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【日本株バブルはドル円次第】
米大統領選挙前には¥101台を付けたドル円は、トランプ新大統領誕生であっさりと¥110台となった。
(ドル円日足)
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(ドル円週足)
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日足を見る限り、まさに暴落と言ってもいいほどの円安になってるな。だが、¥110という水準は年初の¥117-¥120と比べると半値戻しに過ぎないんだよ。面白いのは、いくらドル円がドル安円高に振れても米国企業の業績は改善効果がなかったということ。つまりドル円は米国企業にとってはまったく関係ないレートってことなんだ。ドルが高くなって困るのは、対中国、対欧州なんだよな。
なので、ドル円がいくらになろうと基本的に米側は中立なはずなんだ。にもかかわらずオバマ政権・ルー財務長官は、(日本に対して)円安をけん制し続けた。為替介入はまかりならぬと事あるごとにプレッシャーをかけてきたし、財務省も日銀も(表面上は)手も足も出なくなった。(だが、¥100で隠密介入してるに決まってる。)その理由はTPPにあった。
ところが、トランプになって、事情は大きく変わった。トランプはTPPを否定しているし、内需主導の景気対策を打ち出している。そうなると、ドル円レートは米国にとってはあまり意味がなくなってしまう。つまり今のドル円は単に相場的な動きをしているだけなんだ。
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【債券安・株高】
円安に振れれば、当然のことながら輸出企業は去年の爆益が戻ることになる。少なくともここから先の業績は著しく改善するだろうし、2017年度の業績期待は膨らむことになるから、株価が上昇しないはずがない。日銀はこれ以上の金融緩和の意味が消え去った。

元来日銀の目的は為替操作以外の何物でもなかったからだ。だが、日銀はCPI2%を達成するためには、金融緩和の矛を納めるわけにはいかないんだよな。なので、政策的にはこのまま行かざるを得ないし、それどころか、輸入物価上昇で内需減速に拍車がかかる可能性も出てきている。
そうなると、円安は益々拍車がかかってくる。日本はマイナス金利、米国は金利上昇というアンバランスが素直に金融に反映されてしまう。その結果ドル買いが加速し、円キャリーも加速する。これは現状の政策を継続する限り当然の成り行きだと思うぜ。
なので、日本経済は輸出企業の天下になるし、内需企業は振るわないというアンバランスが拡大するんだ。だが、そうなれば株価(日経平均)は嫌でも上昇せざるを得ない。
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(FRB)

【FRBは利上げできるのか!?】
トランプで米国はインフレ期待から金利上昇。FRBが出口戦略で利上げを模索しても、ほとんど意味のない政策と成りそうなのは、FRBが予測している以上にインフレ期待が高まってしまっているから。そして本来なら、FRBは利上げ幅を拡大することでインフレを抑えるのが仕事のはずなんだが、それが出来ない状況がある。それが債券の暴落懸念なんだよな。いかなFRBとて、債券市場をコントロールするのは難事業なんだよ。というか基本的にはほとんど出来ないと言ってもいい。かつて、グリーンスパン時代に株価と債券価格の上昇が同時に進行して、「なぜ金利低下と株高が同時に発生するのかわからん」と言わしめたほど。その3年後にサブプライムショックは起こったんだよな。

今回は、12月FRB利上げ規定路線化、トランプが新大統領になったこと、サウジの政府系ファンドが米国債を大量に売却していることで、米国債の金利が急上昇した。ここで短期金利を含めたイールド水準を引きあげるとどうなるか?今回短期金利の上昇に懸念を持つなら利上げを見送るだろうし、それでも債券暴落はないと計算すれば利上げをするだけだ。しかし、この状況になって0.25pの利上げに意味があるとは思えないけどな。なぜなら米国経済は僅かに2%成長であって、インフレも大したことはないし景気過熱とは程遠い状況にあるからだよ。

【結果は日米株バブル】
FRBが12月に利上げを実行しようやしまいが、トランプ相場はますます過激になるだろう。トランプの政策はFRBの利上げとは真っ向から対立する「金融緩和」だからだ。だが、これこそが日本経済のジレンマを吹き飛ばすヒントなんだと思う。経済を日銀がコントロールすることが、かなりナンセンスであることは十分に分かってきた。そして、景気浮揚には政府の大幅な財政出動のほうが有効であることも暗示している。だが日本の場合は、アホな財務省のせいで赤字国債発行アレルギーなので、それが出来ない。増税ばかりしてたら景気が悪くなった。そんなことは当たり前だっての!

なので本格的な景気回復を狙うなら、国民所得を倍増させるくらいの政策が必要になってるんだ。ベーシックインカムも10万円/月くらいの思い切ったものなら非常に有効だし、最低賃金を法的に倍増させるのも有効。そして消費を増やせばいいし、インフレを加速すればいい。10万円のベーシックインカムなら80兆円/年間、そして最低賃金倍増なら30兆円/年間の補助金で済む。そして2年目からは税収が倍増し、数年で黒字化するだろう。何もしなければ年間10兆円ほど赤字が増えるだけだ。

さてそんなことはどうでもいい話だが、とにかく円安が止まらない以上日経平均は上昇するし、少なくとも2015年の高値は越えるレベルになるはずだ。米国市場は財政出動を大いに歓迎した相場にならざるを得ない。だがそれさえ「日米バブル相場」には程遠い。

<最終回に続く>

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