おはようございます^^
8306三菱UFJ寄り抜け
4676 フジメディア ¥1279 ¥1278当然売り
2702 マックHDも寄りで少し売り勝負
9984 ソフトバンク ¥5376 800株売り
・・・
2702 マックHD 買ってみる ¥3,290 ¥3,300 分からんけど・・・
ヤラレタ!
9984 ソフトバンク 売られ始めた。
3853 インフォテリア ¥810 1000株 ¥815 1000株 ¥823 1000株
まったくなぁ・・・買い上がってどうするんだよ(苦笑)
・・・
2702マックHD 性懲りもなく買ってみる  

結局、株価が将来どうなる、といういうのはロングの株式投資を、それも年単位での勝負を賭けるときにはある程度意味がある。けれども、個人投資家のような短期で値幅を狙おうという投資の場合には、日経平均がどうなる、みたいな予想は的中率は5割だと。もちろん、トレンドというのがあって、傾向はでるけれど、それとて明日はどうなる?と言われても当たるもんじゃないって師匠は言ってたような気がする。

気がする、というのはとうとう最後まで明確な答えはもらえなかったんだよな。
「相場は上がったり下がったり」
っていうのが師匠の口から頻繁に出てた。確かにその通りだと思ったよ。今回の任天堂の相場だって、「このままずっと¥50,000くらいまで行くんじゃないか?」なんて思いながら買ってた投資家が多いと思うんだよ。けれども、結果としてそんなことはなかった。

「大事なのは、株価が上下に動くときの変わり目を板から感じとること」

師匠はそう言ってた。
「大きな日経平均の上下動もそうだけど、デイトレするときのザラバの板も同じだと。どちらも潮目の変化があって、それが感じとれるようになったら、そんなに負けなくなるよ」
「そんなの、わかるの?」
「なんとなくな。20年も板みてりゃ、わかるようにもなる」
「コツとかあるわけ?」
「潮目が変わるんだ」
「潮目?」
「そう、満ち潮と引き潮の境目」
「そんなもん・・・・」
「だから板みてろっていってるだろう?」
「みてたら分かる?」
「どうかな」

どうかな、言われてもな。けれど、そう言われてしまうと、真剣に見てると何となくわかるような気になってくる。そして後の三ヶ月くらいは、ずっとそんなことに大の大人が二人して、画面にかぶりつきだったんだ。
小さな17インチの師匠の家のパソコン画面。力が入ってくると、師匠の顔にくっつきそうで(苦笑)俺もタバコ吸うし、師匠は俺の3倍吸うし・・・。部屋中がとんでもないことになったね。
そのたびに師匠の奥さんに叱られた。
「窓あけて!」
ごもっともでございます(苦笑)
それである日、師匠の家にパソコンを持参したんだよ。19インチの2画面のやつ。師匠は・・・
「こんなの持ってきちゃって、会社思い出すじゃないか!」
「いけませんか?」
「まぁ、いいよ」
まんざらでもなさそうだった。

二人で、ザラバの潮目の当てっこをするわけ。
師匠は8割以上当たる。俺は最初のうちは3割とか・・・・。
師匠は現場にいて注文の出方を知ってるんだよ。だから変化が分かる。けど、俺なんか何もしらないわけだから・・・。
そのうち、師匠が注文を解説してくれるようになった。
「あっ、いまのは外資」
「いまのは委託」
「どうしてわかるの?」
「外資はタイミング良く成り買いを始めるんだよ。委託は2テンポ遅れてロット買いする」
「そんなのわからんね、俺には」
「分かるようになるよ」

「買いで同値に何度も小さく注文いれるのは、怪しいよ」
「売りは強引な買いが入った後の2分後から」
「それって空売りのこと?」
「そう。売って返せば、短期筋なら逃げるから。その逃げで下がるだろ?」
「なるほど・・・」

もうどれもこれも珠玉の会話だろ?そいうのを、大の大人が延々とやってるわけだから、傍目では異様な光景だったかもな。
それで三ヶ月後には俺も6割くらいは当たるようになったんだ。

