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2020年05月

とうとう日産が・・・

nis

日産が厳しい決算を出してきた。とにかく全部良くない。

売上高はまぁ言及しなくてもいいだろうけど、 一番悪いのは営業利益が赤字に転落したことだろうね。やっぱ、数字は並べとかんといけんから・・・

売上高:9,878,866(△14.6%)

営業利益:△40,469(ー)

経常利益:44,049(△91.9%)

純利益:△671,216(-) 単位:百万


というところ。まず、日産の言いわけは「事業規模適正化に向けた固定資産の減損損失など」だそうだが、この数字見て鵜呑みにすることなんか絶対にできないね。

昨年ゴーン逮捕を受けて、新たな経営陣による660万台体制を発表した。しかし現実には前年度411.3万台しか売れなかった。それって台数ベースでは660万台に対し37.7%減だよ。新型コロナが実質影響したのは2月、3月なので、それを考慮しても減り過ぎ!というか売れない原因は他にあるのは明らか!

そこを究明して今後の計画に生かさないと話にならん!24年3月期までに4年間で540万台体制にしてモデルを削減するとか、稼働率を高めて年間固定費を3000億円削減するとか・・・。


どうせまたコストカットするんだろう?下請けを苛めまくる気なのよ。

良く決算の数字を見ると、今の生産キャパでは売上高10兆円でも営業黒字にならないことを意味してる。それで黒字を無理やり出そうとすれば、完全にリストラしかない。人件費と工場ね。

さらにこの体質をもたらしているのが、言うまでもなく湯水のごとく資金を突っ込んでいる自動運転開発だよ。もう新型コロナで経済産業省の自動運転達成目標の延期は決定的だけどね。自動車ができてもインフラ整備が無理だしね。

結局ゴーンの時もそうだったけど、少なめの車種をきっちりチェンジしないと需要を喚起できないのが自動車だっていう教訓がまったく生かされてない。

たとえば4年毎にフルチェンジすると自動車の平均対応年数が7年だから、ユーザーはまだ買い替えできない。けれども他社からの乗り換えユーザーが期待できる。営業はちょっと厳しいけれど、それは仕方ない。そうやって自社のユーザーを増やすんだよ。

今の日産にはその戦闘意欲が微塵も感じられないね。


それと今の日産を完全に駄目にしてるもう片方がEVのリーフだよ。恐らくこれはまだ¥1足りとも利益は上げていないだろうし、最悪なのが既存の設備を遊ばせるばかり・・・。もともとこの車は、ゴーンが日産に開発させてルノーで横取りを画策してたわけ。それをマクロンは中国に技術供与して合弁をつくって大量に売る予定だった。それを阻止したのがトランプ政権で、ゴーン逮捕は対立中だった米国への忖度とも言われてる。

こういう因縁がついた日産をどう立て直すか?なんて至難の業だよ。ルノー、日産、三菱という負け犬軍団じゃ、カウントダウンだね。


そして最後はトドメの大幅減配でアウトだよね。

そういうことが分かっててどうして昨夜のADRでは6%高と買いこまれたんだろう?今日も日本市場では8.15%高!

俺は触らなかったけど、一体みんな何を考えてるんだろ?
 

相場はもはやバブルに突入したと言ってもいいのかもしれない。というか、従来の経験則に基づいた相場の予想が全く効かなくなってきてる。いまの日本市場の過熱感はほぼピーク、というか今日の前場の段階では完全にピークに達してる。これがもしも、急落相場を誘うことなくこのままいくようであれば、これはまさにバブルとしか言いようがなくなってくる。

で、思い出してみると、あの日本のバブル相場も初期段階から中盤戦にかけては、ある程度相場らしい値動きをしていたと思うし、上がれば利食いが出る、下がれば押し目買いが入る、というのを繰り返してたもんだ。

今の日本市場は立ち上がりと言うこともあって、これがバブル入りするのかは誰にもわからないけど、バブル相場になる素地は十分すぎるほど揃ってるよ。もしかしたらあの日本のバブルよりも可能性は絶対的に高いと思う。

