自動車銘柄がどうもいかんね。これ、トランプの打ち出した自動車関税云々の影響はかなり大きいと思うけど、どうもそういうことばかりじゃないみたいだ。特に7203トヨタな。これ、俺が相場の指針としてる銘柄なんだが、日経平均が年高手前まで回復してると言うのに、トヨタなんか全然買われてないと言える水準にある。今年は4月、5月、7月と三度戻り相場を作ったけど、その時には大きく日経平均と乖離して上昇したんだが、この夏場に売られ始めてようやく戻り始めたとはいえ、日経平均との乖離はまったく埋まらない。
(日経平均・7203トヨタ・8306三菱UFJ比較)
toyota
同様に少しは乖離を縮めたとはいえ、メガバンクも相変わらず日経平均に追い付けない状況。

メインの8306三菱UFJは6-7月にかけてこれでもか!というくらい売られてからようやく日銀の政策変更の影響もあって買われ始めたけど、今の状況では7203トヨタ同様に日経平均を牽引するどころか、足を引っ張ってるようなそんな値動きなんだよな。

ただ短期の株式投資の場合、日経平均の上であろうと下であろうと、日経平均と同じような値動きが出れば獲れないことは無いけれど、日本市場という視点では、こういう銘柄が日経平均の水準に追いついていかない限りは、本格的に復調とは言えないような気もするんだよな。

まぁ、トヨタの場合は日米間の自動車関税やら台数制限といった懸念が晴れてはいないわけで、なおかつ中国に大きな投資を決めたはいいけれど、肝心の中国自動車販売が7月、8月と減少してることも懸念材料だったり、世界的に見てEV化が全く進んでなくて、EV販売の5割以上は中国だってこともある意味懸念ではある。なので、今回の相場で海外ロング勢が買ってくれてるかどうかがポイントにはなると思うけど・・・。
そしてメガバンクは、何といっても日銀の政策次第。最近8306三菱UFJが上値追いをしてるのは、日経平均が好調というよりも、米国債10年物金利が上昇して短期ものとのフラット化懸念が和らいだことによるよな。来週FRBは利上げをすると思うんで、その場合はまだ上値の余地が出て来るとは思うけど、奈何せん日銀の政策がスティルステーパリングなんて言われてるうちは厳しいかもな。

なので、この辺の銘柄を大量に仕込んで状況の変化を待つ、といった余裕ある投資ができれば本物なんだろうけど、俺にはその技量がないのよ。いつも短期であたふたとせせこましく取引することしかできないんだよな。

そういう意味では、中国でも米国でも自動車販売がピークアウトしてしまう可能性は十分にあり得る。特に米中貿易戦争がエスカレートして、なおかつ米国が日本に厳しい要求を続けると、7203トヨタは下落トレンドを抜けられない可能性も十分にあるしな。8306三菱UFJにしても海外債券や投資のリスクと取り過ぎてると感じるんで、特に米国の状況には敏感に成らざるを得ないし、もうひとつ三菱御三家の海外投資案件に対する懸念も残ってるし。特に資源関連の投資が・・・。

海外投資家の評価は相場を見る限り、無茶苦茶な投資をしてる9984ソフトバンクのほうが上なんだよねぇ・・・。この辺がもう一つイケイケに成れない理由ではあるんだよなぁ。
 

これを出してくると思ったぜ!というか今の不確定要素の塊のような相場でははっきり言ってこれしかない。俺のワンナイト・ギャンブルもこの範疇だからね。 これは大推奨だな。
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