大引け後スルスルと上値を追った日経平均CFDだったが、今日に限っては不安は感じていない。まずニニュースで流れた米国下院情報委員会でのロシアゲートに対する調査打ち切りと「白」判断は、モラー特別検察官の捜査とは別で、ほとんど話題にもなっていない。それよりもむしろ、強硬派と言われる評論家のクドローをNEC(米国家経済会議)委員長に抜擢したことのほうが大きいのかも。
rizai
(連日の苦しい答弁 財務省太田理財局長)

これでトランプ政権はますます過激集団と化したわけだ。そしてトランプは、中国に1000億ドルの赤字削減を要求し、また日韓をこきおろす発言まで行った。いままでなら穏健派・協調派のティラーソン国務長官がいて、さらにコーンNEC委員長がいたことで、ある程度抑制がきいたわけだが、いまやトランプのイエスマンの集団になっちまった。ECともやる、中国ともやる、そして同盟国である日本、韓国もとくれば、これはもう完全に世界中に喧嘩を仕掛けることになっちまって、下手をするとドル安傾向が止まらなくなる。しかも、今後続く大幅な国債発行でますますドル安の拍車がかかるかも。

しかし、さすがにトランプ政権と言えど、こういう政策はドル安を招くことは百も承知だと思うし、むしろ今回は意図的にドル安を仕掛けてると言える。それをちょっと足りないムニューシン財務長官はダボス会議で口走ってドラギは激怒したわけだが・・・。一連のトランプ政策は明らかにドル安を志向したものだよな。

日本は・・・米国がそういう政策を主導しているというのに、経済の話は財務省公文書偽造問題ですっ飛んでるわけだ。そして海外投資家もまた、森友問題はもう決着付いてる話、として無視する姿勢でいたけれど、どうやら政権基盤の雲行きが怪しくなってることに、気づき始めた感じがする。なので、日本株の今日は今年一番の薄商いで現物買いは入らないし、空売りも高水準を維持したままだ。

実際、この問題は、日々新しい情報が飛び出してきて、そのどれもが安倍政権に不利なものばかり。この一連の経緯を見れば、いかに政府答弁もいい加減であるか、と言うことが分ってきてしまって、また与党内にも様々な批判が噴出していることからも、とても楽観できるような状況ではない。おそらくそう言ったニュアンスを海外勢は感じ始めてる?

今夜はニューヨーク連銀の製造業景気指数が非常に良好で、サプライズのようになってダウCFDは$100ほど上昇しているけれど、これはもう全然当てにはできないね。恐らく何らかの情報やニュースで上げ分を打ち消してくるだろう(願望だけど)。

さて、そういう状況で日本市場は、ちょっと円安にはなりそうにないので・・・。いずれにしても今夜のポジションは、勝負だな(苦笑)
   

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