金融緩和と新型コロナの綱引き
(ペットブームが巻き起こったNY)
おはようございます^^
米国市場は、「金融緩和と新型コロナの綱引き」 ということみたいだが、昨夜は新型コロナ対策が織り込まれていたこともあって、新型コロナ急増のニュースが4時頃でたから一斉利食いを浴びて急落。結局ダウは、▲$915という相変わらずのハイボラ相場になってしまった。
あの$29,000台から真っ逆さまの$18,000台、そして戻りは$22,500と$4,000戻しを演じたわけだが、なぜかネガティブ感が拭えないんだよね。僅か3日で$4,000戻すというのは、尋常じゃないにもかかわらず、投資家はある意味委縮したままなのは、やはり今回のような疫病が蔓延して経済がボロボロになるという前例が見当たらない相場だからだろうね。要するにみんな疑心暗鬼、将来の行方が分からないんだろうね。
今回、中国武漢で発症して急拡大し、爆発的な感染者となったわけだが、2番目に危惧されたのは日本だったよね。連日クルーズ船がどうの、という報道ばかりだったが国内の感染者は僅かだった。そのうち韓国がブローしてきて次にイタリアがブロー。でも日本は何とか踏みとどまっていたし、東京五輪もやる気満々だった。
そして今では米国が公表されてる感染者数のトップになって、欧州はほぼ全滅で収まる気配がまったく感じられない。唯一ドイツはなかなか優秀だけどね。
そんな中、G20テレビ会議では今回世界中で550兆円もの対策費(財政支出)を投じると表明したけどね。どれだけこうかがあるのかは未知数なうえに、「その後の経済」を考えられる人がいないのも怖いね。金融緩和に至っては、このペースでは軽く550兆円を上回るし、FRBは沈静化するまでは無制限とアナウンスしてる。
みんなMMTを真っ向から否定してたけど、結局こうなってやってることはマンマMMTじゃんか!(苦笑)
となれば、これだけジャブジャブにして通貨の信用がいつまで担保されるんだろう?となるとやはり怖いものがある。ある意味、株価がぶっ飛んでいくようなら、この状況で全値戻すみたいなことが実際に起こった時は、もう世界経済は末期状態だね。
だから株は、今は上がらないほうがいいのよ。というかそのほうが何とか経済の健全性は保てるような、気がするんだよね。株価がぶっ飛ぶということは、通貨価値の下落を反映するということだから。
というわけで週末の米国市場は最後バタバタを売られてしまった。そして日経平均CFDは¥724高を真っ向否定の¥105高まで。¥624を溶かした格好。配当落ちを考えても¥400オーバーシュートしてる。なかなか厳しい状況だね。
というか買い方は権利落ち後の下方オーバーシュートを狙ってるだろうね(笑)