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前週日経平均予想 ¥23,000  5月18日日経平均引値¥22,930

珍しくというか、先週の「日本株を読め」は、株価だけでなく地合いのコメントに関してもほぼスバリ的中したと思っている(たまにはこういうこともある!?)。その要旨は米国ダウに関しては、米国債10年物金利が3.100%を目指すが定着出来ない場合はレンジ相場入りとなる、と言うもので、日本市場に関して言えば為替次第の相場で、¥110を越えてくるようだと高値を目指す展開もあり得る、と書いたが実際には3月末から続く上昇相場は、極めて堅調に上値追いをしてきたと思う。
YURO
その意味では、米国債10年物金利に関しては、3. 126%をつけたものの其のレベルでは買いが殺到し、現時点では3.060%まで押し戻されている。この局面では、3.000%は下のレジストラインとして機能しそうでもあるので、来月のFOMCを意識しつつ再度上昇に転換すると思われる。そして、ドル円は¥111.09を付けて米国長期金利の低下とともに¥110.61まで押して見せたが、来週は再度円安方向に切り返すと見る。
(米高ダウ日足チャート)
ダウ5-18
米国ダウもようやく下降トレンドの上値レジストライン突破を決定づけるような値動きになってきた。75日線を越えてきたことで、戻りを試す資格は十分にあると思われるし、少なくとも年初来の展開では「セルインメイ」の理由が見当たらないと思われる。

ただし、ここから上値追いするというのは、あくまでも米国市場が金利上昇を容認するという仮定の話であって、現実には金利上昇に伴う債券市場の動揺が表面化する可能性は十分に高い。サブプライム自動車ローンの延滞率はリーマンショック前を越えているし、学資ローンの延滞率も上昇している。さらに都市部では不動産市況の高騰によって弊害が出ており、雇用情勢は極めてひっ迫している。この状況を打開するには賃金の上昇以外にないが、それにブレーキがかかるようであれば、懸念は一気に高まるだろう。したがって、企業決算も終わり、今後は経済指標でインフレを確認しつつ、6月のFOMCを迎えることになる。そこまでは少なくとも急落の場面はないかもしれない。

(日経平均日足チャート)
ニッケ5-18
一方の日本市場は、相変わらずドル円次第だろう。企業業績に関しては今期予測は期待を裏切る結果になったものの、間もなく業績の上方修正期待に変わるはずで、そうなると嫌でも相場は上値を追い掛けるだろうと思う。すでに2カ月近くの上昇相場を演じてる日経平均だが、現時点で為替以外に問題点は見当たらないが、日米通商交渉が表面化したり、米朝会談が実現しない場合には、25日線までの押し目はあるだろう。なので、主力銘柄が軟調になったところでは、中小型株への物色で凌げる展開かもしれない。

さて、来週の一番の懸念は米中貿易交渉の行方イタリア政治情勢と言うことになる。今回の米中協議に関しては早くもトランプ大統領が妥結するのは難しいとコメントし、合意は極めて困難な状況になっている。中国は今回の交渉も具体的な期限や数値目標の設定を拒否し、のらりくらりと逃げる戦法に出ただけでなく、北朝鮮の態度を硬化させ、米国に圧力をかけた。しかし、それは中間選挙を控えたトランプ政権には逆効果で今後は難航するだろう。これを米国市場が織り込むのは、なかなか大変だと思われる。
またイタリアに関して言えば、報道されないものの、イタリア国債の金利の乱高下を見るだけで、リスキーな状況は理解できる。総選挙の結果、連立政権を組む「五つ星運動」と「同盟」は反EUであって、EUの枠組みを無視する構えである。大幅な国債増発を行えば金利は急上昇し、厳しいインフレに見舞われるだけでなくECBのユーロ圏決算システムは機能不全に陥る可能性がある。したがって堅調な上昇相場の日米市場と言えど、地合い悪化には抗えない。 

よって、来週の日経平均株価は外部要因による調整含みと考えるべきで、
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日経平均株価:¥22,800
ドル円:¥110.00

を予想する。
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