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師匠の家に通い始めて一ヶ月くらいして俺は師匠にしつこく質問してたんだよ。
「日経平均上がりますか?」
「この後、半年くらい日本株は上昇?それとも下落?」
「来週の日経平均はどうなの?」
「この銘柄、上?それとも下?」
こんな質問を日に何度も師匠に投げかけるんだが、師匠はいつも曖昧だったんだ。
最初のうちはニヤリと笑って「どうだろう?」とか、
「君はどう思うの?」とかイナされる。
気がつくと、俺がペラペラしゃべってたりな。師匠は聞き手にまわってるんだよ。
「そう思うなら、それでいいよ」って感じだった。
PC_haizara
(師匠はヘビースモーカーだったよ)

だが、俺が毎回のようにそんな質問ばかりするもんだから、あまりいい顔をしなくなってな。
「板を真面目にみてないと」
なんて注意されちゃう。
でも、ロングのポジ持ってて、板を見てたって面白くないだろ?興味は儲かるか、損するかだけだもんな。そして儲かってきたらいつ売り食いするか。逆に含み損になったら、どうするのか、とそういうことしか頭になかったわけだよ。
「あのさ、板見てるだけじゃなくて、もっそ相場の見方、上がるか下がるか、どうやって見るのか、教えてよ」って言った時、ちょっと怖い顔して睨まれちゃってな。ちょっと険悪なムードになった。

「あのね、そんなこと、分かるはずないだろ!」
って強い口調で言われたんだよ。
「分からないっていってもプロじゃないですか」
「相場の行方が分かったら、俺はいま、こんなことしてないよ」
「でも、それが分からなくてよく証券会社が務まりますね」
「バーカ!証券だって仕手屋だって、分かる奴なんかいないんだよ」
「そんなもん?」
「あーーー、そんなもんだよ」

正直、俺は唖然としたよ。それまでは、株式市場ってのはカネの唸った本尊がいて、そいつらが動かしてるもんだと思ってたわけ。よくキナ臭い投資顧問みたいのが、「仕手筋から情報はいりました」とか言ってな宣伝してたりするし。それから外資とかもそう言った類で、相場を動かすんだ、なんて思ってたし。だから、そういう理屈からすれば、少なくとも相場はある程度意図的に動くものってことになる。N村に30年以上も務めた師匠なら、そのくらいの情報入手先があると思ってたわけ。
ところが、「分からない」と言うわけよ。
このおっさん、何出し惜しみしてんだよ!くらいに思ったわけだ。

だがこの後も師匠のところでいろいろ教えてもらって3カ月くらいすると、何となくその意味が、「相場はわからない」と師匠が言ったことが理解出来るようになってきた。なぜなら、会話の中に出てくる師匠の予想は結構外れるんだよ。木曜、金曜と週に2日通ってたんだが、木曜の後場はザラバを見ながら、結構明日は上かな、なんて言ったりするわけだよ。そう言うの、半分くらいしか当たらないんだよな。けれども、実際の運用成績は小さな資金だったけど、1.6倍くらいになったんだよ。

それでさ、俺も「予想・・・ほんとに出来てないんじゃ?」と思うようになってきた。N村30年と言ったって、その程度?みたいな感じ。けど、上手い具合に獲れてるんだよ。なんか、ちょっとおかしいなって気になってきたんだ。
(予想 2に続く)

 

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