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一時は¥200ほど高かった日経平均CFDも、ご祝儀が剥げてきたか、いつものペースに戻りつつあるよね。けれど、そうは言っても、非常に底堅いというか、今夜も押してから余裕でリバウンドしてる。やはり、本家に長たらしい「令和バブル」なんていうレポート書いたんだが・・・俺の予想が当たったりして(苦笑)

安倍首相もこれで終わりなら、ただの凡人というか、何もレガシーがない長期政権だけの首相になりかねんしね。ここらで一発ぶち上げないと、時間がないぜ。

安倍首相の課題ってのは・・・

●憲法改正

●拉致問題解決

●景気浮揚

なんだろ?だいたいアベノミクスが完全の腰折れになっちまってるから、このままではレガシーナシ。そのうえここで消費税を5%から10%に引き上げただけのA級戦犯となると、後々何を言われるか分からんしな。

もっとも安倍首相の後世の評価なんかどうでもよくて、目先の日本をどういう方向に持っていくか、だからね。そういう方向感を今一つ打ち出せてないところが痛いよな。

だから、【日本市場】消費増税延期と衆参同日選挙で令和バブルへ

みたいなことが起こる確率は結構高いとみてるんだ。もっともそうなれば、俺も「売り坊廃業」の危機だけどな(苦笑)



さて、令和2日目。米国ではちょっとしたショックが起こったね。FRBパウエル議長がトランプ大統領の利下げ圧力を拒否して見せて、ストンとダウが$100以上下落ってことだけど。

その前に、目立たなかったけど(米)4月ISM製造業景況指数が、結構ショックなほど悪化したんだよ。コンセンサスが55.0に対して52.8だった。それを打ち消すように4月ADP雇用統計が良好な数字を出したりして、特別数字の低下を気にしなかったと言うのもある。

けれど、米国経済はちょっとおかしな減少になってるのよ。日経が結構いい記事書いてるんで掲載しておく。

早期利下げ観測、FRBがけん制
トランプ氏・市場の圧力強く


まぁ、この記事は、相変わらず中途半端な意見さえ書いていないんだが、指摘はまぁまぁ。で、俺が気にしてるのは、
jjjj

なんだよね。ちょっと違和感がないか?だいたいこのところの米国のCPIは2%のインフレ率に全然届かなくなった。けれど、この期間ってのは、中国からの輸入品にたっぷりと関税がかかってるんだぜ!ということは、かなり物価上昇圧力が強いはずなのよ。ところが、こうやって下げてる・・・。

これはさ、ちょっとにわかには理解しがたい現象だと思うね。


ちょっと、米国経済の足腰に疲れが出てきてるんじゃないか?って感じるよ。雇用統計も結構乱高下したし、確かに異常な寒波にも見舞われたけど、だとすれば物価はもっと上昇してもいいんじゃ?みたいに思うけどね。

今回もトランプの圧力に対してパウエル議長は強がって見せてる。でも昨年もずっとそんなことやってたよなぁ。10月まで利上げしててさ、12月になっていよいよトランプが怒り狂ってると、あっさり白旗上げちゃって。

ってことは、現在のFRBってのは、政策根拠が一体どこにあるんだ?みたいな、そんなことになっちまう。遅行指数だけを見て、現在の景気の状況を判断するってのは、どうかと思うね。実際、今のFRBってそういうことしかできないんだろう、と想像するしかないけどな。

それで利下げ拒否ということで、だったら米国市場はここから上があるのか?って考えざるを得ないね。そりゃ、米中妥結しまっせ!と連日ムニューシンあたりが煽ってるんで、妥結するんだろうけど。でも事前の予想よりも反応は鈍かったりしてなぁ・・・。

なんとなく令和2日目にして、米国経済の先高観に水を差された格好になった感じ。まぁ、このまま、6日まで相場が持ってくれることを願うけどね。