのは、そう考える以外に「解」が見つからない気がするんだよね。

だから、例えば民主党の支持者が他の宗派から「不正だ、なんだ」と言われても、また目の前に動かぬ証拠を見せられても、民主党に従うということはつまり信じる宗教に殉教するという感覚なんだろうと思う。

その姿をみてそれは違うだろう!といくら他の宗派が言ったところで、関係ないんだろうと思うね。

うん、それがどうやら(今の米国を理解する上での)正解かもしれないと思ったよ。


さっきも、2時半くらいだったと思うけど、米国ダウがいきなり上昇反応を示したけど、その時のニュースが「上院がトランプ弾劾決議を15日にすることを検討している」というものだった。本来上院は今休会中で19日に審議を開始するという日程なんだけど、民主党が今日トランプ弾劾を可決すれば、即審議の上決議を出すという意味。

そういうニュースは、株式市場では大歓迎されてるという意味なんだろうね。完全にウォール街は反トランプなんだ。まんま、バイデンポジションで行くつもりなんだろうね。

民主党と共和党は宗派が違うのなら、なんで?という疑問がわくけど、それが今の米国をややこしくしてる要因なんだと思うんだ。宗教ってだいたい上の人間は結構信仰とは遠い位置で、カネ儲けとか悪事を隠蔽するとかでやりたい放題なんだよな。


ペロシ(下院議長)とマコネル(共和党上院院内総務)が、利害が一致してるんで・・・。

でもね、信者は基本的には宗派に殉教するのよ。

今のところ共和党の大司教はトランプで、民主党はバイデンということになるんだろうけど、それぞれに言うことを聞かない枢機卿がいるからねぇ・・・。


なんだかよくわからんけど、株式投資をするのに、こんな社会背景を考えなきゃいけないのかぁと溜息が出る。単純に客観的に見てトランプ続行が正しいと思えるから応援してるけど、とにかく民主党はもちろん大部分のメディアとかウォール街とかトランプを悪者に仕立て上げることで、信者には完全に偏った教えを正しいとしてるんだろうしね。ウォール街は信じれば神の恵みがある、とばかりに株は上昇!

反面、俺のような共和党信者(ではなけれど)の立場は、大いなる迫害を受けることになる。ほどんど隠れキリシタンの心境だね。

けど、信者(支持者)のことを本当に考えるならば、そろそろ勝負を賭けてくれないと困るんだよ。俺は平和主義者だから、みたいなのはもういらないし。

わかってるのか!?トランプ!