気指標が良かろうが悪かろうが、「そんなのカンケーネー!」とばかりに上値追いをするのがバブル相場だろ。マーケットは需給一本になってくるから「阿波踊り相場」なんだよな。

予想に反して相場が上昇したりすると「あれっ!?」ってことになる。そしてポジを外してしばらく様子を見よう、なんて感じでノンポジのままザラバを眺めてたりな。すると、「ポジがないときほど良く上がる」っていう、株式投資のお決まりの事態に直面してしまって焦るわけ。何日か我慢して押し目を待ってるわけだが、ザラバで押しても浅くてさ、結局引け値で陽線!なんてことになると、地団太踏むことになる。それで、いろいろと情報を集めたりすりゃ、景気のいいアナリストのコメントとか証券系の情報会社の相場予測とかがやたらと目について、目的の銘柄のチャートを見れば、どんなチャートだって「買い」に見えちまう!

それで今日みたいな鉄板のようなザラバに出くわすともう我慢の限界で、気がつくと指し値してた、みたな。慎重に構えてる時は「虎穴に入らずんば虎児を得ず」なんだが、今日みたいになると「踊るアホウに見るアホウ。同じ阿呆なら踊らにゃ損、損」ってことに。だから「阿波踊り相場」。需給一本で「上にまいりま~す」なんていう可愛いおねえさんのアナウンスが聞こえてきちゃうのよ。

でも、「当機はいま気流の影響で揺れておりますが、安全には支障ございません。座席におつきになりましてシートベルトをお締めください」ってアナウンスは聞き逃す。順調なフライトに見えても、時々エアポケットに突っ込んでフワーッと言う感じで500メートルも落下してるのに気がつかないわけよ。
 いつまでも1万メートルの高度での安定飛行も続かないわけで、目的地に近付けば徐々に高度を落として着陸態勢さ。
けれども異常事態発生で墜落しさえしなければ問題はないにしても、何年に1度か10年、20年に1度くらいはコンスタントに墜落事故あるしな(苦笑)

需給相場怖い上昇に理由はいらないけど、下落にも理由は必要ないからね。気分とか雰囲気とか、売るなら売る、みたいな呉越同舟の心理でトリガーは十分なんだよ。だからって今夜下がるとか、明日は上がるとか、そういうのは誰にもわからんしね。寄りついて、ザラバが始まって、投資家が何をどう感じるか。それが問題で、それがすべて、みたなのが需給相場ってことだ。

米国ダウCFDは欧州市場を好感してかぐいぐいと上昇しての$70高。そして原油も買い気配。上昇の条件はそろってるように見えるけど、そんなのが当てにならんのも需給相場だ。
今晩のダウはかなり重要な節目になる!? 

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