G20が閉幕、市場安定へ「すべての政策」 共同声明

ということで、20カ国が集まってたった2日間で何か出来るという方が無理。
結局具体的な政策は何もなし。共同声明は意味もなし。

世界は自国の国益を最優先して動くものだから、お祭りには参加するものの、それは形式だけ。
こんな時は、あの麻生大臣のギャングファッションが目立つくらい。当人は妙にはしゃぐけれど、どうでもいい人だからな。問題なのは財務相が麻生で、甘利の後釜が石原という政府の経済運営の布陣だよ。ほとんど絶望的だよな。それに最近かなりボロが見え始めた安倍首相の経済感覚も困ったもんだ。
その意味では、日本経済の将来はあまり明るくないよ。


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あっ、黒田スッポンの存在を忘れていました。けど・・・、もうマイナス金利導入しちゃって、ほとんどレームダック状態だけどね。やるなら付利0.1%を全預金に対して撤廃するくらいでないと・・・。
メガバンクの株が今の半値くらいにならないと、銀行屋さんは本気ださないよ。
そのくらいでないと、効果のない政策でしょ。

それよりも、FRBの金融政策ににわかに焦点が移ったことが気になるよ。3月のFOMCで利上げするかどうか、これが直近の大問題になった。個人的には、俺は利上げすると見てる。また利上げすべきと思うわけだよ。そうでもしなければFRBでさえ、有事の時の政策手段はマイナス金利しか残されていないという異常事態だからな。

今、世界経済がなんとか崖っぷちで踏ん張ってるのは、やはりFRBのお陰のような気がする。もしも、FRBが一旦転換した金融政策を、一休みします、とくれば、またぞろ世界は金融緩和の通貨戦争になる。結局膨らむのは債務だけで、そんな経済は早晩崩壊するに違いないからな。今回の年明けからの株価急落ってのは、柱になるトリガーがあったわけではないし、事件も事故も紛争もなかった。これが、「これ以上の金融緩和は危険だよ」というメッセージに俺は思えて仕方ないよ。株式市場が将来を示唆してくれたものだと思うんだ。結局、僅か0.1%の利上げで世界中大騒ぎになって、株式はこれだけ暴落したんだよ。正直、この状況はまともとは思えないね。

イエレンムーンは、そのあたりのことを微妙に感じてるんだと、俺は思ってる。もし、FRBが僅かに利上げして、その影響で混乱したり潰れたり、危機的状況に陥るなら、あえてそうしたほうが健全だっていう考え方。これには俺は大いに賛同したいね。そういう真っ当な政策をできないのが今の世界であったり、G20だったりするんだろ?はっきり言ってみんなで借金(財政出動)して、景気をなんとか支えましょうや、といって全員が了解して共同声明なんて、狂ってるよ。ひとりくらい、「この辺りでシャッフルしませんか?」という首脳がいてもおかしくないんだよ。


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今、世界中の金融当局で、米国だけが孤立してるんだよな。だが、その米国の金融政策は、ある意味真っ当だよ。あとはEU離脱をもくろむイギリスも孤立してる。ポンドの影響力は薄れたから、目立たないけれど、仮にイギリスがEU離脱なら、恐らくEUROは持たない。それでイギリスも孤立する。もちろん日本も孤立してるわけで、結局のところ、経済政策や通貨政策が自由に出来る形式を維持できないと、世界は包括的な危機に見舞われるということに気がつき始めたんだと思うんだ。

というわけで、俺はイエレンムーンには、王道を行ってもらいたいと思ってる。なので、そうなれば、3月相場はかなり荒れるだろうね。もし、そう言う展開になったら、様子見もありかも。
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