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大かたの予想に反して日銀のETF買いが実行されなかった今週は、予想を大きく外してしまった。連日ETF買いの思惑で上昇し、介入なしが判明した時点で反動安になるという非常に無様な相場展開で、薄商いの日本市場を翻弄した格好。最低でも1度は介入と見たが・・・。

日本株を読め!【8月13日版】8/19予想¥17,000→引値¥16,545(-455)
日本株を読め!【8月  6日版】8/12予想¥17,000→引値¥16,919(-81)
日本株を読め!【7月30日版】8/5  予想¥15,700→引値¥16,254(+554)

日本株を読め!【7月23日版】7/29予想¥16,900→引値¥16,569(-331)
日本株を読め!【7月16日版】7/22予想¥16,500→引値¥16,627(+127)
日本株を読め!【7月  9日版】7/15予想¥15,700→引値¥16,497(+797)
日本株を読め!【7月  2日版】7/8  予想¥15,000→引値¥15,106(+106)
日本株を読め!【6月25日版】7/1  予想¥14,500→引値¥15,682(+1182)
niti
日銀は今月2900億円のETF買い余地を温存
している。これはつまり8月残り8立ち合い日のうち4日間は707億円規模の介入を行うということになり、日経平均にとっては強烈な買いインパクトにならざるを得ない。堅調な米国市場を考慮しても、夜間で日経平均がマイナスになって帰ってくる、または前場に大きくマイナスするという展開が半分の4日間あるとしてその全日にETF買いが行われるということになる。したがってそのような地合いになれば、嫌でも先回りしようとする買いが先行するために、来週は究極の官製相場となるだろう。

一方株式市場に大きな影響のある為替もまた、
¥100/$という水準が鉄板であることは、まず間違いない。すでに今年度の¥100割れとなったものの直ぐに¥100を回復している。これは、何らかの為替介入が行われていると見るべきだ。ただし表だって財務相がドル買いを実施するのではなく、前回の金融緩和時、日銀がドル供給枠を倍増させている。これは邦銀等のドル不足によるドル調達プレミアムを引き下げる目的とされているが、政策実行のためのドル確保が必須の政策であり、日銀はドル調達枠を大幅に確保したとこを意味する。言うまでもなくこれはドル買い需要である。

為替介入は公に政策発表して行われることは極めて稀で、だいたいの場合隠密裏に実行される。当局の介入を排し市場の公平性担保するという建前から、先進資本主義国では介入しないという前提で、その裏では隠密介入を行っている。したがって先日行われた日本の金融当局による会合も、日銀、財務相、金融庁が為替介入を確認するためのものだったと推測できる。現に¥100割れだった為替は其の晩に直ぐ¥100を回復している。

以上のような点を踏まえると、来週の日本市場は、スーパー官製相場であると言える。よって8月26日引け値は次のように予想する。
日経平均:¥17,200
ドル円:¥102.50

ただし仮にそうなったとしても、恐らくこれが目先の天井になる確率は相当に高いと見る。テクニカルではダウも日経平均も揉み合いの状態となっているが、ダウは史上最高値圏、そして日経平均は¥16,000~¥17,000のレンジ相場だ。
(ダウ日足)
dauuu

BREXITの反動から急反発し史上最高値を2度更新したダウ。しかし明確な買い材料のないなかでの$18,600は流石に重く、高値圏でのもみ合いに突入している。まず日経平均同様にこの2番天井へのプロセスは出来高が急減しての薄商いであるという点に注意が必要で、$18,450近辺の出来高が多いだけに、ここからの急落も想定する必要ありだ。ネガティブな材料一つで一気に調整局面を迎えることも想定しなくてはならず、その場合の日経平均の連動を常に考慮すべきと考える。
まさにダウそのものは暴落前夜という雰囲気である。

(日経平均日足)
nikkiki

あまりに不自然、不合理な日銀のETF増額による介入のせいで、来週の日本市場は上値を追う展開になると予想。その場合の上値は、5月31日の¥17,234近辺と予想する。日銀は当月中に2900億円のETF買い余力があり、金融政策であるために確実に実行してくる。その場合、¥17,000タッチから¥17,250は十分にあり得る価格帯になるはずだ。だが、ダウの動向いかんによっては、連動して急落するリスクを常に伴うはずで、そうなると日銀のETF買いの意味は急激に薄れる。さらには、ドル円の¥100割れは、株式の急落に伴うと思われ、海外の売りを日銀が一手に引き受けるという極めて危険な状況に陥ることになる。そうなれば、日本市場は、小型株もしくは個別の仕手系銘柄以外狙い目がないとも言える。
ダウの動向には要注意と考える。


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