いま、そこにある危機 2018.1.21 アメリカファースト その2
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そしてパリ協定を一方的に脱退・破棄。そんなもの、原油を使わなくなったら大変なんで、米国のシェール業界にしてみれば予定の行動なんだよな。
さらにまだ足りないとばかりに、こんどはイスラエルの米国大使館問題を持ち出して「首都はエルサレム」と唐突に言い出す始末。要するにこれで中東で揉め事が起きれば、ますますシェールは有利になるし、原油価格は上昇よ。
そして極めつけはトランプ減税さ。これ、結局のところ法人税減税したから、といって米国経済が今よりもさらに好景気になる、なんてことはまず有り得ない。すでに雇用は(米国としては)完全雇用を実現しているし、内需企業の経済効果はそれほどでもないわけで・・・。実際、2017年は米国の自動車産業はマイナスなんだよな。金利上昇でサブプライムがリスクになってる。
けれどもそんな状況を尻目に、都市部の不動産価格は、天井知らずの上昇を続けてるという事実があるよ。たとえばサンフランシスコ辺り。あの辺だと年収2000万でもギリギリの生活を強いられるらしい。ニューヨークでも同様。ワンルームの家賃が$5,000ドル/月とか平気で言われるらしい。4年間で$360,000もの費用をかけて(もちろん奨学金を使うけど)大学を卒業して、大都市で就職すると、高級獲りなのにギリギリの生活・・・。有り得んよね。
そこに油を注ぐかのようなレパトリ減税の導入で今後ますます不動産投資は活発化するだろうし。しかも移民制限で米国の底辺の仕事を支える層が激減してて、現実にはインフラ投資法案なんか通っても、現場の労働力不足で・・・。
よく考えられたシナリオ。これが共和党なんだよな。だいたい、歴代の共和党大統領って・・・。ニクソン、フォード、レーガン、ブッシュ(大)、ブッシュ(小)・・・全員政策破綻→不況となってる。そしてトランプ・・・。ここ最近の歴代共和党大統領の中では、一番危険な経済運営をやってる気がするね。とうもろこしを燃料に(バイオエタノール)をやらかしたブッシュ(小)も相当にアホ野郎だけど、トランプも同じようなもんだ。
共和党という政党は、戦争して、原油価格を引き上げて、バブルにするのが本当に上手いし、そのためには手段を選ばない政党だよな。だから過激なのはトランプの発言じゃなくて、共和党そのものの体質なんだよ。だから、冗談のような、元リングの道化師が、大統領になっちまうのよ。かつてレーガンなんか三流俳優でしかもソ連のスパイだったけど、これが大統領になっちまった。そうした演出が共和党は本当に上手いし、その決定的なスローガンが・・・
アメリカ・ファースト
なんだよな。
19日期限となった暫定予算案が通らずに、月曜から政府機関が部分的に閉鎖になる(予定)。昨夜も書いたけれど、これは民主党にとっては今の政治舞台で唯一存在感を発揮できるシーンなわけよ。 昨秋は、ハリケーン被害で人道的にも賛成せざるを得ない状況だったけど、今回、意地を見せられなかったら・・・米国は、危険領域に突入だな。今の新税制でこのままなら2018年は、相当なバブリーイヤーとなる。嫌でもなる。けれど、来年の今頃は・・・企業はどんな決算見通しをやるかな?もうネタはないぜ!(苦笑)
いまのこの相場、持って半年。だからこそ半年以内に天井と書いた訳。というか、民主党が意地を出せは年初の今が天井ということも十分に有り得る話だと思うがね。どうだろうねぇ・・・(苦笑)
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