~ん・・・この局面で米国ダウは、史上最高値を更新してくるとはなぁ・・・。この上昇もさしたる理由があるわけじゃない。雰囲気というか、感謝祭前の相場は強い、みたいなそんな上昇劇。相変わらず、米国企業の好業績も目立ってるらしいが、それだけでダウを市場最高値には持っていけないはずなんだが・・・。

こういう状況は所謂「買い決め」ってやつで、やはり減税法案の上院可決に関する見込みが高まっているのかも。俺が週末に入手した「上院通過の可能性がかなり高い」という情報は、ホンマモンやったのか、と改めて感じたよ。
米国市場の投資家の今現在の考え方は、「割高の株価+減税法案=上乗せ」ってことなのかも知れん。つまり、減税法案が可決になって今の株価の割高感を払しょくできる、というものではなくてまともに、減税法案の分を株価に上乗せしようということかも。ならば、今回の一連の上昇劇において、金融緩和でジャブジャブになった貨幣の価値そのものが、量的背景によって総体的に低下したのだから、従来PER15という基準はPER20で当然!と言ってるような・・・。

世界中が金融緩和してるのだから、ドルそのものの為替レートは安くはならん。日欧米の主要通貨はすべてジャブジャブだから、ドルが単独で安くなることもないってか。そういう金融当局のパワーゲームによって為替レートは均衡状態を維持するけれど、それでも量的には価値は低下していると考える。つまり、実質的なインフレを株価は織り込んでるのかも。

その意味では日欧米で物価上昇が起こらないのは、実は「中国と同じような現象」になってるってことかもな。もしも円・ユーロ・ドルが、ドルで統一通貨とされた場合、単独通過なので貨幣理論は極めて単純になる。よく新興国でハイパーインフレになる、あれだよ。通過の流通量が3倍になれば、物価も3倍になるし所得も3倍になる。そうなると、同じ株価でも3倍になって当然。PER15は企業収益が変化しなければ短期的にはPER45になる。けれど、企業業績は遅れて付いてくるから、将来的には徐々にPER15に収れんするみたいな・・・。

そこまでの過渡期ではPER15がPER20になり、PER30になっても不思議じゃないと。日欧米の中銀が同様な政策を同時に採れば、こんな感じの推移も納得できないわけじゃない。もちろん、行き過ぎた株価は調整するべきだし、その間に企業業績が付いてくれば、やがては今の株価水準もPER15になると言う考え方は、資本主義では真っ当なのかもな。

となると、いまは株価が企業収益を待ってる局面なんだろうけど、とにかく資金が溢れ返ってるから、待ち切れずに市場最高値を更新してしまう・・・。所謂オーバーシュート状態なのかもな。だが、これってあまり気持ちの良いサイクルではないことは確かだけどなぁ・・・(苦笑)

いま5時15分だが・・・たいして調整しなかった米国ダウ$150高、そして大いに売り叩かれた日本株¥230高(CFD)。当然といえば当然なんだけど・・・。
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