日経平均は¥93高と好調だった。日銀短観を好感ということらしいが、ここまで買われる局面か!?という感じは否めない。特に、小型株に関しては、まんべんなく買われてS高も続出。だが、買ってるのは個人投資家中心だろうから、継続性にはイマイチ「?」が残る。
日本市場は弱くはなかったが、この局面はちょっと警戒すべきと思うぜ。7月相場はそんなに甘くないし、ギリシャ劇場もまだ終わっていないしな。世界の株式市場はほぼ完全に下落トレンドだ!

(上海総合)
syannhai
今日の上海は金曜の戻りを全部打ち消す大陰線の孕み線。これで当局の利下げも準備預金比率も全部1日で打ち消したわけで、テクニカルだってこの位置での孕み線は続落示唆だろうな。というか、チャートではそんなに感じられないが、今日だって5.23%安だぜ。ということは、日経平均に直すと¥1,000以上の下げというか暴落。物凄いボラだよな。連日¥1,000以上の上下ってのは、まさしく阿鼻叫喚の相場だ。ヤバイなんてもんじゃないし、これ当分立ち直れないだろうな。

(ドイツDAX)
dax
ギリシャ問題で翻弄されて完璧にトレンド転換になっちまった欧州市場。代表格のDAXは今日明日が正念場というチャートになってる。まずギリシャ警戒感が台頭してから25日線を3度回復したんだが、3度ども見事に跳ね返された。特に3度目の反落で75日線は下向きへ転換してトレンド転換を確認。この形だと、25日線を今後回復したところで戻り売りに押されまくる。5日にギリシャが国民投票をやると宣言しているが(俺はやらないと思うが)、今週はどうなろうと、反発は期待できんぞ。10,800ptあたりが下値のレジストラインになろうとしているが、こんなものは全く当てにはならんと思うし、今後はドイツ経済への影響も織り込む形へとなるんだろう?ならば、中国がかなり気になってくるはずで、またギリシャ関連の金融機関の損失やら、債券金利への影響もこれからだ。7月は相当に厳しい展開だと、俺は思うぜ!

(米国ダウ)
dau
今夜のダウは$17,600を死守できるのか?が最大の焦点。木曜の大陰線のあとの陽線コマ(孕み線)というダウ得意の反発パターンではあるものの、決して強い形じゃないし、一般的には続落パターンだ。現在ダウCFD$150と大幅反発(18:15pm)しているが、こんなものはまったく当てにならん。欧州がギリシャ問題通過に関し悪材料出尽くしのような値動きになっているので、それを投影してるだけ。仮に反発でもテクニカルなリバウンドだろうな。
それよりも気になるのは、長い持ち合いの後のデッドクロスだぜ。この半年間、25日線がここまで下向きのデッドクロスは無かったし、$17,600を守れないと75日線の傾きも下向きに変化する。俺は今夜の戻りは「綾戻し」程度に考えるべきと思うが・・・。

上海も、ドイツも、米国も、株式市場は相当に危険な、いわばポイントに差しかかってると思うんだよ。ギリシャ問題で大きな影響がでた、と言うことだが、本当にそうなのか?という疑問もある。このトレンドの変化ってのは、資本市場の何かが変わろうとしているように感じて仕方ないぜ。影響が無い、計算できる、織り込み済み、といろいろ言われたギリシャ問題も蓋を空けると相場は反応したろ!?これからギリシャ問題の影響ではなくても、いろいろな「引っかかり」が取り沙汰されるだろうしな。
7月はやはり、要警戒だな。

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