安倍首相が渡米して、いよいよ日本時間で明日夜中に、トランプ大統領との日米首脳会談が始まる。このれは、今日のザラバを見てれば分かる通り、日本の株式市場に大いに影響が出てると思うから、敢えて書いておこうと思ったわけだ。
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(トヨタ 3Q決算発表)

今回はトランプという、従来の価値観からすれば「変人」、しかもビジネスでは辛酸をなめて這い上がってきた非常に経験豊富だが、政治は未経験という極めて取り組み辛い相手との交渉になるわけだから、今週あたりのメディアの報道や、アナリスト達の分析は「大甘」もいいところだと思うぜ。むしろテレビなんてのは、いかにも安倍政権のご機嫌をうかがいながらの報道で反吐が出る。

きっともう、すでに米側からは相当に厳しい要求を突き付けられて、またどういう政府意識なのかは分からんが、考えられないほどの「貢物」を提示して、なんとか格好をを付けて、「日米の絆は堅い」という演出をしようと必死なんだろうな。そんな演出の一環として「異例の厚遇」という見出しが躍ってるわけだ。

アホ臭っ!なんなんだ?この演出は・・・この雰囲気は・・・と俺は感じるよ。まったく日本人ってのは、性根の髄まで「アメリカ属国病」に犯されてるみたいだな。普段は厳しいコメントを吐く有名な評論家あたりでも、「人と人との信頼関係が大事」くらいのコメントをしてるよ。本当に、「マジかよ、このおっさん!」て言いたくもなる。

そして、今日の日本市場。首脳会談への期待感、昨夜のダウの安心感から「買われた」ということだが、ダウはたったの$118しか上げてないってのに、日経平均¥471も普通買うか!?ってことだ。このところの下落幅も大きかったが、なにも今日ここまで買う必要なんかサラサラなしだぜ。こういうのを見ると、日本人の従属意識、属国意識は根強いなぁ、と感じるわけだ。

さて、今回の首脳会談のポイントは2つある。まず1つ目はなぜ、首脳会談前になってトランプに姿勢が軟化しているか、異例の厚遇なのか、ってことだ。だいたい、これからシビアな交渉をしようとする相手を交渉前からコキ下ろしたりは、ビジネスでは絶対にないよ。隠し玉が強烈であればあるほど、要求がシビアであればあるほど、姿勢は軟化するのさ。そんなの、国際交渉のステージでは常識中の常識だっての。

なので、考えられることはトランプが日本の「貢物」が気に入ってそういう態度を取っているのか、まだ隠し玉を持っているのか、のどちらかで、そのどちらにしても日本は圧倒的に不利な立場に立たされたとみてまず間違いないだろうな。

それから2つ目は、中国の習近平と電話歓談して「一つの中国政策を容認」という話が伝わってきたが・・・おいおい、中国にも同じ態度をしてるじゃないか!って思ったわけ。つまり、どう考えても日本は中国と同じとしか見てないってことだろう?その、日本にいち早く「日米同盟は強固」「尖閣は安保の範囲内」と、マッド・ドッグ・マティスを派遣してきて下地を作らせた。日本人は戦争恐怖症な民族なんで、日米安保を順守と言いさえすれば安心して従順になるってことを熟知してるんだって。だから、この時点で、マティスを派遣してきた時点で、トランプはほぼ全面勝利なんだって。

それで結局は、日米同盟は強固みたいな演出のもとに、高い「保護料(月謝)」を支払うことになる。 それは対中国でも同じで、あまりグイグイやると米国債を売られるんで、手綱を緩めただけ。「日本のようにいい子になってアメリカに貢ぐんだ」と言ってるわけだ。

その双方がなんとなく、思惑通りになりつつあるから、トランプはここにきて「インフラ投資と減税」を言い出した。問題はその財源で、たとえば法案を出しても、財源がある程度確保できていないと、議会ではねられる。その財源が・・・すでに確保出来たというわけだろう?しかも、「新幹線投資」というおまけつきでな。

だいたい、ビジネスやら国際政治にWIN-WINなんてのはないんだって!そんなもんはただの詭弁!WINLOSEに決まってる。「強いアメリカ」の裏には「疲弊する日本」があるに決まってるんだ。
だから「売り勝負」なんだって(完全にポジショントークだけどな 苦笑)

今日の「買い」は・・・俺は「ない」と見たけどな!

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