今の板を師匠に見せたらなんて言うかな?今の板はビンビンにアルゴだろう?それで指し値の7割くらいは実質的な見せ板だからな。けれどザラバの買い転換、売り転換もある意味では潮目があると思うんだよ。もちろん、今は師匠の教えは通用しない部分も多いと思うけど、不特定多数の参加者が多い任天堂とかマックでは、凄く分かりやすかった。通用する部分もまだまだあるかな?と実感したんだよ。

今月の俺の取引を師匠に見せたかったよ。
 

師匠の思い出 3  予想

師匠の家に通い始めて一ヶ月くらいして俺は師匠にしつこく質問してたんだよ。
「日経平均上がりますか?」
「この後、半年くらい日本株は上昇?それとも下落?」
「来週の日経平均はどうなの?」
「この銘柄、上?それとも下?」
こんな質問を日に何度も師匠に投げかけるんだが、師匠はいつも曖昧だったんだ。
最初のうちはニヤリと笑って「どうだろう?」とか、
「君はどう思うの?」とかイナされる。
気がつくと、俺がペラペラしゃべってたりな。師匠は聞き手にまわってるんだよ。
「そう思うなら、それでいいよ」って感じだった。
PC_haizara
(師匠はヘビースモーカーだったよ)

だが、俺が毎回のようにそんな質問ばかりするもんだから、あまりいい顔をしなくなってな。
「板を真面目にみてないと」
なんて注意されちゃう。
でも、ロングのポジ持ってて、板を見てたって面白くないだろ?興味は儲かるか、損するかだけだもんな。そして儲かってきたらいつ売り食いするか。逆に含み損になったら、どうするのか、とそういうことしか頭になかったわけだよ。
「あのさ、板見てるだけじゃなくて、もっそ相場の見方、上がるか下がるか、どうやって見るのか、教えてよ」って言った時、ちょっと怖い顔して睨まれちゃってな。ちょっと険悪なムードになった。

「あのね、そんなこと、分かるはずないだろ!」
って強い口調で言われたんだよ。
「分からないっていってもプロじゃないですか」
「相場の行方が分かったら、俺はいま、こんなことしてないよ」
「でも、それが分からなくてよく証券会社が務まりますね」
「バーカ!証券だって仕手屋だって、分かる奴なんかいないんだよ」
「そんなもん?」
「あーーー、そんなもんだよ」

正直、俺は唖然としたよ。それまでは、株式市場ってのはカネの唸った本尊がいて、そいつらが動かしてるもんだと思ってたわけ。よくキナ臭い投資顧問みたいのが、「仕手筋から情報はいりました」とか言ってな宣伝してたりするし。それから外資とかもそう言った類で、相場を動かすんだ、なんて思ってたし。だから、そういう理屈からすれば、少なくとも相場はある程度意図的に動くものってことになる。N村に30年以上も務めた師匠なら、そのくらいの情報入手先があると思ってたわけ。
ところが、「分からない」と言うわけよ。
このおっさん、何出し惜しみしてんだよ!くらいに思ったわけだ。

だがこの後も師匠のところでいろいろ教えてもらって3カ月くらいすると、何となくその意味が、「相場はわからない」と師匠が言ったことが理解出来るようになってきた。なぜなら、会話の中に出てくる師匠の予想は結構外れるんだよ。木曜、金曜と週に2日通ってたんだが、木曜の後場はザラバを見ながら、結構明日は上かな、なんて言ったりするわけだよ。そう言うの、半分くらいしか当たらないんだよな。けれども、実際の運用成績は小さな資金だったけど、1.6倍くらいになったんだよ。

それでさ、俺も「予想・・・ほんとに出来てないんじゃ?」と思うようになってきた。N村30年と言ったって、その程度?みたいな感じ。けど、上手い具合に獲れてるんだよ。なんか、ちょっとおかしいなって気になってきたんだ。
(予想 2に続く)

 

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