いきなり来たように見える、このCFDの下げなんだが・・・
これはさ、やれ森友だ、加計だ、日大アメフトだ、と連日そんな話題ばかりを取り上げてるメディアのお陰で、いま、海外がどういう状況がまったく知らされてなかったという状況が問題なんだよな。
せいぜい、米朝会談をやっぱりやります、とか安倍首相がまたまた訪米するとか、その程度でさ、肝心なことは何一つ記事にしないんだよ。それは何もテレビだけじゃないし、日経やロイター、ブルームバーグなんかも同じだし、当然アナリスト連中は「底あてゲーム」ばかりやってるし。企業の業績がどうの、なんていうのは俺だって書ける。けれど、この相場の先行きは、そういうことじゃないやんか!

だいたい5月の第三週あたりからもう、この相場には違和感がたっぷりと漂ってたやん。夜間でダウが$200もカチ上げてるのに日経平均CFDは僅か¥30しか反応してないとかな。その逆も結構あったんで、そういうときには「日本株は強い」みたいなことを書く。けれど、連動上げしない要因を探ろうともしてなかったし。

実際はイタリアの連立政権がいよいよEU離脱へ舵をきることが決定的になってたり、イタリア国債のCDSがぶっ飛んでたり、キナ臭い要因はいくらでもあった。けれども、そういう記事よりも、米朝会談なのかよ、と言いたくもなる。イタリアだけでなくスペインも相当に危なくなってきてる。一連のトランプ相場が終わったところで、今度はEUへ舞台を移すわけか?って感じになってきた。

にもかかわらず、米国はそういう状況を無視して自動車関税だの、なんだのって言ってるわけだよ。しかも、さらに6月は利上げをやりそうだしな。そうなれば、いよいよ新興国から投資資金が流出する可能性も大いにあるし、というかすでにトルコ危機、アルゼンチン危機でそうなってるわけで、そう言うのも無視かよ、みたいな感じするだろ?

特にトルコのリラ建ての投信が結構出回ってたよな。それはとんでもないことになっちまってるのよ。

というわけで、こうしたキナ臭い感覚ってのは、意外に大事なのかもしれんね。メディアやアナリストが情報ださんから、個人投資家は感覚に頼るしかないのよ。今月は2度ばかり買い転換して、2度とも、どうしても信じられなくて1日、2日で手仕舞いした。それはさ、夜間でダウやら為替やら原油やらを見てて、そういうなかから湧き出た感覚なんであって、今回も何とかポジションチェンジできたんで・・・。馬鹿みたいに夜中に眠い思いをして世界株を見つめてるのも、伊達じゃないな、と思ったよ。
 

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