この勝負、本線は厳しいくらい押してきた時に始まると俺は感じるね。



その意味では、やっぱり米中対立だと思う。今日全人代は閉幕したんだと思うけど国家安全法は採択されただろう(中国にNOはないから)。それに対して香港人権法案を持ち出す米国は、制裁を加えるとしている。

トランプは「厳しいものになる」とツイートしてるけど、俺は結構、今回だけは信じてるのよ。なぜなら、トランプが秋の大統領選挙で再選を果たすのは、民主党のバイデンが「黒人発言」でこけてる今、世論を味方につける絶好のチャンスだからね。

ここで厳しく出ると、すでに10万人もの死者を出してる米国の反中世論は一気に盛り上がり、トランプは再選に大きく前進するだろうから。トランプにとっては千載一遇のチャンスなのよ。逆に骨抜きの制裁なら敵であるバイデンが域を吹き返しかねないのよ。

なので、この嵐の中、性懲りもなく売りポジションを建てて週末勝負に挑むよ。 
 

今思うと、こういう理屈なしにどんどん上昇する相場ってのは、あの日銀砲を最初にぶっ放したとき。あのときは呆れるほど強かったよねぇ。と言うか呆れたもの。

毎日のように引け後に持ち上げられる。ちょうどこのところの相場と瓜二つだよ。特にGW明けからの2週間の強さは尋常じゃなかった。

けれども、結局のところ、何度も書いたけど5月23日の▲¥1,000に繋がったわけだよ。あのときも買い方は本当に死んだよねぇ・・・。

いま、実体経済を無視して過剰流動性相場のような演出がされている中での上昇は、言ってみれば個人投資家も、ファンドも投信も付いていかない「張りぼて相場」だと思うし。なぜ付いていかないかと言えば、あまりにも実体経済を無視してるから、投資する言いわけができないのよ。それにいつかはドスンと来る、みたいな感じを持ってるんで、新型コロナ暴落で喰らってるから、もう二度目は嫌だ、みたいな心理も働くよ。


けど、海外勢はそんなの関係なくて、とにかく業績を、中間決算の帳尻を合わせるために日米ともにやらかしてると考えたほうがよさそうだよね。

もちろん今後、状況が変化したらいつでも利食いできる水準まで、強引に持って行ってしまおうという思惑だよ。時価会計だから状況に変化がなければ売る必要もないわけだが、やはり相場に過熱感があるとそりゃ売る大口もいるからね。

日本市場が引けた後、問答無用で¥210高まで持ってゆく。ダウは寄り前から$310高。それを見てまた欧州が上昇してゆくという・・・何とも言えない相場。

まぁ、好きにすれば、みたいな感じだよ。これでこういう大資本のマネーゲームをやられたら株式投資の魅力は完全に失われちゃう。勉強するのも何するのも意味ないし。

なんかさぁ・・・新型コロナで相場が腐ってきたな。
 

言いわけはしないけど、朦朧とザラバに向かいながら、気がつくと「適当」に玉を建て始めてたと言う感じ。そりゃ今日上昇するかもとは思ってたけど、日経平均が¥529も打ちあがるとは予想外もいいところだった。

それで結局俺が食あたりと思ったのは、多少そういう気配もあったのかもしれないけれどほぼ全面的に胃が長時間痙攣を起こしたことが問題だったと分かった。先日胃カメラ(内視鏡)検査をやったばかりで、全く問題なかったんで、どうして胃痙攣が起るのかよくわからん。

それで知り合いの町医者に電話していろいろ聞いたんだが、診察しないと分からんし、診察してもわからんかもしれない、なんて言われたよ。そんなものなのか・・・と。

それで、食あたりの可能性も聞いたけど、それは大いにあると。要するにデカチチは、餃子を5ケしか食べなかったけど、俺は鉱物なだけに2日間にわたって20ケくらい食した計算。もしも、餃子のネタが古くなってて雑菌が多めに繁殖していたら・・・・。

食あたりってほら、食した雑菌の数だからねぇ・・・。


いずれにしても、胃ははち切れるほど痛いし、それも周期がなく常に痛いし・・・高熱は出るし(38.5度くらい)、吐き気はするし・・・。というわけで俺の経験からだと体内の毒素を排出するしかない、ということで指を喉に突っ込んで徹底的に吐いた!多分、一晩で都合30回位吐いて、もう流石に何も出ないとなってもまだ、そこからサントリーの天然水を500cc飲んで、胃洗浄のつもりで吐いた!

