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2017年12月

今年も俺の素人ブログにお付き合いいただきましてありがとうございました。

ほとんど無一文で株の世界に復帰してから来年2月でまる3年が過ぎることになります。カネやら財産やら、すべてを失くしてホームレス寸前の境遇で、結局のところ自分を救ったのは、過去に蓄積してきた知識であったり、師匠との出会いであったり。いま、自分に残ってるものをかき集めるようにして過去に幾度となく失敗を重ねてきた「修羅の道」に再度飛び込んだわけで、今思えば、これほどのギャンブルもなかったなと。ただ、よく株式投資は博打と言いますが、とんでもない!会社経営に比べれば、リスクなんか無いに等しいですからね。負ければ無一文というけれど、それで済めば人生恩の字ですから。

100万のカネで株は買う気になるけれど、1000万借金して(出来ないけど)ラーメン店を開業する勇気は、俺にはない。株は上か下かの1/2の確率に収れんするけれど、ラーメン店で生き残る確率はもっと低いに違いないしね。どんな経営であれ、事業は称賛されるけど、株やってます、じゃギャンブラーのように見られるのは納得できんよね。まぁ、そんな反骨精神も多少はあったかもしれませんけど。

それと、プレーヤーにならない評論家よりも、アナリストよりも、個人投資家のブログは役に立つというのも持論で、いまでもいろいろな方のブログ眺めてます。現場を知らない経営者に本当の経営はできないし、それは今年あった日本企業の不祥事を見てれば瞭然だろうしね。
ブログを有償化しませんか?という誘いもあったり、有料メルマガやりませんか?というのもあったりしましたが、とんでもない!そんなことをしたら、本音が書けなくなってしまいます。それに、俺のたわごとなど、有料に値しないのは自分が一番よく知ってます。モチベーションの問題もあるけれど、多少の広告料に多少の義務感を感じるので、その辺がちょうどいいと思ってます(読み辛いのはご容赦ください)。

来年も、現役でいる限り頑張ってブログは更新してゆきますので、気が向いたらご協力いただければモチベーションの維持になります。
株式投資ブログ、数多あるなかで、当ブログをお読みいただきありがとうございました。改めて御礼申し上げます。 

いま、そこにある危機 2017.12.31 需給悪化  

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大晦日に今年最後の「いま、そこ」を書くのはちょっとためらいもあったけれども、(リスクがある以上)敢えて書いておこうと思った次第。
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確かに今年の米国株式市場の上昇は、バブルだった。少なくとも投資家の心理面ではバブル相場だったと思うぜ。だが投資家は所謂「売りたい強気」的心理に傾きつつあったと思う。特に米国の税制改革法案が成立して以降の相場はそんな感じに見えた。なので昨日の「日本株を読め!」でも書いたけれど、米国ダウのチャートは、この上昇相場ではほとんど初めての壁にぶち当たったような揉み合い形状になったわけだよ(所謂$24,850での頭打ち)。

さて、29日の米国市場・・・。節税売りが出て・・・?という解説がなされているけれど、俺はちょっと違う解釈をしてるね。
米国市場
 

さてこれが、29日の米国市場だが、ダウ、NASDAQ、S&P500ともに、ザラバから弱く推移して、大引けにかけてドサッと売られる展開になった。この売りを、「個人投資家の節税対策の売り」と解釈できるかどうか・・・が問題で、売るからには年始相場への不安が前提に有るはず。もちろん、最後の最後で大口ファンドが売るはずもないし、12月は税制改革法案が成立したわけだから益出しさえも満足にしていないはず・・・。当然、2018年に売れば(益出しすれば)減税なのだから。

その流れ(投資行動)を余りに無視し過ぎていることが、現時点では大きなリスクとなっている気がする。そして、それを裏打ちするように、米国債10年物とSOX指数が下落で終わっている。
米国SOX
  SOX指数については現時点では絶好調の半導体需要で、IOT等将来の需要も良好と見られているにも関わらず、すでにピークアウトしたようなそんな動きが12月には目立った。その影響でハイテク(半導体関連)の株式は大幅な調整を余儀なくされたわけだが、そもそも実需と言うよりも米国税制改革の影響が非常に大きいと。最終的に議会を通過しトランプ大統領がサインした法案は、多国籍企業の海外プール資産に対し、強制的に課税(現金15.5%、不動産等8%)されるというもので、その影響を考慮した結果だと言えるのではないか?

