日本株を読め!【2018.5.11】決算本格化で売り優勢の週
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(FRB6月利上げは確定的)
またGW入りした日本市場だが、相場の休場が続くと見るや、いきなり日経平均CFDは米国株と連動した。この1ヶ月間、連動性が薄れていたにも関わらず、昨夜は従来の形に戻ったような気配だった。ドル円はすでに¥109台コンスタントで、昨夜は¥110タッチの場面もあったが、基本的にはほとんど反応していない。つまり、日本株に対する海外勢の買いスタンスが変わる可能性が出てきたということかもしれない。
(米国ダウ日足チャート)
すでに75日線の傾きは下向きが確定的で、米国市場の天井感が嫌でも出てきてる形。しかも昨夜はこれまでなかった「前日の下髭をなぞる下落」となった。一旦は買われて下髭が出来ても、翌日にそれをなぞる下落をする時の相場は、はっきり言って弱い。米国ダウではこの半年間ほとんど出なかった形である。加えて、上値のしこりは膨大で、この先これを消化する材料が見当たらないことを考慮すれば、今後米国ダウはこのシコリ玉の整理を強いられることになる。
連休になって(日本株には)非常に厳しい時期なのだが、今夜、そして明日とますます厳しい状況になるだろうし、来週はいよいよ大幅下落のシーンとなるかもしれない。
(日経平均日足チャート)
日経平均は、決算期待&円安の流れで、4月20日から米国ダウと逆行する形になった。75日線をブレイクした現在の需給は上値はなかなか重い局面とはいえ、決して悪くはない。このまま、円安が続く限りジワジワと日本株は上昇する可能性が高いと思われるけど、日米の企業決算のタイムラグ(米国は2週間ほど早い)を考慮すると、来週から本格化する決算は決して楽観できないだろう。それでもまだ、日本株は比較的強いと思われるが・・・。
仮に上方の窓埋めを意識するのであれば¥22,659まではあることになる。問題は来週の揉み合いを経て決算後材料出尽くし感が出ること。恐らく相場は下落反転すると見るが・・・・。
このところの米国債券市場では、買いが非常に優勢となっていた。このことは、株価の弱気を嫌気した株売り=債券買いの流れの可能性が濃厚であることを意味している。仮に、米国債10年物金利が上昇して再び3.000%を超える場面になれば、間違いなく債券買いが加速する。その場合は、米国株はまず買われることは考えられない。現状の動きは明らかに投資家がリスクオフを意識した動きだと思う。したがって、仮に来週の週初に日本市場が反転するような動きになれば、米国市場との連動性は再び高まるだろう。
したがって、5月は「セル・イン・メイ」となり、厳しい展開が予想される。よって5月11日(金)の日経平均株価は・・・・
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日経平均株価:¥22,200
ドル円:¥107.00
を予想する
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