案の定・・・
トランプ大統領は「29日に交渉・・・」と発言して、株式市場を煽りまくって結局ダウはまたしてもトランプの術中にはまった。揉み合いだから、とは言え3日で$800ほど戻して揉み合い上限を突破してみせたものの、陰線。そこへこんなニュース。
米、予定通り9月1日に対中関税発動 猶予期間なく輸送中製品も対象
おいおい、米国市場ってのは米中対立の緩和期待で買われたんじゃないの?しかし、まったく何の変化もなし。スケジュール通り。
それどころか、新たにファーウェイに関する疑惑が持ち上がってて、いよいよ本格的に制裁だ、という雰囲気になってきた。とにかくファーウェイに関しては、もうなんでも出る。開発に関するものはほとんどすべて盗用だ。
これで、米国はECRA(米国輸出管理改革法)を全面的に発動させるようなことになってくると、米中対立緩和期待なんて「何言ってるの?」みたいな雰囲気になってくるよ。
しかも、トランプ大統領は来年の再選を気にして、農業を何とかしないとヤバイ、ということを気にしてるけど、G20での約束を中国が破った恨みね。そんなのを忘れるわけがないのよ。
で、日米交渉でとりあえず、米国産大豆とトウモロコシを日本が買います、ということで決着したことで一応農業問題は対策した、としたいんだろうし、そうすると思う(日本は3カ月前倒しで買うだけだけど 笑)。
そりゃね、ここまできたら、中国問題は最後まできっちりとやらないと、逆にトランプは再選が難しくなるよ。これで、人民元がどんどん安くなってくると、米国の関税はボロボロになる。今度はその対策をやるのよ。
けど、中国経済がボロボロになればなるほど、人民元安になるのは当たり前で、トランプ政権の政策はかなりの無理筋ってことだからね。それをどうするか?が今後の焦点になるだろうね。
まぁ、株式市場は懲りないからな。来週が楽しみだけどね。