いまのところ、中国は沈黙を守ってる。けれども独裁者となった習近平は、トランプ大統領に関する昨年の米中階段以来の恨み・憎しみで腸が煮えくりかえっているだろうな。

米、中国に貿易黒字1000億ドルの削減求める=ホワイトハウス

報道官が正式コメントしたということは、外交筋からすでに正式に要請しているのだろう。しかもかなり強硬な姿勢で臨んでいると見られ、この辺りにティラーソン国務長官の突然の解任の理由はあると見たね。また、EUに対しても実際の中身は報道されていないけれど、相当に強引な要求を突き付けてるのだろう。すでに交渉は決別しているからな。

一方、森友=財務省公文書偽造問題で大騒ぎの日本だが、おそらく水面下では、米国政府から貿易黒字削減に関する具体的な打診を受けていると思われる。河野外務大臣や世耕経産大臣あたりは、米国の強硬な姿勢に対処できないでいるんじゃないか?

またトランプ大統領に関しては、ティラーソン国務長官のほかに数人の高官を辞任させるという報道もあって、政権を「イエスマン」で固めようとするのは、金正恩習近平とまったく同じ次元。結局自身の政治信条に自信がなければ、強力な独裁システムを背景にするしかないんだろうな。

しかし、本当に地合いは最悪な状況に成りつつあるね。中国の出方次第だが・・・中国が具体的な対抗姿勢を打ち出せば、今のトランプ政権には抑止力がない。独裁者というのは、自らの方針を引くことは(独裁者としての地位を否定することになるから)あり得ないしな。
DAU3-14

こうよう状況になって今夜の米国市場はダウが下値のレジストライン$24,800を結局は維持できずに底抜けた。1時30分現在$24,750近辺で推移、下値は$24,668を見た。
これで、短期のDC(25日線・75日線)を支持することになり、また3移動平均が集中している場面でもあり、急激に売り圧力が強まる部分。仮に再度$24,500を割ってくるような推移になれば・・・。ダウは恐ろしく敏感になってくるんで、中国関連の報道一つ、さらなる閣僚の交代といったニュースで2番底を見に行くだろう。しかもちょうど、そのタイミングあたりでFRBの利上げになるというおあつらえ向きの日程なんだよな。

明日以降、中国の出方に株式市場は緊張することになるな。いや、中国よりも日本だよなぁ。安倍政権は相当に追い詰められてるよ。迂闊に輸出株を弄るのは危険だろうな。
   
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