同様に米国債10年物金利も、法案成立直後は一時的に2.500%に迫る上昇を見せたものの、徐々に法案の分析が進むにつれて経済に対する効果が剥落して27~29日に3%近い下落を記録してしまった。株式市場よりもはるかに大きな債券市場でのこの動きは、今回ばかりは無視できないと思う。膨大な資金はリスクオフに向かいつつある、との解釈だ。

早くもゴールドマンサックスは、2018年度の業績に対し数千億円の減益になる可能性を発表した。また、多国籍企業であるFANGも影響は避けられないだろう。となれば、この年末の株式市場の下落は、単純に節税売りと解釈して済むものではないことは明白だろうと思う。
米国新税制に対する期待の剥落と一時的ではあるものの多国籍企業の大幅な減益を嫌気した売り、と解釈するのが妥当と見る。まして米国株はここまで割高に買いこまれてきているわけで、割高是正を期待した投資家の期待は、はかなく終わってしまった。つまり、間もなく始まる米国企業の決算と2018年度の業績見通しを警戒する地合いになるのではないか?

米国企業は今回の税制改革をそれほど楽観視していないと思う。同様に経済(GDP)の押し上げ効果もトランプの大風呂敷(2%引き揚げ)は、0.5%程度にとどまるという観測が主流になっている。つまり、米国の消費者物価の上昇は極めて困難な状況であり、2018年を楽観できる内容ではないし、現在の株高を説明できるものでもないという、「材料出尽くし」が、新年相場で始まる可能性が高いと思う。

加えて仮想通貨に対する過熱感も一気に冷める可能性がある。完全にバブル相場と化している仮想通貨は、すでにチャートも崩れつつあり、これが個人投資家の心理を圧迫する可能性も無視できない。まずもって、ここまで条件が揃ってなお「株価が堅調に推移する」ようなことになれば、それこそが異次元であるということ?(俺は有り得ないと思うが・・・)

米国年始相場で、そうした地合いが鮮明になるのではないか。仮にここまでの上昇相場を否定する動きになれば、一気に巻き戻しが来る可能性もある。2018年の日米欧の株式市場は「悪夢からのスタート」になる?(可能性の問題だが・・・)
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晦日の今日、何か特別、と言うこともないけどな、グタグタ書いてます(苦笑)

最近は年末年始に特別な気分になれないのよ。なんとなく過ぎる。。。そんな感じが強い。ガキの頃はワクワクしたけどなぁ。いろいろ長く大人やってるとストレスが溜まるから、何かパッと騒ぎたくなる心理が昔からあるみたいで、そういうのが盆や正月、祭りとかを生みだしたんかな。そうやってストレスを解消して次に進む、みたいな心理な。

それでも日銭を稼ぐためには、デイトレのような短期投資に徹する必要があったからな。それで何とか3年間近く凌いできたけれど、とにかく疲れることこの上ないわけよ。日がなパソコンの画面に向かって過ごすというのも堪らんし。なんとなく、自分は何をやってるのか?みたいな心境になってきて・・・。精神状態を維持するのが結構大変なわけよ。で、(精神的に)疲れ果ててるところで、老人の見回りに飛び出したりな、介護の打ち合わせしたり。そんな生活してると肉体的には衰える一方で、運動不足で体力が維持できない。俺は俺で結構、耐えてる部分があるのよ。

そうすると、改めて行事に、という気力があまりないというか、ゆっくりとダラダラと過ごしたい、みたいな感じになるわけよ。何も正月のためにあれこれ、特別なことはしたくない。相場を張ってれば年末年始など、単なる週末と変わらんしな。東証なんか(大納会ー大発会)なんてご大層な呼称つけてるけど、何の意味もなし。あれ、博打を打ってる意識があるんで、縁起も担ぐし節目も欲しくなるっていう心理からきてるのかもな。


なので、パソコンに向かってこうしてブログ書きながら、自分の考えを徐々にまとめて行く作業は、ある意味ではストレス解消になってると思うわけ。それでさ、いろいろな記事を目にするけど、ある雑誌の特集で億を築いた個人投資家の手法、みたいな(いつものパターンだけど)記事の見出しが目に入った。みんな立派なんだよな。流石に、大きな資産を作るような投資家は、一家言持ってるんだろうけど・・・俺には何もなし。なんだかさ、アメーバのように相場に漂うだけ。いい歳こいたオヤジが情けないねぇ・・・。

特に今年はラッキーにも大台を超えたんで、プレッシャーも相当に厳しくなったよ。けれども、これでもまだまだ、失った資産というか到底及ばないわけで、人生「行って来い」ならば、失った分くらいは回収できたらいいとは思ってるんで、そこまでは頑張ろうと決めたよ。そうしたらいままで自分がみたことのない処へ行ってみたいし、静かに人生を終えられるかもな。

結局のところ、俺の人生は「揉み合い」だったんだよなぁ。天国と地獄のレンジ相場。とうとう上昇トレンドにはならんかったよ(苦笑)
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日本株を読め!【2017.12.30】2018年相場が始まる

