byouinnsenn

今日は久しぶりに先物の売り叩きで、相場が総崩れ、総投げになったのを見た。でも今日の急落は、完全に日銀の責任だろうね。前場執行で多分1202億円のETF買いをやった。だから、前場はなんとなく上昇する動きになってたけど、それは株式市場の状況、たとえば前夜に米国ダウが$410下げてて、さらいCFDが$200以上下げてる状況で、思い切り相場には下げ圧力がかかってた。

そんな中で買い執行したことで、予想外に日経平均は強い動きとなった。でもそうなれば、海外勢は「日銀が前場執行でETF買い指示を出している」とすぐに気が付いてしまうからね。

今の日本市場は、少しでも上昇する気配になると、なぜか提灯がついて個人が買いで突っ込んでゆく。それも、評論家などが、底当てゲームばかりやってて、急落、暴落は買い、みたいなことを喧騒してるからだろ。あいつら、絶対に買えてないくせに、そんな寝言ばかり言うんだよ。

暴落が買いかどうかなんて、本当のところ誰にもわからない。けれども過去の事例は多少時間がかかっても、買っておけばいつかは利益が乗るし、事実そうなってきた。


でも、そんなことは、どうでもいいのよ。だって日本のバブル崩壊でドスンと来て買った玉なんか、とうとう利益は乗らなかったし、結構我慢して買った玉でさえ、15年もかかったんだぜ。

確かに最近の急落場面では、落ちると10年に一度のチャンスなんていうのがすぐに出てくる。今回だって某有名投資家は人生最大のチャンスと言ってたね。結構前だったけどね。そこからさらに$5000くらい下がったけどね(苦笑)


で、俺は思うけれど、こういう場合は株価で判断しないで、もっと大きなファクターで、たとえば世界経済がどういう状況で、目先どうなっていくのか、とかいう状況を判断したほうがいいと思うんだよ。今、世界経済は本当にどん底になってる。けれどこの先もっとどん底のどん底があるかも知れないくらい、未知数だらけ。

それで、今の水準というか3月の底値はまさに、債券やヘッジファンドや、何から何まで破綻寸前だった。だから、もしも3月底値を割り込んでいくとするならば、そしてそうなってもファンダメンタルズで十分に説明できるという恐ろしい事態になったら・・・。



その部分はなるかならないか分からないけど、分かってることは新型コロナはこの先まだまだ感染が広がって、死者も増えるということだよ。米国はニューヨーク州ばかりが話題になってるけれど、他の大都市に感染が広がることも計算しておかないとヤバいし、何よりもワシントンD.Cが危険だよ。

なので、金融緩和をしたから、とか対策予算を実行したから、というレベルではどうしても解決できない部分が今回はあるということ。ならば、予断は禁物だと思う。


テクニカルではもう日経平均¥16,000はあり得ないと、某アナリストは言いきってた。また¥18,000は岩盤で、日銀が介入している以上、割ることはないとも言っていた。今日は確かに止まったけどね。

この相場、誰にもわからないし計算もできない。

ただ、ここまで需給が悪化すると、またぞろ投げなくてはならない投資家がでてくると思う。その辺もよく考えながら勝負しないとヤバイね。