それであの地獄から2日目には株取引できたし、ブログも(かなり手を抜いたけど)書いたよ。

さて今夜のポジションね。気合だよ!なんかようやく下がり始めてきた感じがする。というか、俺の見立てじゃ今週は結構売られると思うし、それはもう書いてきたからね。もちろんザラバではそんな気配は微塵もなかったし・・・売るのはかなり勇気が必要だった。けれど、どう考えても売られるだろうと、いろいろ考えた結論なんで・・・。

▲¥260以上を希望するんだけど・・・。あまいかぁ・・・。

 

そろそろ本気で投資方法を変えないと、このままでは身が持たない気がするし、ザラバ張り付きできなくなる事情も出てきたんでどうしようかいろいろ考えている。

この5年間ずっと短期トレードで来て、4年くらいは空売り専業のような感じで短期に徹してた。その理由はあまりにも日米市場が連動性が高かったこと、(トランプツイートなど)あまりにセンチメントに左右される動きをしていたこと、そして堅調な上昇相場が突如崩れる際に巻き込まれたくなかったこと、など理由はいくらでもあった。

もちろん今回の新型コロナ暴落にも巻き込まれていないし、2018年のブラッククリスマスも何とか回避できた。

しかし、今回の暴落は世界のリアルエコノミーを変質させるほどの大きなショックだったわけで、すでに世界中の中銀から途方もない資金が放出されている状態だからね。これは新型コロナ暴落前と全く状況が異なると見るべきだ。



リーマンショックで全世界の金融が苦境たった時、世界の中銀は(今回より金額は小さいけれど)同じようにQEをやって金融システムを中銀主導で回復させたわけだよね?

でも今回は、傷ついているのはリアルエコノミーであって金融システムじゃない。となるとFRBパウエル議長が言うように「財政政策当局にかかってる」 と言うことになるよ。

ところがさ、財政政策だけでなく政治が絡むのが時の政権というわけで、ここが一番厄介な部分。 リアルエコノミーが悪い上に、米中対立が絡んでくるとなると、ますます先が読めなくなる。そのくせ、株価は資金が豊富だからボラティリティが高いまま。

そうなると、株ってどうしても投機にならざるを得ないよなぁ・・・。 

投機になれば度胸のある個人投資家の中にはひと財産築く人も出てくるだろう。けれどもそれは完全にギャンブルだからね。いまの小型株の中には物凄いチャートがいくつもある。大きな資本がやりたい放題やってる結果だろうけど。


たとえばGSが時価総額500億円程度の小型株を弄って負けると思う?大抵の人は「負けるはずがない」と思うだろうけどね。買うのはいくらでも買えるけど、利食いするのは容易なことではない。大口にとってもかなりリスクを取っての小型株相場なのよ。


ちょうど個人投資家が新型コロナの巣篭もりで証券市場になだれ込んだらしいけどね。運よく戻り相場になってるからトントンと儲かってるだろうと思う。けれども最初に儲かってしまうと、止めれないのが人間の心理だよね。

まず間違いなく多くの人が丸焦げにされるよね。


けれども俺の主戦場は225主力株だからね。いまもっとも先行きが不透明で予測できない銘柄群なのだが、この動きが最近変わってきてる。トランプ相場のようにセンチメントに左右されなくなってきてるしね。ファンダメンタルズもとにかく経済や企業業績の落ち込みが激しい過ぎてね参考にならん。

失業者も溢れて物価も上昇しない。もちろん新型コロナ収束が見えたわけじゃない。ということは従来の見方からすれば、今の株価は日米ともにバブルだと思う。

たとえば米国市場はFRBの追加金融緩和を待ち望んでると言うことだが、裏を返すとそれがなければ維持できない水準にあると告白しているようなもの。けれどもFRBが動けば株価は上昇しちゃう・・・。そういう部分って読めないんだよね。

やはり分からない相場の海で泳ぎたくないってのが本音なんだよね。そろそろ、俺自身投資法を変えなきゃならない時期にさしかかってるかな?と思ってる。

 

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