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調子に乗ってくると、何度でも続けて取引したくなる。それが株だよな。
たとえば、狙ってた株が噴いて10万勝てて、資金が110万になった。すると、利食いした後に直ぐ次の投資をしたくなる。
師匠に付いて勝ち始めた時、俺が調子に乗って連続で「買い」を入れようとしたら「待て!」と。

木、金と週に2度師匠の下に通ってた。そして特に金曜は時間に都合付けて昼までに師匠の家に行って、後場に翌週のポジを作ったんだ。その日は前場に持ち銘柄が急騰して望外な利益になった。そして後場寄りでリグって、直後に別の銘柄を買おうとした時だった。

「直ぐに買いに入るのは絶対にダメ」
「どうしてですか?いま、調子にのってるじゃん」
「だからダメなんだよ」
「そんなもの?」

当時は今のように信用でも枠一杯しか取引できなかった。日計に回数制限は無かったけど、取引ごとに証拠金の枠が減っていくんで、何度かやればお仕舞いだったんだよな。

基本的に値幅狙いの取引の場合、値幅がとれるのは相場(地合い)が盛り上がった時。だから利食い出来た時はある意味相場が過熱してる時だから、連続取引すると「加熱した玉」を掴むことになる。
それが上昇するかもしれないけど、落ちる可能性のほうが遥かに高いっていう理屈だよ。
 
「それはわかるけれど、勝ち癖を付けるっていうのもアリなんじゃ?」
「君は、博打してるの?博打ならアリだけどね」
「そのつもりはありませんけど・・・でも、株ってある意味博打でしょう?」
「違うよ。全然違う」

何となくその日の後場は、師匠と気まずくなったよ。
翌週になって、師匠の考えを聞かせてもらったんだ。

「博打なら確率は1/2。そんなことは、俺には分からん!けれど株式投資は博打じゃないから、俺はなんとかここまで仕事としてきたんだ」
「なんとなくわかりますけど・・・」
「株っていうのは、騰がるか下がるか、決まってるんですよ」
「きまってるの?」
「そう、それで問題なのは誰がいつどのくらい売り買いするかがわからないことなんだよね」
「確かに・・・」

小型の新興株なんかだと、また事情は違うらしいが、当時比較的大型株で取引してたので、そういう銘柄は基本的には日経平均通りの値動きをすると。そして売りたくなるようなときは、みんな売りたくなって、買いたくなるようなときはみんな買いたくなるってことを常に意識してないといけないってこと。なので、上手く行って利食いしたら、そのときの地合いや日経平均をじっくりと確認することが負けないために重要と。

リグって勝ったら「もっと勝つ」のではなくて「負けないようにする」。
それが師匠の教えだったよ。

これを読んだ方は、こんなこと当たり前だ、と思うかもしれないけれど、意外に取引してると忘れちゃうんだよね。当たり前のことが出来なくなっちまう・・・。それが株式投資だよな。

 


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