てさて戻りを試した日本市場だったが、今夜のダウは需給的にかなり重要な相場になりそうだよな。
俺としては市場がどれほどロシアゲートを気にしてるか、が今夜の相場にはくっきり出ると思ってるんだが、5月という時期的な要因も大きなファクターになるだろうから、あまり楽観はできないと思ってる。
(米国ダウ日足チャート)
TORADAU

昨夜のダウレンジは急落を受けてのリバウンドになって$20,553~$20,759という相場だった。矢印で示した出来高集中の価格帯は$20,575~$20,683でほぼ昨日の価格帯に一致する。だが引け値が$20,663なので、このレンジはやはり相当に重いということが分かるよな。

なので今夜のポイント引け値で$20,759を上回れるか?の一点に掛ってる。そのためには今夜、出来高をこなしての$100高が必要になってくる。

さてさて、肝心のトランプ大統領は今日から9日間の日程で、中東、欧州歴訪になる。ここが結構ミソなんだよ!大統領外遊となれば、それなりに重要な政権スタッフも同行するが、万一のことを考えて米国内にはもう一つの政権が残るわけだ。それがペンス副大統領を中心としたチームで、この9日間の間の米国内での動きが今後を大きく左右することになるんじゃないかと思うわけだ。

現在のトランプの問題は、ロシアゲートでプーチンに数々の証拠を握られているという問題もさることながら、議会対策が全くできていないという状況もあるわけで、就任4カ月にしていまだ何もできていないトランプ政権は掛け声だけで、今後の見通しが全く立たない状況なんだよな。つまり、市場が期待しているような減税も金融制度改革も、インフラ投資も全く目途が立たないわけだ。まずは株式市場はそれをどうやって織り込むのか?という課題に直面してるんだよ。

恐らく特別検察官が司法省のローゼンスタイン副長官によって任命され、捜査を開始すればこの問題はある程度の時間を必要とするわけで、早くても数ヵ月間は結論はでない。議会は捜査経過等の報告を求めるだろうが、基本的には議会や大統領からも独立した存在と位置付けられているために、応じない可能性も高い。

ということは、一旦は株式市場はこの問題を棚上げにする動きになるのかもしれないが、それは裏を返せばその間はトランプ大統領と議会の関係改善は望めないということだ。結局、このまま、レームダックのままいたずらに時間が経過してゆくことを投資家がどう考えるかで、今夜からの米国市場の値動きは決まってくるかもしれないね。

だからこそ、このような閉塞感を打破するために・・・何らかの動きが水面下であるに違いないぜ。ペンス副大統領の訪韓・訪日のとき、あの人はヤケに演説が板についてたよな。単なる州知事上がりとは思えんね(苦笑)

YOUTUBE動画集のプライマリ・コレクションを目指す!(1ヵ月ぶり再開です!)
【WET BLANKET】
面白・癒し動画の決定版!5月より毎日継続アップ開始!
【Feel So Good】
お陰さまでアクセス急増。本音爆発!プライベートも
【株・愚痴の裏道】