円高方向に振れて、先物で叩かれた日経平均だが、「叩いた」というよりも「利食いを誘発した」と解釈した方が良さそうだ。その背景には、流石にカンカンに強がってる米国ダウもそろそろ、という読みがあるんじゃないか?テクニカルでは相当に強い形をみせるダウなんだが、確かに煮詰まりつつある感じがするぜ。
(米国ダウ日足チャート)
ダウカイリ

6か月チャートなんだが、徐々に75日線との乖離が少なくなってきて、やがては75日線の傾きが消えて・・・みたいな、そんな展開になるという感じがする?普通は、こうして75日線が追いついてくると調整十分で上方にブレイクするといわれるが、株価の位置が位置だけに、今回のパターンは「下」と見てる。その根拠の一つが10年月足なんだよな。
(米国ダウ月足チャート10年)
10ダウ
もう何度も見てると思うが、改めてこうして見てみると、サブプライムショックの下落後から始まった約8年間にも及ぶ上昇トレンドってのは物凄いな。2015年から2016年にかけて大きな調整を挟んでいるものの、これだけの上昇トレンドはもう二度と見られないと俺は思ってる。そして、現時点というのは、言うまでもなくトランプ相場で吊り上げられたチャートの先端なんだよな。

この長期トレンドで見る限り、やはり今月の陽線は、「宵の明星」のように見える。仮に現実にそうなるとすれば、月末には「窓を空けて急落」という結末にならないと駄目なんだが・・・。

いずれにしても、この月足の形は移動平均とのかい離を考えても限界の位置にいるんじゃないかと思うわけだよ。こういうのを「本当の過熱感」と言うと思うわけだ。

そしてイベントを前にして今日の日本市場には、先物の叩きが入った。昨日大きなクロスが上値で入ってるんで何かあるとは思っていたんだが、為替をきっかけに叩いてきたってことだろうな。
(ドル円・日経平均比較チャート1年)
ドルエンカイリ
これが現時点でのドル円と日経平均の比較チャートだが、今回の円高の動きでますます乖離が大きくなるわけよ。これは1年間の相対比較になるんで、この1年では乖離最大であることが分かるよな。

なんと為替は円高方向のトレンドが出ていて、日経平均は上昇のトレンドだぜ!こんなことは、滅多にあるもんじゃないし、それだけに巻き戻しがどこで起こっても不思議じゃない。

だからこの相場は「買い」じゃなくて「売り」だってしつこいくらいに書いてるし、自分でもそういうポジションを取り続けてるわけなんだ。

今日日本市場は14時30分から叩かれた。30分で¥100というと、最近では結構な値幅で下落したんだが・・・9983ファストリ6954ファナック、そして9984ソフトバンクといった値嵩を中心に仕掛けられたわけだが、完全に確信犯だと思うんだよ。少なくともこの叩きの時点では今夜の欧州は下げることはだいたいの読み筋だったわけで、間もなく始まる米国ダウのトリガーになるような気がしてならないんだよ。
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