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(リオ五輪開幕!お祭り気分で株式市場もGO)

まず、一週間後の株価を予想することさえままならぬこの俺の不甲斐なさを反省だ。言い訳するとそれぞれに突発的な出来事もあって、となるんだが、そんなもん、当たり前だからな。それも含んでの株式相場だ。しかし、くれぐれも俺の記事は「読みもの」程度でお願いします。今後も恐らく大きくブレるでしょうから(苦笑)ただ、リスクをどう考えるか、またどう予想に組み入れるかなので。結果は大きくブレても、常にリスクを考えたトレードをする、というのは、こういう状況では重要だろうと。

日本株を読め!【7月30日版】8/5  予想¥15,700→引値¥16,254(+554)
日本株を読め!【7月23日版】7/29予想¥16,900→引値¥16,569(-331)
日本株を読め!【7月16日版】7/22予想¥16,500→引値¥16,627(+127)
日本株を読め!【7月  9日版】7/15予想¥15,700→引値¥16,497(+797)
日本株を読め!【7月  2日版】7/8  予想¥15,000→引値¥15,106(+106)
日本株を読め!【6月25日版】7/1  予想¥14,500→引値¥15,682(+1182)

さて、今回もめげずに書きます!(苦笑)
なにはともあれ、メインイベントであった7月米雇用統計が、サプライズになった。5月に政府部門の雇用がストップし、ベライゾンのストライキの影響も重なってとんでもない数値を出したことが、予想を大きく狂わせる結果になって、反動で6月サプライズとなり、それを受けての7月雇用統計だったわけだが・・・。
前月比25.5万人増加と極めて堅調な伸びを示すとともに、平均賃金も0.3%伸びた。理由は分からないが政府機関の雇用が3.8万人伸びている。
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だがこれがFRBの9月利上げに直結するかと言えば、それはまずないと言える。

とりあえず、現在の米国経済は4-6月で減った在庫をもとの水準に戻す動きがあるということにはなるが、政策金利を変更するには、設備投資の復調や受注状況、そして原油価格等々の指標の改善を確認する必要がある。利上げは早くて10月~12月(年内)となりそうな気配になった、という程度だ。

昨夜のダウは$18,543($191高)と堅調な動き。チャートも25日線に支持された高値圏の反発で完全に史上最高値を更新する体制が整った気がする。7日連続調整というのもあって、雇用統計が如何に重石になっていたか分かるが、ここでの反発は結果として恐ろしく「良い調整」だった、となるね。
reutersmedia
(ダウ日足チャート)
ダウ日足
さて、とにかく来週の日本市場・・・日銀はETFを1度に700億円買い支えるとした。もちろん上昇相場では買い上がる必要はないが、これで、ヘッジファンドの売り仕掛け「完全に止まる」だろう。そして徐々に債券金利の上昇とともに、リスクオンの傾向が出るはずだ。そうなると海外勢はこの水準で放置されている日本株を買ってくる公算が大きい。
(日本市場信用取引状況)
信用取引

年初来の日本市場の信用状況だが、同一レベルを維持する信用売り残に対して、買い残は減る一方だった。加えて史上最低水準の裁定買い残ということもあり、この状況で発動された日銀のETF買いオペで、株価が上昇しないはずもない。ここで、日本市場は完全に買い転換したと言うことになる。



(日経平均日足チャート)
日経日足
こうなってくると、俄然注目を集めるのは日本市場と言うことになる。ドル円の¥100~¥101は岩盤と言うことになり、ここから真夏の爆騰モードに入ると見ます。どう考えてもこの薄商いのなか、空売りの買い戻しとETF買いがあって、なお目の上のタンコブであったドル円が安定してしまうと、株価は上昇しかないでしょう。

年に数回もないような、「買い」における真空地帯のような状況が出来てしまったと言うことです。夏枯れ相場であるからこそ、ここは何の抵抗もなく株価は上昇してしまう・・・。
流石の「売り坊」の俺にも、今回ばかりは何の「異論」もない。


よってイベント明けの出尽くし、とはならず日本市場の大反転が始まる週とみて強気の予想です。
8月12日(金)引け値予想
日経平均:¥17,000
ドル円:¥105
 

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