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先週はダウが$18,800で天井と読んだ。その場合ドル円が¥107~¥110までないと、日経平均¥17,500~¥18,000はないと・・・。ところがそれがあった(現実になった)のだ。株式市場はトランプ相場に乗れ!とばかりに上値追いとなり、ドル円はFRB利上げを前提として、長期金利が上昇。それに伴ってドル高がグイグイと進んで、円は¥110.91まであった。それに伴って日経平均は¥18,000を一時超えた¥18,043まで伸びて、大引けは¥17,967で落ち着いた。予想は¥17,000だったので、大外しもいいところだった。
reutersmedia
(ヤバイ奴らが世界の主役に!?)

さて米国ダウは3連続で史上最高値を更新した後、高値圏でのもみ合いに突入している。
(米国ダウ日足チャート)
beidau
史上最高値圏でホバリング中のダウ。市場に資金が溢れてるというのは、こういう相場をやるのかぁ・・・と改めて勉強させられるチャート。理屈はともかくとして誰もがまだ上値があると思うだろう。実際あると思うけどな。
これをみて俺が感じるのは、米国市場のテーマはズバリ「強いアメリカ」なんだよな。たとえばBREXITの急落の下値は$17,100、そして戻り高値は史上最高値更新の$18,600だから、英国のEU離脱で英国とEUの影響力が世界経済の中で削がれたら、経済好調の米国が際立つ。所謂強いアメリカの復活で、こうなると株式市場は$1,500もブチ上がるわけだよ。そこから長い調整で半値戻してからの、今回のトランプ相場。ここは単純にBREXIT相場と比較すればいい。どちらが「強いアメリカ」を象徴した出来事かどうか・・・。

今回は、トランプ大統領で$1,000のカチあげになった。まだ上値があるかどうか・・・。バブルの法則からすれば今回ダウは$20,000まで視野に入れてると思う。イタリアの国民投票で欧州全体が揺れるだろうし、もしかしたらあと1カ月足らずで予定されているFRB利上げが先送りさせるかもしれない。もしも、イタリアで揺れるなら半値戻し。利上げ先送りならそこから$1000の上昇は有り得る。そうなればダウは$19,300となって完全に$20,000が意識される。そして利上げされた場合は急騰はなくて、ジリジリと上値を追い掛ける展開になると思う。

ドル円相場は¥110.90とさらに安値更新で今週の取引を終えた。ドルインデックスが急速に戻ったのは、改めてFRBの利上げが意識されたポジション変更だ。
(ドル円日足チャート)
doruenn
為替のチャートは株価流に解釈すれば、¥100割れで底打ち(三尊底)、そして¥107.50で上値のレジストラインを突破したということで、¥7.5の円安余地が生れた。ということで円は¥115まであるかもしれないと言うことになる。この¥115というのは、ダウの$20,000と呼応する。

そこで日本市場。
(日経平均週足チャート)
syuu
為替同様にW底から上値のレジストラインをブレイクしたことで、戻り余地は¥21,000の2014年高値までとなった。ドル円は¥10で日経平均¥3,000幅だ。
(日経平均日足チャート)
aaa

上放れの陰線コマ出現で「宵の明星」となる可能性があった日経平均は、昨夜の先物でそれを否定された格好になった。つまり、上値の余地は十分に残ったということだろう。そして、短期調整を入れた後に再度上値追いをすることになる、というのが基本的な見方だろうな。
ただ、ドル円がどうにも止まらなくなってるところが厄介で、この後の展開は8306三菱UFJの値動きが暗示すると思う。今回の相場の主役は金融株(メガバンク)で、まずはメガバンク株が上値を牽引する展開というのは、日本市場が上昇する場合の伝統(あのバブル相場と同様)なんだ。

ということで、金曜に大きな売り持ちをした俺は、完全に負けたと思っている。そして前場に売り物が来たらそれでポジションを変更するつもりだ。ここからは、カンカンの強気に転換すると思う。もちろん、小型株にも化ける銘柄が出るだろうな。すでに3689イグニスなどは9日間で株価3倍強というのが出現している。
というわけで、来週25日の日経平均は・・・一旦の調整を挟んで戻るだろうと予想
日経平均:¥18,000
ドル円:¥110.50

を予想する。

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