reutersmedia
(流石にこの顔にムカついてんだよっ!)

先週の「日本株を読め!2016.10.29」で予想した今週末の日経平均株価¥16,800は、本日引け値が¥16,905ということで、ドンピシャとは行かなくても方向感としてはほぼ予想通りと言えるよな。先週の予想のポイントはトランプの件もあるが、基本は¥17,000を割るか否かであって、日銀介入による官製相場のネガティブな部分、作られた株価という部分が露呈するというのが根拠になった。
もちろん、水曜も、そして今日も日銀はETF買いを行っているが、効果は全く認められない。
nitiginn
日銀黒田スッポンは明確に株価の維持を政策目標に掲げたわけで、地合いが落ち着いている局面では上昇の理由になるが、こうなっては全く意味をなさないな。意味がないどころか、明らかに市場(株価水準)を歪めるとんでもない政策であると、俺は言いたいぜ。
だから日本市場の下落水準はダウやS&Pと比較してもとんでもなく大きくなる。
ninini
日経平均の日足チャートだが、10日間の上昇を僅か2日で帳消しにする・・・。もちろん急落時にはこんな形のチャートはよくあることだが、人工的に持ち上げられた相場は、夜間先物に簡単に振られて窓を空けての大幅下落。

陰線の連続性が全くない。これでは、投資家がザラ場でヘッジをするのも難しいよな。こういう相場になる限り、株式投資に個人投資家が回帰することはないぜ。

みんな痛い目に会ってる。しかも、たった2日でこの有様では・・・怒る気にもなれんよな。相場というのはそういうもので有るからこそ、余計な介入をして価格形成を阻害しちゃいかんのよ。日銀はいくら買ってもBSの資産が拡大するだけで、誰の懐も痛まない。そんな奴らが介入して良い場所じゃないんだよ。そこが、俺が一番頭にくる部分だよな。

それから相場が下落すればドル円が円高方向に向かうよな。それで海外勢は余裕のヘッジ効果がある。
soutai
これな、日経平均(赤線)とドル円(青線)の指数比較だけどな、これ見て怒らんでくれよ!
この両者の間隔が7月日銀のETF買い増額以降、海外投資家にもたらされた利益なんだぜ。この下落局面で、海外勢がいくら日本株を売っても、同時に円高が進むので利益は変わらないんだよ。株ってのは価格が下落すれば損するか利幅が薄くなるもんだろ?それが海外勢にとっては「いくら投げても利幅は同じ」という、とんでもない状況になってるんだ。なので、今日あたり、笑顔で売ってるはずだよ。

こんな政策を、いつまでもやってていいはずがねぇだろ!

もう、日本市場は終わってるんだよ。個人投資家が一生懸命に政府・日銀の言う通り株式運用をしても、たった2日で奈落の底に落とされる。だが外人は余裕のヨッっちゃんなんだぜ。これじゃ、国内個人投資家は、「株なんかバカバカしくてやってらんねぇ!」ってなるよな。

今週も腹が立って仕方なかったが・・・空売った俺はなんとか獲れた。それでも、(日銀のETF買いの)恐怖と闘いながら必死こいて売った結果だからな。売れないと勝てない相場・・・今年1年、ほぼそんな感じの相場が続いてるね。

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