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トランプ大統領、金融当局に利下げ圧力ーFOMC会合を来週に控え


今週もまた始まったトランプ大統領の利下げ圧力!経済指標が好調だったことからすっかり来週のFOMCでの利下げ予想は0.500から0.250を戻った感じがする。

けれどもそれがトランプは気にいらないわけだ。

しかし毎度のことながら、このトランプ大統領って人は、本当にしたたかで緻密に計算してやってるんだよなぁ。ここまでいろいろ考えてやるってのは、いつもながら感心させられる。



というのは、今、この時期で0.500の利下げをすれば、当然株式市場はぶっ飛ぶだろう。史上最高値を更新してかなりのところまで行っちゃう。だって米国経済は全然悪くなってないんだからね。

もちろん、今の日本市場の需給状況からして、日本株だってぶっ飛んで行くだろう(そろそろ空売り警戒だ)。恐らく調子こいて空売りなんか入れてたら、それこそ○ツの毛まで抜かれそう。


そうなったら、中国を思い切り叩ける。もちろん、米中対立はこれからが本番なんだろうし。それとイランね。もはや米国も大量拘束されたことで我慢の限界が近いのは間違いない。

やるんだよ。だからそのために、0.500の利下げしておかないと・・・というわけ。


でもそうなると、株式市場ヤバイことになるんじゃないか?って心配も出てくる。もちろん、中国の金融が相当にヤバそうなんで、下手すると金融危機的な状況だって有り得るよ。


でも、トランプの計算って、ここからが本領なんんだよ。

今、米国ではトランプがマイノリティの下院議員に対して「国に帰れ」みたいなツイートで大騒ぎになってるけど、あまり左寄りになりたくない下院の民主党ペロシ議長と、インフラ投資法案に関してほぼ合意に達しているわけよ。

つまり、今利下げして株価は上、その後に中国・イランで株価が急落しても、今度はインフラ投資法案でまたまた復活できるという計算をちゃんとやってるんだよな。

これが、トランプ大統領が本当にしたたかで、凄いところなんだろうねぇ・・・。

まったく恐れ入るよ!