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日経平均予想¥19,500 金曜引値¥19,952

相変わらず当たらない予想ばかりで申し訳ないが、しかし昨今、アナリストと言えど米国ダウの驚異的な強さ、ドル円の円高推移がここまで予想を裏切り、日経平均と米国市場の連動性が薄れ、悪材料を徹底的に無視するとは予想できなかったと思うぜ。なので、ヘボ投資家の俺ごときに読めるはずもなく・・・(泣)
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(雇用の伸び、失業率ともに限界となった米国)

しかも毎週のように「この辺りが限界」と書いて、毎回外しているわけだが、他に書くことがない!?こうなると何を書いても「嘘」っぽくなってくるからなぁ・・・。それでも、米国市場は中間決算がほぼ終了して、企業業績をすべて織り込んだはずで、そうなれば今週も「限界」と書かざるを得ないねぇ(苦笑)

(米国ダウ日足チャート)
米国ダウ
今年になって米国ダウが「悪材料」を織り込んだシーンは僅かに3度しかない。まずは3月から4月にかけてのトランプ大統領の対北朝鮮(中国)に対する強硬姿勢(軍事行動)に対する懸念、そしてフランス大統領選挙における極右勢力(国民戦線)の台頭、さらに米国IT・ハイテク株の過熱感、だ。もちろん、悪材料、懸念材料は山ほどあり、通常であれば十分に相場を揺さぶるファクターになり得るものであっても、相場は一切を無視している。

この相場の節目になったのは、俺としてはフランス大統領選挙での「売り仕掛けの失敗」だった気がする。米国市場においてこの1年で昨年の米大統領選挙と今年の北朝鮮政策、フランス大統領選挙とショートの仕掛けはいずれも惨敗した。つまり、そのことによってヘッジファンドがショートでの勝負が出来なくなってるということだろう。経済が好調であるから、仕掛けても景気指標が邪魔をする。たとえ軟調であってもFRBがテーパリングを意識させることで、相場を持ち上げてしまう。

その証拠に先月、今月と雇用統計とFOMCの後の株価推移をみると、雇用統計が軟調でも利上げとテーパリング後退観測で相場が持ち上がり、今回のように好調ならば素直に買われるという、奇々怪々な株価の動きになっている。

(米国NASDAQ日足チャート)
NASDAQ
一方のNASDAQは都度利食いを挟みながらの上昇で、株価は非常に過熱感があるものの、相場の推移としては極めて順調かつ健全と言わざるを得ない。実際にFANGの業績は十分に伸びていて、そのことが株価を否定できなくなっているのも事実であり、目先では悪材料の織り込みようがない。従って完全に需給相場になっていると見るべき!?

(日経平均日足チャート)
日経平均

だが米国市場に比較して日本市場は相変わらずの持ち合いが続いている。日本市場にしても隣国がどれだけミサイルをぶっ放そうにも、全く無視というある意味異常な相場展開で、米国市場同様に悪材料を無視し続けている。ただし、為替だけは別で、ドル円の推移を極めて忠実に反映しているだけのこと。
どれほど日本経済の足腰が弱かろうが、政権が弱体化しようが、揉み合いを続けていられるのは日銀の無尽蔵と言える相場介入姿勢が原因だろう。

いくら相場が好調と言えど、景気が回復基調にあると言えど、株式相場は経済のファンダメンタルズを織り込みにかかるもの。だからこそ、長期的には株価は適正水準に回帰するはずだ。しかし、米国においてはダウが、工業株30種平均であるにもかかわらず有り得ないほどの好調さを維持していること、そして日本では日銀の介入が、株価の適正化を完全に阻害している状況だと思う。

米国市場がこれだけ堅調かつ強気の相場を維持している現状では、投資家は楽観的にならざるを得ないのかもしれないが、ダウが高値を獲れば獲るほどに水面下で投資リスクは拡大しているはずだ。そしていよいよ9月FOMCでテーパリングに踏み切るかどうか、を織り込む相場になる。通常であれば、テーパリングの初期段階は市場は無視するはずだが、今回は株価の位置を考えるとそうそう楽観的にはなれない。

テーパリング開始となれば、間違いなく金利は上昇する。よって米国の個人消費は大きな影響を受けざるを得ないわけで、米国でも日本同様に「賃金の上昇がなければ物価上昇に直結しない可能性」が非常に高い。

というわけで、米国市場では決算終了とともに来週は軟調な展開になると予想。そして日本市場は中銀の政策の相違が明確になるとはいえ、確実に円安になるとは言い切れないと思う。つまり、米国市場に明確な変化が起きない限り、この揉み合いを上方にブレイクすることはないだろう。従って8月11日の日経平均株価は・・・
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日経平均株価:¥19,500(8月11日引値)
ドル円:¥109.50

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と予想する。
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