おはようございます＾＾

いろいろ調べたけれど、中東でなぜ紛争が収まらないか？と言えば、あの地域には次から次へと悪い奴が出てくるから、と言うのが結論。

そもそも、イランがイスラム革命によって国体が変貌し、国是に「イスラエル殲滅」と言うのを掲げたことが、今日の混乱を招いているのは明白。イランはハマスやヒズボラといったテロ組織を支援し、常にイスラエルにちょっかいを出させているし、とにかく聖地エルサレムを奪還するという大義を掲げているから・・・。

一方のイスラエルにしてもエルサレムは聖地だから、安易に手放すわけにはいかない。エルサレムはパレスチナ自治区の中にあるけれど、かつてのベルリンのようにユダヤ教とイスラム教で分け合っている格好。


けれども、イスラエルの成り立ちとかパレスチナ人が追われた経緯とか、いろいろあるにしても、そうした宗教上の対立や国家間の紛争を理由にして、本当に悪い奴が出てくるんだよ。

今でいえばイスラエルのネタニアフ首相とかスモトリッチ財務大臣とかの極右が、とにかくパレスチナ自治区で入植と称した占領政策を止めなかったことが火種。昨年アブラハム合意でUAEと和平合意を締結し、その中にパレスチナ入植を中止するという内容が含まれていたにもかかわらず、ネタニアフが首相に就任するとこれを無視。
連日にパレスチナで入植と称した虐殺・略奪行為を繰り返すようになって、恐らく半ば意図的にイスラム勢力を挑発したのは間違いない。

そして最終的にはイランを引きずり出すということを意図しているのかもしれない。

ネタニアフ首相は昨年12月の就任当初からイラン攻撃を公言して、中東諸国、とりわけサウジに対して協力を要請していた。イランの核施設を叩くにはサウジ上空を通過しないといけないからだが、そのサウジはイランと国交回復をしてしまった。

イランはこれを機にハマスとヒズボラに大量に武器弾薬を供給して、イスラエルを叩こうと画策する。もう、イスラエルがイランの核施設を直接攻撃できなくなったということだよね。イランにしてみればチャンス到来だ。


イスラエルもそうしたハマスの動きは当然分かってた。モサドは世界一の諜報機関と言われてて、気付かないなどと言うことは有り得ない。なので知っていて、ハマスの攻撃させたと見るのが、案外正解かもしれない。

そうすればイスラエル国内の反ネタニアフを抑え込めるし、そういうのは独裁国家の常套手段だから。そして腰の重かった米国を引きずり出すことにも成功した。恐らくイスラエルはハマスを徹底的に叩くと思う。もしかしたらガザ地区を占領するかもしれない。

でも問題はこの紛争に関し誰も仲裁出来ないんじゃないかということ。そしてこういう事態になると、中東はまた泥沼に嵌るかもしれない。

ハマスはテロ組織で今回のイスラエルへの攻撃は容認できないし、さりとてネタニアフのイスラエルもパレスチナ人を迫害し続けていることは間違いないし。こうなって米国がイスラエルに全面支援するのは間違いないし、そんなことになったら、ますますおかしなことになるかもしれない。

ウクライナ、イスラエル、台湾、北朝鮮・・・こんなことをしてたら、世界中戦争だらけになっちゃうよ。