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前週日経平均予想 ¥22,200 12月8日(金)引け値 ¥22,811

前週の引け値は¥22,819。今週はエルサレム問題で深押しした日経平均だが、終わってみればほぼ同値まで戻った週だった。米国ではクリスマス休暇前の最後の週となったわけで、今週は売り物が出やすいと考えていたので、前週と同じ予想をした。確かに8306三菱UFJ7203トヨタハイテク半導体には売り物が出ていたけれど、最終処分は金曜のメジャーSQを使っての朝寄りを利用した売りでほぼ終了した。主力銘柄には大量の売り玉がだされ、またそれを新規ポジで受けたファンドや個人がいて、一応の下値は見たことになる。
1000x-1
(ブルームバーグは来週も株価上昇を予測しているが・・・)

これで、欧米ファンドは決算の益出しを終了し、クリスマス休暇となる。従って年内の下値目途は、一応金曜の寄り付きとなるだろうし、以降年内は「買い」に関しては機関投資家が積極的に動くことはないだろうし。また「売り」に関しても事件や新たなネガティブファクターが勃発しない限り指数を使って崩すこともしないはずだ。この辺りの地合いの事情が、年末高と言われる所以だろうね。

金曜の米国雇用統計が堅調だったことで来週のFOMCは利上げとなるし、来年3月の利上げもほぼ決定的になった。しかし、今回のFOMCでは相場は無風だろうと思うし、金利為替をにらみながら、個人投資家主体の取引になると思われる。

(米国ダウ日足チャート)
ダウ8

8日の米国ダウは堅調に戻りを試して引けた。が、来週からは大口(ファンド等)はクリスマス休暇入りとなり、積極的な売買はまず出てこない。年内のポジション調整も出来高から判断して一応のピークアウトを表しているために、ここからの上値追いは少々考えづらい。来週のFOMCではおそらく株価は動かない(だからこの時期FRBは政策変更をしたがる!?)と思われ、その結果は26日以降(クリスマス休暇明け)となりそう。
なので、来週からの約2週間は、日本市場に安心感があって、小型株が買われる、主力を個人が買い上げる、という現象が起きる。
しかし、裏を返せばネガティブファクターに個人投資家は敏感に反応するので、チャートが弱い銘柄ほど売られる可能性が、米国でも高いだろうね。

(日経平均日足チャート)
に計8

一方の日経平均だが、戻りを試したとはいえ、8日(金)はメジャーSQを割り引けば出来高は極端に減少した。なので、今年の場合高値追いできた主力銘柄には、個人の利食いも出やすいと判断しているし、年内新高値は通常では無理。もしもあるとすれば、それは(個人投資家を狙った)かなり危険な「吊り上げ」だろうと思う。従って、ここぞとばかりにヘッジファンド(欧州系!?)が悪戯を仕掛けてくる可能性もあり、ザラバの値動きに振らされるパターンを想定している。
とりあえず、ここから先の値付け(株価)はある意味ダミーだと、思っている。

8日(金)に、個人的な事情もあってのことだが、上記のような相場の見方から大半の建て玉を手仕舞いした(未練がましく6501日立だけは買い戻してしまったが、後悔している 苦笑)。
おそらく来週の相場は、出来高も極端に減るだろうし、大きな建て玉はかなり苦労するだろうと言う読みもあった。
このメジャーSQの寄り付きの処分売りで、売りたがっていた銘柄がよく見えたのではないかな?6501日立のように、すでに結構な売り物が出始めて、75日線タッチしたような銘柄であれば、まだ安心感はあるものの、月曜以降に残りの玉を処分する可能性もある。8035東京エレクトロンなどは、その筆頭なのではないかと感じる。

その意味では、11月半ばからの相場を牽引していたメガバンク、商社、自動車も来週からの相場を引っ張れるか?というと、大型銘柄だけに相当のパワーを必要とするので過信は出来ないと見てます。かといってこの時期損出しはしても、益出しをする長期投資家の個人もあまりいないわけだから、売られてる銘柄を「値ごろ感」で買うのもリスクがある。米国市場の引け味が非常に良かったので、日経平均CFDも¥50~¥80程度高く終了するだろうけど、主力は月曜寄りでの益出しが真っ当かもしれない。

したがって、来週は過熱しきった小型株に個人が立ち向かう相場なので、日米ともに指数は揉み合いとなるだろう。なので12月15日の日経平均株価、為替は
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日経平均株価:¥22,700
ドル円:¥113.50

と予想する。
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