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【日米長期金利の上昇がとまらない】
日銀は7月に奇想天外な金融政策に転換した。つまり、短期国債のマイナス金利を維持しつつ、長期金利を偏向オペによって引きあげて、イールドカーブの傾斜を付けると言いだしたわけだよ。簡単に言えば、「短期国債はバンバン買うけれど、超長期国債は買わないよ」ってことだ。ターゲットは10年物をゼロ金利だって。ほとんど馬鹿丸出しの政策で、金融機関からのマイナス金利に対するヤンヤの批判をかわそうと言うのが狙いだな。黒田総裁は悪者には成りたくないってか?(財務省の犬のくせに生意気)
しかも、株価対策としてETF買い入れを倍増すると言いだした(意味なし)。日銀がいくら買っても株価は上昇することはない。
だが、これに呼応して米国の長期金利が上昇を始めた。これが面白いというか、そうなってくると米国の長期国債を売り始めたファンドがあるんだ。これがサウジアラビアの政府系ファンドで、どんどん売り始めた。結局こうなると他国も反応し始めて、10月に入ってから益々金利が上昇、米国長期債は売られまくったんだよ。10月の時点では、FRB年内利上げは決定的とみた売り物も出始めた。
bei5
(米国債5年物金利日足)

beikoku
(米国債10年物金利日足)
そのタイミングでトランプが、財政の大幅出動を掲げて当選してしまった。これでインフレ期待は大いに高まり(実質的な大幅金融緩和期待)、上昇に拍車がかかってしまったのだ。

当然日本でも長期国債金利が急速に上昇した。
nihonn10
政策目標である10年物国債金利「0%」を上回ったところで、日銀は指し値買いオペというまたしても訳のわからない政策を実施した。これはつまり机上の計算通りに金利をコントロールすることが如何に難しいかを露呈した。
reutersmedia
(苦悩するイエレンFRB議長)

【FRBは利上げ出来なくなった!?】

この一連の金利状況でFRBが12月に利上げを行ったらどうなるのか?これが目下の市場の最大関心事であることは言うまでもない。株式市場は12月の利上げを織り込んでいるが、FRBはいま、大きく揺れ動いているに違いない。なぜなら、長期金利急上昇の局面で、利上げを行えば、長期債の暴落のトリガーになりかねないからだ。そしてその影響は長期債のみならず短期債に連鎖する可能性も否定できないからである。もしも、短期債に波及すれば、債券市場は大混乱に陥るだろう。一般債券やハイイールド債は暴落し、それこそリーマンショック以上の経済危機のトリガーとなりかねない重大な局面と言える。さりとて、ここから長期金利が鎮静化するか?と言えばトランプ新大統領の大幅な財政出動を伴う政策が否定されない限り、無理なのではないか?
またしてもFRBは利上げの絶好の機会を失ったようだ。12月にそこまでのリスクをとって利上げに踏み切る可能性は五分五分と俺は見る。だが、0.25%のFF金利利上げとともに、強力なフォワードガイダンスを行って債券市場への影響を封じ込める可能性はある。その辺りはイエレン議長の胸先三寸だろうな。

【資金運用のシフト】

いずれにしても、長期債を筆頭に債券運用が困難になる局面となり、債券は売られる方向へ。FRBが利上げを先送りすれば株式相場は一気に年末ラリーに突入するだろうし、利上げをすれば株式への資金シフトが助長されることになる。そこで、忘れてはならないことは、現状はリーマンショック以前と比較しても日米欧平均して約3倍強の金融緩和状態ということだ。つまり、なにかきっかけがあれば、いつインフレになり株バブルが出現しても不思議でない状況下であるということだよ。
米国ではもちろん、株式の他に不動産バブルになる可能性が極めて高い。その局面入口の局面では住宅取得が急増する。事実、米国の10月住宅関連指数は急増している。株式や不動産に資金シフトが本格的となれば、いよいよトランプバブルが到来するだろう。

<その4に続く>
 

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