まり注目されなくなったけど、このところの欧州市場が非常に弱いね。これで、冷静になって見てみれば、全世界で同時株安の様相になってるんだよな。いつもならこんな時には中国上海が逆行高するんだが、なにやら世界中で「何か」が進行してるような、そんな雰囲気があるのよ。やはり、それはトランプの仕掛けた関税措置の影響なのかもしれんし、米国発のリスクオフの流れなのかもしれない。

昨夜から感じてたけど、この時期に米国で「債券高・株安」の流れになるっていうのは、通常では納得できないよな。為替の場合は特別な要因もあるだろうから、比較するのは難しい面があるけれど、「債券高・株安」は、リスクオフという意味だろうから、金利上昇の最中にあって、こういう流れになるのは、何かしら「理由」があると思うんだが、それが分らんのよ。


ヒントになることは、金融機関のドル調達が難しくなってるという報道。なかなかプレミアムが付いてしまって大変だということ。そして、それに呼応してかどうか銀行間金利も上昇してるってこと。こういう現象は、つまりFRBの利上げに呼応してる動きなんだろうけど、あまりいいことではないし、そうなってくれば、新興国はドルベースの決算もなかなか大変になってくる。アジアの株安というのは資金流出の懸念があったりするのかも、などと勝手に想像してるわけよ。

これで、今夜あたり米国市場が逆行高するというのであれば、その線が濃厚になってくるしその場合の原因と言うのはやはりトランプの政策なのかもしれんということ。なんというか世界中で微妙に経済のバランスが崩れつつあるのかもしれない。だが逆に世界と連動してダウが続落するようだと、これまた話がややこしくなるのよ(苦笑)


だがこうした微妙な時期に、日本市場は期末権利獲り相場になるというのも、巡り合わせが良くないよ。やたらと休場が多くて遣り辛いというのもあるけれど、どうもツキがないというか、非常に厄介な状況が多すぎるんだよな。まぁまぁ、ダウCFDは大幅下落してる欧州に呼応してマイナス圏で推移してるけど、ここから下げるということは、底抜けするということなんで・・・。そうなると形としては欧州と同じになる。欧州はドイツDAXもフランスCACも底抜けしたんだよ。その意味では、ダウは今夜が正念場と言うことになる。

気になる米国債10年物金利2.755%で返ってきてるんで、リスクオフ相場なら、今夜のダウは続落、底抜けということになる。難しいねぇ・・・。
 

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