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毎度のことながら、日本市場が高く引けた時ってのは、あまりいいことないよな。裏を返すと、俺の場合、それも黄金パターンのようになってるんだが・・・。しかし、こういうグチャグチャの相場展開になってしまったのは、黒田スッポンのせいだよ。
もう海外勢も当分日本株を買ってこないかもしれんね。今年に入って終始一貫、海外ロング勢は売り姿勢。日銀が2度の金融緩和しても、安倍政権が消費税増税延期をやっても、さらには景気対策をやっても、もう日本企業の業績は伸びないと見切られてるのかも。日本経済自体の先高観もないし、物価は上がらないし、投資も増えないんじゃ・・・。海外ロング勢の経済分析、企業分析はシビアだからなぁ・・・。

日本経済がそんな状況にあるから、益々円高が進む。今回の円高についてはドル売り、と言われてたんだが、どうやらそれだけじゃない感じもある。俺が気になるのはどうにも下げとまらない人民元なんだよな。これでドル買いもされてるだろうが、それ以上に円買いもあるような気がするんだよな。中国の状況は思ったよりもはるかに悪いというのは、世界中のアナリストのコンセンサスになってるし、しかもあえて中国の話題を弄らないようにしてる節がある。中国問題を弄ると、まず日本とドイツは相当にヤバくなる。そうなれば米国企業にとっても、また米国自体にとっても非常に嫌な話がわんさかと出てくるからな。

なので円買いポジが一向に減らない。まず世界的にそういう状況にあるにも関わらず、日本だけ金融緩和して景気回復をさせようということ自体、ちょっとピントがずれてる気がするよ。それからダウは史上最高値圏にあるわけだが、ここから次々と新値を更新して上昇するような動きはまずないと言ってもいいかも。

米国経済、米国企業のピークは過ぎたというのが、基本的な見方だと思うからだ。FRBが利上げ出来ない状況が続いている限り、米国経済に関しては弱気で正解なんだと思う。そこで重要なのはダウが史上最高値にある現在、日経平均は¥16,500だということだよな。つまり、ダウが上値を追わない限り、日経平均というのは¥16,500~¥17,000が天井ってことだろ?

だから、この位置では「買い」で獲るのは非常に難易度が高いと俺は見てる。何と言われようが批判されようが、ショートではほとんど負けない。これは地合いや相場が、そういう動きしてるからであって、俺のテクニックなんかじゃ決してないわけだよ。もう少し、俺に文章力があったり、表現力があれば、そのあたりのニュアンスをもっと伝えられると思うんだが・・・。

まだまだ暫くは「売り目線」で日本市場を見るつもりなんだよな。当然ポジも基本売りで行きます。

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