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資家にとって「世界で最も危険な人物」と言えば、ロシアのプーチンでもなく北朝鮮の金正恩でもなく、まして中国の習近平でもない。一連の北朝鮮をめぐるゴタゴタが沈静化したいま、それは紛れもなくトランプ大統領となった。
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昨年11月、ヒラリーを破って番狂わせを演じたトランプだが、就任して僅かに120日で手持ちのカードをすべて切って見せて勝負を挑み、そしてすべての勝負で完敗した同氏は、レームダック状態に陥り、連日メディアを相手に言い争いをしているだけの負け犬になり下がった。 

今の米国は、2009年民主党政権が鳴り物入りで誕生した日本の状況に非常に近い。鳩山内閣は70%近い支持率を得たが、政治資金問題、首相自身の脱税疑惑、そして普天間移設問題で1年足らずであっけなく辞任、管内閣は東日本大震災と原発事故の対応で、野田政権は消費税増税でそれぞれレームダック化し、民主党政権は3年を待たずに崩壊した。片やトランプ政権は・・・。

就任早々に選挙期間中にぶち上げた政策をすべて実行すると宣言して、次々に大統領令を出したが、移民制限に関する大統領令は連邦裁判所で差し止め、オバマケア代替案は下院さえ通過できずに再提出を余儀なくされ、予算教書も提出できず、3月からは連日ロシアの大統領選挙介入捜査に怯えるありさま。

そこから逃れるために北朝鮮への制裁へと国民の注目を集め、さまざまな軍事デモンストレーションを行って最終的には(北朝鮮問題を)中国に丸投げしてしまった。そして自身への捜査追及を免れ得ないという段階になってFBI長官を解任したことでますます疑惑を深めたばかりか、連日ツイッターでコーミー前長官に対し「脅しをかける」始末。
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こうなってくると、ツイッターばかりやっている無能な大統領のレッテルは免れ得ないのだが、本当に重大な問題は、ロシア・プーチンによって完全に嵌められたことに気づいていないことにある。
ロシアによる大統領選挙介入はつまりは、ロシア側の作戦であって、僅差で劣勢なトランプ陣営は投票前に幾度となく駐米大使と接触していた。そこで、ロシアとの密約があったかどうかは別にして、ロシアのサイバー攻撃が急増していたことは事実であり、こうした演出はいかにもトランプ陣営がロシアに依頼していたように見せかけるに十分効果的なのだ。

当時、トランプ陣営のマイケル・フリンジョセフ・セッションズ現司法長官、イヴァンカの娘婿のジャレット・クシュナー駐米大使密会していたわけで、その会話や写真、映像等々すべてロシア側に押さえられている。つまり、プーチンはいつでもトランプを大統領から引き摺り下すワイルドカードを持っていることになる。

いくらトランプがFBIや司法省、議会の捜査を妨害しても、この米ロの関係性において決定的な弱みを握られているという事実は覆すことはできない。つまりは、米ロ関係はトランプが大統領である限り、ロシアが絶対的に有利な立場に立っている。

さらに、軍事パフォーマンスまで繰り出して北朝鮮に脅しをかけたトランプは、中国に丸投げという形で幕引きをすることで、手の内をすべて見せてしまった。つまり、米国は北朝鮮への軍事介入など、絶対にできないということを世界中に表明したも同然なのだ。ならば、今後北朝鮮が、そして中国が、米国の圧力に屈することなどあり得ず、結果として中国に安心感を与えただけに終わってなお、韓国と北朝鮮の関係において何ら影響力を持てず、この地域での米国の影響力は決定的に低下してしまった。

そして、現代においては強大な軍事力であっても、ミサイルと核弾頭の前には何の役にもたたぬものだということを、全世界に知らしめてしまった。弾道ミサイルの精度が確保できれば、カール・ビンソンなど何の役にも立たないという決定的な現実を露呈してしまったわけだ。これでますます北朝鮮はミサイル技術の向上にまい進するだろう。

このことに米国投資家・米国民は気づき始めている。そしてこの米国にとっての最悪の状況から脱するには、トランプの弾劾以外に選択の余地はないのかもしれない。

 

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