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前週日経平均予想 ¥23,100 12月29日(金)引け値 ¥22,764

とうとう12月には日経平均は¥23,000に触れることさえできなかった。上値を抑えたのは直接的には日経平均¥23,000何処ろの先物の売りということになるんだが、現実には国内機関投資家の利食い観測にあると思うぜ。GW前の4月、そして年末年始前の12月と、節目を迎えるごとに利食い売りをしてくるのが国内機関の特徴とも言える。だが、決算月の3月は下落しても耐えるというのもあるんだが・・・。

予想ではいくらなんでも¥23,000はブレイクすると思っていたわけだが・・・そこまでの根性すらなかったことに、個人的には大いに失望ってところ。毎年恒例となりつつある年末年始の下落を考慮すると、日経平均は¥23,000を取るのは恐らく1月末辺りになる。所謂「節分天井」という奴になるんじゃないかな?
今回は年末年始跨ぎで立会日は少ないわけだが・・・日米ともに弱い兆候を感じさせる年末最終日となった。

(米国ダウ日足チャート)
米国ダウ
昨夜「物事には限度・限界がある」と書いて、そろそろ米国市場も・・・と思っていた。運用者が参加していない年度末相場なので、個人のマインドを計るうえでも重要だと思っていたわけだが、案の定、終始弱含みで展開した後、大引け前に売り物がでて▲$118で終了した米国ダウ。先進国では唯一英国を除いて、日米欧三地域ともに売られて終了したと言うことになる。
米国の場合、やはり市場全体としては「材料出尽くし感」が強いと言うことが証明されて、年始相場は恐らく値を下げるだろうし、その展開は恐らく1月の第二週(12日)くらいまでは続くのではないか?その後に、インフラ整備法案に関して期待感が出てくるとか、税制新法に関する材料も出てくるとかして、調整一巡という感じかも知れんね。

ただし、年内に非常に嫌な兆候は出てきている。それは米国長期金利の下落で、10年物国債金利は昨夜▲1.11%の2.405%となったこと。これは決して無視できない決定的な要因になってくる気がするよ。税制改革施行、インフラ整備法案などがあるにも関わらず、米国債長期金利が低下すると言うまたしても迷宮に突入した感じ。これが株式市場に波及する展開になれば、一気に需給が悪化して・・・。米国金利がフラット化すればするほどに株式市場から資金は逃げてゆく、と覚悟すべき。

なので、米国の年末の「引け味はほぼ最悪」と言ってもいいと思う。さらには日足チャートで見ても、いままでの上昇局面でこうした頭打ち感は初めてといってもいい形。$25,000を目前にして¥24,850が取れない。今回のこの形には相当に意味があるような気がするね。

(日経平均日足チャート)
日経平均

さて日経平均の場合は¥23,000にどうしても届かなかった。約2ヵ月近い三角持ち合いの末に、下値を切り上げているフラッグは上放れする、というチャートの格言もいよいよ怪しくなったと言わざるを得なくなったね。恐らく米国ダウは年始2日にGDするだろう。となるとアイランドリバーサルになってしまうはずで、そうなったら日本市場も流石に上値は追い辛い。2日、3日と先行する米国市場次第だとは思うが、この局面はやはり1月第二週までは弱い展開を予想せざるを得ないと思っている。

このまま米国長期金利が低下して、2.400%を割り込むようなことになると、メガバンクは当然売られる。また、現時点では為替は金利に連動していないように見えるが、長期金利の低下は為替に影響するわけで、そうなると年明けには輸出株も弱含みの展開になるだろうね。日経平均は年明け25日線下で寄りつく可能性が高いことも、非常に嫌らしい。

株価上昇の局面では、ネガティブ材料を探す。そして株価が弱くなると今度はポジティブ材料を探す。これまでの株価上昇はいくらネガティブ材料を探しても、それを無視するかのような動きだったわけで、調整局面になれば正反対のことが起きると考えるのは自然だよ。

たとえばある銘柄を「買い」で持ったとき、上昇してほしいわけだから懸命にポジティブな材料を探して自分を納得させようとする。けれども意に反して株価が下落し始めると、失望感が大きくなって一気に投げてしまう・・・。毎度おなじみの、俺の小型株での投資行動だけど(ヘボそのまま!苦笑)。
けれども大なり小なりそういう感覚ってあるんじゃないかな?(俺だけだと寂し過ぎる!)

今の相場は企業や経済のファンダメンタルズよりも、テクニカルよりも、こうなってくると需給だけ!という感じを持ってるんで・・・。年始1月5日(金)の日経平均引け値は・・・
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日経平均:¥22,400(1月5日引け値)
ドル円¥112.00

を予想します。
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